こんばんは。ストロングおじさん(@strong_ojisan)です。
今回は、2019年2月26日(火)に期間限定で発売された『サッポロ マグナム』を飲んで真剣レビューしていきます
超ストロングチューハイの歴史
『サッポロ マグナム』について目を引く特徴は、何と言ってもその中央に大きく描かれている「アルコール12%」の文字でしょう。一般的なストロングチューハイはアルコール度数8~9%が主流ですから、これに比べるとかなり高い度数で、超ストロングチューハイと言っても過言ではありません。
しかし、実は度数12%の缶チューハイは過去に何度か発売されており、この製品が初めてではありません。
ここで少し、超ストロングチューハイの歴史を振り返ってみましょう。
大手メーカーから最初に度数12%として発売されたのは、2010年のサントリーの『-196℃ ストロングゼロ<スーパーショット>』(表中①)です。さすがストロングゼロ。現在、ストロングチューハイのトップシェアですが、超ストロングチューハイについても先駆けでした。
これに続いて、2014年にはサンガリアから『スーパーストロングチューハイ』(表中②)が発売されました。
しかしながら、これらの製品はほどなくして販売終了。しばらくの間、超ストロングチューハイは市場から姿を消していたのでした。
昨年から、再び動きだした超ストロングチューハイ
ところが、昨今ストロングブームが高まってきたことを受け、2018年7月に久しぶりに超ストロングチューハイがリリースされました。それがサンガリアの『スーパーストロング12』(表中③)で、昨年はネット界隈でもかなりの話題にもなりました。
このように、昨年から再び動き出した超ストロングチューハイというジャンル。そして、2019年に満を持して登場したのが、今回紹介する『サッポロ マグナム』です。
技術力には定評があるサッポロビールが、度数12%の超ストロングチューハイをどのように料理するのでしょうか?
商品概要
商品名 | サッポロ マグナム |
---|---|
容量 | 350ml |
容器 | 缶 |
希望小売価格 | 160円(税抜き) |
アルコール度数 | 12% |
さて、こちらが『サッポロ マグナム』。
レモン・グレープフルーツの同時発売で、どちらも青をベースにした力強い印象のパッケージです。今回は、レモンのほうを飲んでみたいと思います!
成分情報を見ますと、水あめ、ローストシロップと、あまり缶チューハイでは見慣れない成分を使用していますが、どのように甘さが表現されているのでしょうか?また、レモンフレーバーでありながら、無果汁という点も気になります。
なお、高アルコールだけあり、カロリーは一般的なストロングチューハイより高めの100ml当たり80kcal。カロリーを気にされる方は、ご注意ください。
さぁ、それでは実際に飲んでみましょう!
『サッポロ マグナム レモン』を飲んでみた
グラスに注いだ感じは、ほぼ透明ですが、味はどんな感じでしょうか?
ドキドキしながら口に運ぶと、なるほど、さすがは度数12%。しっかりとしたアルコール感と飲みごたえがあります。
飲んだ後、おなかの中に熱いものを感じるほどです。
一方で、苦味のあるキリッとしたレモンの風味を感じ、この香りのおかげでアルコール臭さのようなものはあまり感じません。果汁のジューシーさとは違うのですが、レモンのような香りは確かにして、これはこれでキレがあって良いかと思います。
また、強炭酸を謳うだけあり、確かにピリピリとした炭酸感があります。このハードな炭酸感は、苦味のある香りととても相性が良いです。
甘さはそれなりにはあります。人によっては、結構甘いと感じるかもしれませんが、個人的にはアルコールのクセを和らげる程度のちょうどよい甘さだと思います。
人工甘味料系ではなく、色々な成分を組み合わせた自然な甘さという点も、グッドです。
ストロングチューハイ研究家としては、缶のまま飲むことを推奨!
『サッポロ マグナム レモン』を飲んでみて感じたのは、この製品の魅力は「しっかりとしたアルコール感と強炭酸」ということです。のどに焼き付くほどのハードなアルコール感と炭酸をストレートに味わうためには、缶のまま飲むことをおススメします。
かつ、温度が上がると香りのキレが損なわれるので、キンキンに冷やして飲んだほうが良いでしょう。
ベースがしっかりしているので、氷を入れてもそこまで風味は薄くはなりませんが、やはり缶のままがこの製品の個性を一番感じられますね。
ストロングチューハイ研究家として、信念をもってこの飲み方を推奨します。
まとめ
アルコール感ももちろんすごいですが、一方で炭酸の強さ、香り、甘さ等々、なかなか良バランスに仕上がっている製品だと思います。度数12%という扱いにくい製品を、ここまでバランスよく仕上げるなんて、さすがはサッポロビールの技術力。
これに続く、更なる超ストロングチューハイは現れるのかどうか?今後の展開に期待大です!