世界で最も消費されているフルーツと言われる「バナナ」を使ったバナナリキュール。
南国を思わせる独特な甘い香りとトロピカルな味わいが人気で、今では居酒屋でもバナナリキュールを使ったカクテルが出されています。今回はオススメのバナナリキュールをランキング形式で10本ご紹介。さらにバナナリキュールで出来る美味しいカクテルやレシピについてまで解説していきます。
バナナリキュールとは?
ナチュラルのバナナジュースは粘度がありドロドロしたのが特徴ですが、バナナのエキスを抽出したバナナリキュールは、さらっとした液体状の物がほとんど。
バナナリキュールをベースにしたカクテルはもちろんですが、パウンドケーキやプリン、クッキーなど製菓用としても幅広く活用できます。
牛乳やジンジャエールと割るのもよいですが、フレッシュのバナナと組み合わせるフローズンカクテルやスピリッツと作るショートカクテルも簡単に作れるので、食後のデザートカクテルとしても有用です。
■バナナリキュールを使った代表的なカクテル
バナナミルク
【材料】
・バナナリキュール 30ml
・牛乳 100ml
・生クリーム(もしあれば) 5ml
定番のバナナミルクはシェイクしてつくるとふわふわのカプチーノのような仕上がりになって更に美味しくなります。お好みでココアパウダーをいれたりチョコレートソースを垂らしてデザート風に仕上げるのもアリ!生クリームを少量入れてシェイクすると泡のもこもこ具合がアップ!
バナナ・アイスティー
【材料】
・バナナリキュール 30ml
・無糖アイスティー 100ml
・カットレモン
バナナと紅茶!?と思った方もいるかもしれませんが、意外と相性良いんです。作り方はバナナリキュールとアイスティーをコリンズグラスに入れてステアするだけ。カットレモンを一つ絞って入れるだけで爽やかな後味になりますよ。
バナナチョコ
【材料】
・バナナリキュール 20ml
・ホワイトカカオリキュール 20ml
・生クリーム 20ml
全ての材料を入れて強く長めにシェイク。チョコレートソースを上にかければ立派なデザートカクテルになります。バニラアイスを添えてもいいですね。ホワイトカカオリキュールでなく、ゴディバのチョコレートリキュールでも代用できます。少し大人な味わいに仕上げたい場合は、少しだけブランデーかダークラムを入れてみましょう。
バナナプリス
【材料】
・バナナリキュール 30ml
・ブランデー 30ml
バナナリキュールとブランデーを使ったシンプルなカクテル。ロックグラスに入れてステアするだけでOk。ブランデーの芳醇な香りとバナナの甘い香りが相性抜群。度数は高めなので最後の締めの一杯にもってこい。アルコールが苦手な方はお気をつけください。
バナナジンジャーソーダ
【材料】
・グリーンバナナリキュール 30ml
・ジンジャーエール辛口 アップ
・レモンジュース 5ml
グリーンバナナリキュールとジンジャーエールの相性ってとてもいいんです。少しだけレモンジュースを入れて爽やかに仕上げましょう。ジンジャーエールは辛口がオススメです。
フローズンバナナシェイク
【材料】
・凍ったバナナ(もちろんフレッシュでもOK)1/2
・ダークラム 10ml
・バナナリキュール 45ml
・カリブシロップ 10ml
・生クリーム 15ml
・クラッシュドアイス 適量
ミキサーを使ったフローズンカクテルです。凍ったバナナをそのまま入れて問題ありません。お好みでシナモンパウダーをたっぷりかけてクラッシュドアイスをいれたらミキサーを回してください。シェイクのようななめらかな舌触りのカクテルができあがりますよ。ダークラムを少量いれるのがポイント。これをいれると味わいにコシがでるんです。仕上げにミントをかざってみましょう。
どうやって好みの1本を選ぶ?バナナリキュールの選び方
バナナリキュールには、大きく分けて「イエローバナナリキュール」「グリーンバナナリキュール」の2つがあります。
イエローバナナリキュールの方がポピュラーで、完熟した甘みの強いバナナテイストを感じられます。芳醇な甘みで汎用性も高いのがポイント。
一方、グリーンバナナリキュールは完熟前の青いバナナの味わいを再現していて、独特のアロマがあります。スパイスや柑橘類のフレーバーを混ぜて造られることが多いのが特徴です。飲み方としては、ジンジャエールと割ったり、グレープフルーツで割ったりして飲むのがおすすめ。
どちらも美味しいでですが、まず一本目に揃えるのならば、汎用性が高い王道のイエローバナナリキュールから揃えるのが無難だと言えるでしょう。
人気のバナナリキュールランキングTOP10
10位:中島醸造 きらきら太陽のバナナ
