「JINRO」のことを知らない、という方はほぼいないと思いますが、「JINRO」についてあまり知らない、という方は意外と多いのではないでしょうか。
実は「JINRO」は、水割りやロックで飲むのは勿論、カクテルベースとしても幅広く活躍するって知ってましたか?
本日は、知ってるようで知らない「JINRO」をピックアップ。
「JINRO」シリーズや「JINROカクテルレシピ」など、美味しい飲み方を紹介します!
そもそも「JINRO」とは?
「JINRO」とは、韓国の代表的な焼酎。大衆酒として、韓国中で手頃な価格で販売されており、愛されています。
生産が始まったのは1924年。眞露醸造商会が設立した際に生産がスタートしました。生産がスタートすると、徐々に売れ行きが増し1970年に韓国国内で焼酎のNo.1ブランドにまで上り詰めました。
日本で発売され始めたのは1979年。この頃はちょうど日本で焼酎ブームが起きていた頃。日本での販売が拡大した後、1988年に眞露ジャパンが設立されます。
その後、2005年にハイトビールとの合併が行われ「HITEJINRO」という企業名に変更されました。
JINROとチャミスルは一緒?
会社名にも会ったように、JINROの表記は「眞露」。これは、ハングルでは「チャミスル」と読みます。
そう、実は韓国ドラマ等でよく飲まれているチャミスルは、実はジンロのことだったのです。しかしながら、日本のジンロと韓国のチャミスルは味わいが違います。
現在我々が親しんでいる「JINRO」は、日本人向けにアルコール度数が押さえられており、本場のものより飲みやすい仕上がりになっています。
一方のチャミスルは、韓国料理特有の辛味の強い味わいとのペアリングに合わせるために、日本のジンロよりも少々甘みのある仕上がりになっています。
ジンロの製造方法
焼酎には甲類・乙類という種類があり、「JINRO」は甲類焼酎に分類されます。
乙類焼酎の蒸留回数は1回なのに比べて、甲類焼酎は連続式蒸留機を使い複数回蒸留を行うことにより、不純物のほとんどない高純度のアルコールを精製し、水で度数を薄められてつくられる焼酎です。
原料には米・麦などの穀物を使用し、スーパーアロスパス式という蒸留法を駆使することにより、前述したような飲みやすい、クセのないスッキリとピュアな味わいに仕上げています。
このクセのなさこそが、様々な飲み方やカクテルベースとして楽しめる秘密です。
「JINRO」を使ったオススメ飲み方10選
「JINRO」についての予備知識を勉強したところで、早速美味しい割り方・カクテルレシピをご紹介します!
大きく2つのジャンルにわけて紹介するので、お好みの飲み方を見つけてみてくださいね!
今回はスタンダードなJINRO 25度を使います。
基本的な割合はJINRO:割ものは4:6か3:7が基本ですが、正解はないのでお好みの濃さを探してみてくださいね。
美味しく作るコツはグラスと材料をよく冷やすこと。
常温の材料が入ると氷が溶けて水っぽくなってしまうので気をつけて!
「JINRO」×〇〇 割るだけ簡単レシピ
JINROと身近なもので作る簡単レシピを紹介します!
作り方も氷入りのグラスに注いで混ぜるだけなので家飲みでも活躍すること間違いなし!
⒈JINRO×緑茶
材料
・JINRO 45ml
・緑茶 適量
作り方
これぞ王道レシピ!いわゆる緑茶割りです!
説明不要の大定番。
作り方はJINROをお好みの量、緑茶をお好みの量。
この二つを氷の入ったグラスに入れて混ぜるだけ。
濃さを自由に調節してお楽しみください!
また、寒い時期にはホットのお茶をJINROが入った耐熱グラスやマグカップに注げば体の中からあったまるホットお茶割りとしても楽しめます。
緑茶をジャスミン茶に変えればジャスミンハイ、烏龍茶に変えればウーロンハイとして楽しめます。
⒉JINRO×ソーダ
材料
・JINRO 45ml
・ソーダ 適量
作り方
こちらはいわゆる「チューハイ」ですね。
作り方は緑茶ハイと全く一緒、緑茶をソーダに変えるだけ!
お好みでレモンを絞ればレモンサワー、梅干しを入れれば梅サワーとお好みでカスタマイズできます。
甘みはないので、甘みが欲しい方はお好みでガムシロップを入れると飲みやすくなりますよ!
