クラフトビールはお酒好きのみなさんならご存知の方も多いはず。
実はクラフトビールと同様、バーボンにも「クラフトバーボン」なるものがあるんです!
今回は世界初のクラフトバーボンである、「ブッカーズ(BOOKER’S)」の魅力についてご紹介します!
クラフトウイスキー ブッカーズとは
クラフトバーボンにはブッカーズの他にも、「ベイゼル ヘイデン」「ノブ クリーク」「ベイカーズ」などがあります。その中でも特に有名なクラフトバーボン、ブッカーズとはどのようなウイスキーなのでしょうか?
クラフトバーボンとは?
そもそもクラフトバーボンとはどのようなウイスキーなのでしょうか?
クラフトバーボンは選び抜かれた最上級の原料を使い、仕込みから貯蔵まで生産者の思想や意図が強く反映されたバーボンを指します。また、スモールバッチと言われる、生産数量が限定されたものでもあります。
高品質な原料を使い、丁寧にこだわり抜いて作られているからこそ生産数量が限られている、貴重なバーボンということです。
ノブ・クリークやメーカーズマークなどもクラフトバーボンという冠で発売されています。
ブッカーズ製造へのこだわり
ブッカーズは6~8年貯蔵のバーボン樽の中から、最高峰としてふさわしい香りと味に熟成した原酒を選んでヴァッティングしています。
さらに、割水や濾過を一切せずにボトリングしているため、香りや味わいをストレートに感じることができます。
ブッカーズは製造年によって度数や香味に微妙な違いがあるので、同じブッカーズでも味が微妙に異なることも、ウイスキー愛好家から愛される理由の一つと言えるでしょう。
究極のクラフトバーボン、ブッカーズの味と香りは?
濃い琥珀色をしていて、バニラやキャラメル、オーク樽の香りが染み付き、凝縮されたフルーティーさに独特なほろ苦さがプラスされた最高峰のバーボンになります。
アルコール度数はなんと63度!ウイスキーの平均度数は40度前後と言われているので、とても高いアルコール度数であることがわかりますよね。
しかし、その高いアルコール度数を感じさせないほど滑らかな余韻を残すのがブッカーズの特徴で、根強いファンが大勢いるのが納得できるほど味わい深い品質です。
ブッカーズの歴史
ブッカーズの由来と生い立ち
なぜ「ブッカーズ」と呼ばれるのか。それは、ジムビームに関係しているビーム家の6代目に当たる「ブッカー・ノウ」の名前に由来しています。
200年以上アメリカのウイスキーを支えてきたビーム家が受け継いできた伝統の製造方法と、ブッカー・ノウ自身がこれまでにないウイスキーを作り上げるという執念とチャレンジ精神によって「ブッカーズ」という最高傑作を生み出しました。
はじめはビーム家だけで楽しむバーボンとして飲まれていましたが、パーティでゲストに出してみたところ、大変好評だったことから商品化されたと言われています。
ブッカーズの発展
上述したように、ブッカーズは革新的な醸造家で知られるビーム家6代目「ブッカー・ノウ」によって作られました。
1795年創業のジム・ビーム社の製品の一つになり、代々当主のビーム家が製造・経営しています。
「ブッカーズ」の歴史はまだ浅いですが、アメリカンバーボンの頂点に君臨するまで登りつめているほど、その存在感には凄まじいものがあります。
現在は7代目のフレッド・ノウがビーム家伝統の香味づくりを継承して、さらに洗練された「ブッカーズ」を世に出し続けています。
ブッカーズを最高に楽しむためには
最高峰のバーボン、ブッカーズのおすすめの飲み方
クラフトバーボンは生産者のこだわりを感じやすいストレートで飲むのがおすすめですが、ブッカーズはアルコール度数が高いので、ロックかトワイスアップでも美味しくいただけます。
香りを満遍なく堪能したいのであればロックがおすすめです。
もちろん、香りや風味を存分に楽しみたい方はストレートで味わってみてくださいね!
ブッカーズの価格帯
ブッカーズ750mlの販売価格帯は1万円から2万円ほどですが、運が良ければ6,000円前後で入手できることがあります。
現在はサントリーが限定販売を行なっていることもあり、ウイスキーの部類ではプレミアムクラスの価格帯となります(2018年調査)。
まとめ
ブッカーズは生産者のこだわりを表現した丁寧に作られたウイスキーです。
現在は国内で手に入れることがとても難しくなってきているので、購入するなら価格が高騰する前の今がチャンス!
気になった方はぜひ一度、試してみてはいかがでしょうか?