お酒好きの方であれば、一度は目にしたことがあるはずのリキュール「カンパリ」。
「カンパリ・ソーダ」「カンパリ・オレンジ」「カンパリ・ウーロン」.........。
カンパリという名前がつけられたカクテル以外にも、「アメリカーノ」や「ネグローニ」など実は様々なカクテルに使われている超万能リキュールなんです!!
今回は知ってるようで知らない「カンパリ」の魅力について、詳しくご紹介していきます!
イタリア・ミラノ生まれのハーブリキュール「カンパリ」
カンパリは、1860年代イタリアのミラノにて「ガスパーレ・カンパリ氏」が製造した特徴的なビター・フレーバーを持つハーブリキュールです。
製造から、150年以上たった今現在でも、変わらない製法で作られているといわれていますが、その製法はトップシークレット!数少ない製造責任者しか知らない、超極秘レシピなんです。
キャラウェイ、カルダモン、コリアンダーなどに加え、ビターオレンジピールが主原料とされ、使っている原料は60種類以上と噂されていますが、正式に判明しているのは「水」と「アルコール」だけ。
独特の苦み、甘味、香りが一体どのようなレシピによって生み出されるのか…とっても気になりますよね!
「カンパリ」最大の特徴は独特の〇〇
カンパリは、非常に複雑で深みのある風味を持つお酒です。何も知らずに、初めて口にした時「苦手かも…」と感じた方も少なくはないはず。
でも、初めてビールを飲んだ時だってそうだったはず!!ビールのように、何度か口にしていくうちに”癖になる”苦みがカンパリ最大の特徴なんです。
香草由来の苦味と香り。そこにほんのり感じる甘味…。まさに大人が好んで飲みそうな味!爽やかな苦みから、夏にぴったりのお酒とも言われているんですよ!
カクテルでも使われることの多い鮮やかな赤色!
そして、なにより目を引くのはあの鮮やかな赤色ですね。
カクテルに使われるリキュールとしてカンパリが頻繁に選ばれるのは、特徴的なビターフレーバーだけではなく、あの美しい色合いも1つの理由になっているはず!
鮮やかな赤が加わることで、カクテルを一気に華やかにしてくれますよね。
なんと驚くことに、あの赤い色を再現するための色素は2007年ごろまで「エンジムシ」という昆虫から抽出していたのだそうです......。今は合成着色料で代用されているそうですが......初めて聞くと衝撃をうけますよね(笑)
「カンパリ」の美味しい飲み方
カンパリには様々な飲み方がありますが、やはりひとつのリキュールで色々なカクテルを作れちゃうのが魅力!
定番から変わり種まで、いくつか飲み方をご紹介したいとおもいます。
アメリカーノ
代表的なカクテルの一つ。ビター・ベルモットを使用するレシピの方が一般的ですが、カンパリでも代用可能。
材料
・カンパリ = 30ml
・レッド-ベルモット = 30m
・炭酸水 = 適量
・レモンピールorオレンジスライス
作り方
氷を入れたグラスに、カンパリを注ぎ、次にレッド・ベルモット、最後に適量の炭酸水を注ぎ、グラスを満たして、軽く混ぜる。最後に、レモンの皮を飾れば完成!
ネグローニ
1919年にフィレンツェにてカミーロ・ネグローニ伯爵が「アメリカーノ」にソーダではなく、少量のジンを入れるようオーダーしたことによって生まれたカクテル。
材料
・カンパリ=30ml
・ジン=30ml
・レッド-ベルモット=30ml
・オレンジスライス
作り方
氷を入れたグラスに、全て注ぎ、軽く混ぜ、オレンジスライスを飾ると完成!
カンパリ・オレンジ
印象的な色と、甘い舌ざわり。居酒屋によくあるポピュラーなカクテルですね。実は元々、イタリア統一運動の英雄の名前から「ガリバルディ」と呼ばれていました。ミラノのカンパリと南部のオレンジが組み合わさったものだからです。
材料
・カンパリ=40ml
・オレンジジュース 適量
・オレンジスライス
作り方
氷を入れたトールグラスに材料を注ぎ、オレンジスライスを飾り付け
カンパリ・シェカラート
「シェカラート」は、イタリア語で「シェイクする」という意味!カンパリをシェイクすることで、角が取れ、口当たりまろやかになり、カンパリ本来の味わいを楽しめます。これを頼めばあなたも紳士淑女の仲間入りかも…(笑)
材料
・カンパリ=60ml
作り方
カンパリを氷と共に強めにシェイクし、冷やしたカクテルグラスにカンパリのみ注ぐと完成!
まとめ
今回ご紹介した以外にも、様々な飲み方が楽しめる「カンパリ」。比較的手に入りやすいお酒なので、気になった方は購入してその独特なフレーバーを楽しんでみてください!