⒊JINRO×コーラ
材料
・JINRO 45ml
・コーラ 適量
作り方
居酒屋ではコークハイ、コーラ割りと言われている間違いない組み合わせです。
お好みでレモンやライムを入れると普段の家飲みが一段華やかに。
美味しく作るコツは、混ぜるときはコーラは静かに注ぐことと、
回数は少なめに静かに混ぜること。
炭酸が抜けないようにすることで、とても美味しいコーラ割りを作ることができます。
ジンジャーエールなど、他の炭酸飲料で割っても美味しいので、
ぜひこの作り方で作ってみてくださいね。
⒋JINRO×紅茶
材料
・JINRO 45ml
・紅茶 適量
作り方
上の3つの割り方に比べて、さらに飲みやすいのが紅茶割り。
何より微糖の紅茶で割ると、甘くスッキリしているので永遠飲めてしまいそうなほど!
お酒が苦手な人でも楽しめますので、宅飲みレパートリーの1つに加えてみては?
⒌JINRO×アップルティー
材料
・JINRO 45ml
・アップルティー 適量
作り方
紅茶割りを更に飲みやすくした割り方が、アップルティー割!
りんごの風味が強いので、アルコールはほとんど感じません。
しかも、コンビニなどで揃う材料なので手軽に作れるので家飲みで大活躍することは間違いないでしょう。
アップルティー以外にも、マスカットティーやレモンティーでも美味しく作ることができます。
カクテルベースを「JINRO」に!おしゃれカクテルに大変身!
ここから紹介するのは、クセがなく飲みやすい「JINRO」だからこそ可能なカクテルを紹介します。
ジントニックやスクリュードライバーなどのスタンダードカクテルのベースを「JINRO」に変えて、普段の飲み方と違う「JINRO」を楽しんでくださいね。
また、使うグラスや氷の量によって分量は変わるので下記の分量は目安です。
自分のお好みの濃さをみつけてみてくださいね。
簡単なものから難易度の高いレシピもチョイスしたので、腕に自身のある方は是非挑戦してみてください!
⒈JINRO&トニック
材料
・JINRO 30~45ml
・トニックウォーター 90~120ml
・ライム 1/8個(ライムカット1片)
・アンゴスチュラ・ビターズ 一滴
作り方
JINROと絞ったライム、アンゴスチュラ・ビターズを加えたらバースプーン(マドラーで代用可能)一旦材料を混ぜ、
その後にトニックウォーターを氷の隙間から炭酸が抜けないように静かに注ぎます。
バースプーンを静かにグラスの底まで入れて1回下から上に静かに混ぜます。
最後にライムの皮をピールすると飲むときにふわっとライムが香って上品なカクテルに。
ジントニックのベースであるジンというお酒をJINROに変えて作ったカクテルです。
焼酎を原料に作るジンもあるくらいなので愛称はぴったり!
アンゴスチュラ・ビターズがなくても美味しく作れますが、
一滴入れると苦味がトニックウォーターの甘みを引き立ててくれるので試してみる価値はありです。
作り方のコツは、各材料をしっかり冷やすこと。
グラスに氷を入れたら20回ほど氷がグラスの縁に当たるように混ぜます。
これによってグラスが冷えるので、溶け出した水を捨ててから作ってみてください。
⒉JINRO&ソルティドッグ
材料
・JINRO 30~45ml
・グレープフレーツジュース 90~120ml
・塩 適量
作り方
スノースタイルを施したグラスに氷、JINRO、グレープフルーツジュースを入れて混ぜれば完成です!
本来はウォッカをベースにしたカクテルをJINROで作ります。
塩を使わないレシピは「ブルドック」というカクテル名になるので塩は忘れずに。
グラスの縁に塩をつけることを「スノースタイル」と呼び、塩や砂糖を使うレシピは沢山あります。
スノースタイルの方法はグラスの縁をレモンやライム(今回の場合生のグレープフルーツジュースを使うのであれば、グレープフルーツ)を半分に切り、グラスの縁を一周させます。
塩を広げたお皿にグラスの縁をつければ完成です。
もし、生の果実がない場合はグレープフルーツジュースを薄く張ったお皿を用意してグラスを湿らせればお手軽にできますよ!