まずは国産のバナナリキュール、中島醸造の「きらきら太陽のバナナ」をご紹介。
とろっとした食感で舌触りがまろやか。甘味は優しめなので飲みやすいバナナリキュールです。
バナナピューレが入っているので、フレッシュなバナナをかじったような感覚に。そのままロックでも美味しく召し上がれますが、ミルク系と合わせてミルキーなカクテルに仕上げるのがオススメです。
バニラアイスにかけてもバナナピューレの食感を楽しめます。
9位:ネプチューン バナナ
アルコール度数は30%と高めの国産バナナリキュール「ネプチューン バナナ」。こちらはカクテルよりも製菓用として使われることが多く、シフォンケーキやパウンドケーキのベースに使われます。
クッキーやフィナンシェに使うと、上品なバナナ風味をさりげなく演出できるので、お菓子作りがメインの方におすすめです。
8位:グリーン・バナナ
オランダで生産されたグリーンバナナリキュール「グリーン・バナナ」。色調がキレイな緑色なので、ショートカクテルでもロングカクテルでも見た目を美しく仕上げることができ、幅広く使えます。
味わいはしっかりと甘みがあり、クセのない仕上がり。少し変わったバナナリキュールでカクテルを作ってみたい、中級者向けリキュールです。
7位:ボルス グリーンバナナ
世界的にも有名なオランダのボルス社がだすグリーンバナナリキュール「グリーンバナナ」。オフィシャルレシピでも公開している「ジャングルポケット」というカクテルは絶品です。
グリーンバナナリキュールを30ml、グレープフルーツジュースを90ml入れるだけのシンプルなカクテルですが、ぜひお試しください。
ただ、全体的に甘さは控えめなので、ミルク系の相性はあまり良くないです。炭酸でスッキリしたのがお好みならジンジャーエール割がオススメ!
6位:ラフォン クレーム・ド・バナナ リキュール
ワインの銘醸地、フランスのブルゴーニュにある老舗のラフォンが造る「クレーム・ド・バナナ リキュール」。伝統的な製法で作り出したナチュラルな味わいが特徴です。
甘みがしっかりあるので、ブランデーと合わせるバナナプリスがオススメです。このバナナプリスはダークラムで割ってもおいしいので、ぜひお試しあれ!
5位:マリブ バナナ
ココナッツリキュールとして有名なマリブがリリースするバナナフレーバーのリキュール「マリブ バナナ」。カリビアン・ホワイトラムにバナナのフレーバーを配合した南国を感じさせるトロピカルな味わいが特徴です。
ミルクで割って、シナモンパウダーをふりかければ気分は南国のビーチ!パイナップルやオレンジをグラスに飾ってお楽しみください。マリブバナナにココナッツミルクと合わせるカクテルも◎。
4位:ダイアナ バナナ クリームリキュール
エッグリキュールの専門メーカー、ヴェアポーテン社がリリースする「ダイアナ バナナ クリームリキュール」。ミルキーな味わいは、まるでバナナシェイク!!フローズンスタイルやミルク割りにすると濃厚さが増してとても美味しいです。バナナの甘みもしっかり感じられます。
また、バニラアイスがけも絶品。卵黄、卵白を使ったリキュールなので、開封後は冷蔵庫に早めに入れ、お酒ではありますが早めの消費を心がけましょう。
3位:ルジェ バナナ
焼きバナナを思わせる芳醇な香りが特徴の「ルジェ バナナ」。舌触りもなめらかなので、いろんなカクテルに応用できます。ルジェはカシスやピーチのリキュールで有名ですが、バナナリキュールも秀逸。
ミルク割りだけでなく、コーヒーに入れても◎。バナナの甘いアロマを感じながら、食後にホットコーヒーはいかがでしょう?
2位:マリーブリザール クレーム・ド・バナナ
フランスのボルドーで、250年以上の歴史を持つマリーブリザールがリリースするバナナリキュール「クレーム・ド・バナナ」。アフリカとアンティル諸島産のバナナの果肉をアルコールに浸して、皮も一緒に蒸留しているので、とにかくアロマが強い!
濃厚なバナナの香りと、広がりのある甘みをもったバナナリキュールです。
1位:ボルス クレーム・ド・バナナ
堂々の1位は、バーテンダー御用達のボルス「クレーム・ド・バナナ」バナナの香りにバニラ、アーモンドのかすかな味わいが重なります。
ベースのスピリッツはバナナと好相性のラムです。トロピカルカクテル全般によくマッチします。シンプルに濃厚なバニラアイスにかけていただくのもありですよ!
カクテル用にも製菓用にも!汎用性が高いバナナリキュール!
バナナ好きな方にはたまらないバナナリキュール。一見クセがあって扱いづらい印象のあるお酒ですが、意外とオリジナルレシピも開発しやすく、様々なバリエーションが楽しめるお酒なんです。
寒い季節は、ホットミルクにバナナリキュールをたらしていただくのもいいですね!