⒊JINROフィズ
材料
・JINRO 45ml
・レモンジュース 15ml
・砂糖 2ティースプーン(tspと表記されることも多い)
・ソーダ 適量
作り方
JINROをフィズスタイルで作ってみましょう!
ソーダ以外の材料を氷と一緒にシェークした後に氷が入ったグラスに注いだ後にソーダで満たして軽く混ぜるだけなのですが、バーテンダーの様々な技法が使われていることから
「バーテンダーの腕が試される」
と言われるくらい奥が深いカクテル。
美味しく作れたら一目置かれること間違いなし!?
裏技として、JINROをレモンスカッシュで割っても近い味わいになりますよ!
フィズとは、ベースのお酒に砂糖、レモンを加えてシェークした後ソーダでをったカクテルのこと。
ベースをジンにすればジン・フィズとなります。
⒋JINRO&モヒート
材料
・JINRO 40ml
・ライム1/2
・ブラウンシュガー 適量(ない場合はガムシロップ 10ml~15mlで代用可能)
・ミントの葉 適量
・ソーダ 120ml
作り方:
まずはグラスにライム、ブラウンシュガーを入れてマッシャーなどで潰します。
しっかり潰してライム果汁にブラウンシュガーを溶かしていきましょう。
グラスにミントを入れ優しく潰して香りを出します。
グラスにクラッシュアイスを入れたらJINROを入れてよく混ぜます。
その後ソーダを入れて軽く混ぜれば完成です。
暑い夏にぴったりのモヒートを焼酎で作ってみましょう!
今回は本格的にミントの葉を潰して香りを出すところから始めてみます。
因みに、ミントは潰さないとあまり香りが出ないので注意して。
ライムとブラウンシュガーは果汁100%のライムジュースとガムシロップで代用できますよ!
⒌春雪
材料
・JINRO 40ml
・グリーンティーリキュール 10ml
・カルピス(原液ではなく水で薄めたもの) 10ml
作り方
材料をシェークして、カクテルグラスに注ぐ
これだけです。
シンプルな作り方ですが、それゆえ作り手の色が濃く出るカクテルなので是非挑戦してみてくださいね!
銀座の名店、テンダーのバーテンダー上田和男氏のオリジナルレシピです。
日本のグリーンティーリキュールを使ったカクテルで、非常に甘くて飲みやすいですが、アルコールがしっかり感じる味わいなので飲み過ぎには注意して。
家に1本あると便利!「JINRO」シリーズをご紹介
先ほどのレシピは「JINRO」の25度の物を使用していますが、実はたくさんの種類があるのも「JINRO」の楽しみ方の一つ。
いろんな「JINRO」で自分だけのオリジナルに挑戦してみてはいかがでしょうか?
JINRO 25度
「JINRO」と言えばこれ「JINRO 25度」。不純物を排除した味わいは、スッキリとしていて自然な広がりをみせます。
定番のウーロンハイや緑茶ハイ、さらにカクテルベースとして、様々な味わいを演出してくれます。
JINRO グレープフルーツ 16度
「JINRO 25度」が度数が強くて飲みづらい...そう感じた方はこれ「JINRO グレープフルーツ 16度」。「JINRO」らしいピュアさはそのままに、抑えられた度数と、飲みやすいグレープフルーツテイストの「JINRO」です。
甘みと酸味のバランスが非常に良く、度数も控えめなので、こちらは割らずにロックスタイルでも美味しく飲むことができます。
先ほど紹介したカクテルのベースに使っても飲みやすく美味しいですよ。
Premium JINRO 乙 25度
「JINRO」シリーズにハマってきたら、是非飲んでもらいたいのがこれ「Premium JINRO 乙 25度」。モンドセレクション3年連続最高金賞を獲得した、まさに"特別"な一本です。
良質な香りと、複合的でコクのある味わいは、まるでウイスキーのようなの濃醇さを演出。それでいてスッキリと、嫌なクセがでないように仕上げられています。
まとめ
韓国生まれの焼酎「JINRO」。今回は、「JINRO」の無限大の楽しみ方を紹介できたと思います。
「JINRO」のクセのない味わいは、様々なカクテルのベースとして大活躍します。
紹介したカクテル以外にもベースのお酒を「JINRO」に変えるだけで全く違うカクテルに早変わり!是非、失敗を恐れず、あなた流の「JINRO」の美味しい飲み方を発見してくださいね!