バーだけではなく、居酒屋でもおなじみのカシスオレンジやカシスミルクなど、お酒が苦手な方でも美味しく楽しめることができる「カシスリキュール」を使用したカクテル。
実はカシオレ、カシスミルク以外にも「カシスリキュール」では多種多様のカクテルが作れるんです!
ということで今回は、カシスリキュールを使ったカクテルや幅広い活用法と、美味しいカシスリキュールをランキング形式でお酒のプロがご紹介します!
カシスリキュールが使われる人気のカクテル
カシスリキュール+ソフトドリンクでなんでもカクテルが作れる!?
カシスリキュールはその親しみやすい果実味と甘さで、どんなソフトドリンクと混ぜても美味しく仕上げることができます。
オレンジジュース、グレープフルーツジュース、ジンジャーエール、パイナップルジュース、烏龍茶、カルピス、炭酸と、基本的にはグラスにカシスリキュールを30ml入れて、これらのソフトドリンクを適量注いで軽く混ぜれば出来上がり。
大人数の飲み会でも活躍する万能リキュールといっても過言ではないでしょう。
カシスリキュールをつかった本格的なカクテル
その他、人気なのは「ワイン」を使ったカクテル。
カシスリキュールをベースにして白ワインを足すと「キール」、シャンパン(スパークリングでも可)を足すと「キールロワイヤル」、赤ワインを足すと「カーディナル」というカクテルになります。こちらはビルドと言って材料を混ぜるだけで出来上がる簡単なカクテルです。
すこし度数の高い大人なカクテルでは、「パリジャン」が有名。
ドライジン30ml、ベルモット15ml、カシスリキュール15mlをシェイク。カクテルグラスに入れて楽しむ大人な一杯です。
私がおすすめするカシスリキュールをつかったカクテルは、「エルディアブロ」。
テキーラ45mlとカシスリキュール15ml、ジンジャーエール適量をアップしたら最後にカットライムを一絞り。アルコールをしっかりと感じつつも飲みやすいカクテルです。
カクテル以外の美味しい使い方
カクテル以外にも、幅広い用途に用いることができるのがカシスリキュールの良いところ。実はお肉料理との相性がよく、チキンソテーや鴨のロースト、ラムチョップやスペアリブなどにつけるソース作りにカシスリキュールを使うことがあります。
レシピは様々ありますが、お肉を焼いたあとの油と赤ワインを煮つめて、カシスリキュールと醤油を足すと、簡単に本格的なソースができあがります。また、お好みでフォンドボーやバターと合わせても美味しく仕上がりますよ!
その他、レアチーズケーキやパンナコッタのようなデザートにもカシスリキュールをベースにしたソースを加えることで、大人なデザートに早変わり!カシスリキュールは飲み物としても、料理にも、食後のデザートにも使える非常に汎用性の高いリキュールなのです。
専門家が厳選!人気のカシスリキュールおすすめランキングTOP10
10位:ボルス クレーム・ド・カシス リキュール
まずは、バーの定番とも言えるリキュールブランド「ボルス」のカシスリキュール。1575年にオランダで生まれた老舗ブランドで、世界中のバーテンダーから支持を得ています。
ディジョン産のカシスをふんだんに使用したリキュールは、甘みとコクは控えめですが、度数は17%としっかりあります。
他のフレーバーリキュールも多数揃えているので、複数買うのならボルスで統一すると一体感がありおすすめです!
9位:シェリーロシェ クレーム・ド・カシス
続いてご紹介するのは、1705年創業のフランスの老舗リキュールメーカー「シェリーロシェ」が出しているカシスリキュールです。こちらは、自社栽培の果樹園を所有していて、果樹園からの摘みたての果実をすぐに工場で加工できるシステムが特徴。
コクのあるカシスの甘みを十分に感じられる1本です。
8位:マリブリザール クレーム ド カシス
様々なフレーバーリキュールをリリースしている「マリブリザール」。カシスリキュールも秀逸な作りで、カクテル作りにはぴったり。
香りがしっかりとついているので、デザートのソースに使うなら「マリブリザール」のカシスが良いでしょう!
7位:ドメーヌ・サトネイ・クレーム・ド・カシス
7位では、100%ドメーヌ産のカシスのみを使用した贅沢な一本「ドメーヌ・サトネイ・クレーム・ド・カシス」をご紹介。価格は他と比べると少々お高めですが、その分カシスの素晴らしいアロマと凝縮した果実味を口いっぱいで感じられる、リッチな味わいが特徴です。
カクテルはもちろんですが、ロックでちょびちょびと飲み進めていくのもおすすめ!
6位:フィリップ ド ブルゴーニュ クレームドカシス
ブルゴーニュのディジョンで有名なリキュール醸造家、フォンボンヌ氏が考案した独自の醸造法に基づいて、伝統を守りながら造られている高級なカシスリキュール。
カジュアルなバーではあまり見かけることはありませんが、都内でも有数のオーセンティックなバーなどに置いてある玄人好みのリキュールでもあると言えるでしょう。
ロックで楽しむのはもちろんですが、ミルク割りは濃厚な仕上がりになるため相性抜群です。
5位:ボルス レニエ・クレーム・ド・カシス
10位でご紹介した「ボルス」が出すもう1つのカシスリキュール「レニエ・クレーム・ド・カシス」。
通常の物よりも甘みが強く、コクがあるため、白ワインベースのカクテル「キール」や、シャンパンベースのカクテル「キールロワイヤル」などに使うにはもってこい!
ボトルデザインもシックなデザインでかっこいいので、自宅に置いておきたくなる1本です!
4位:カシス・プレステージ
ブルゴーニュ・ニュイサンジョルジュ産の最高級品種、ノワール・ド・ブルゴーニュを使用した高級リキュール「カシス・プレステージ」。原料の栽培から瓶詰めまでを管理する、数少ないドメーヌ系カシスリキュールです。
アルコール度数は20%、エキス度は60度と濃度が非常に高く丁寧な造りをしています。
カクテルベース、ロックなどあらゆる楽しみ方ができる1本です。
3位:パスカル クレーム・ド・カシス・ド・ブルゴーニュ
パスカル・クレーム・ド・カシスは、良質なカシスの産地として有名なブルゴーニュで収穫された「ノワール・ド・ブルゴーニュ」のみを使用したリキュールです。
保存料や添加物を一切加えないナチュラルな造り手で、プロのバーテンダーからの支持もアツいブランド。日本のバーではあまり見かけないので、自宅にあると、珍しさも相まってオシャレさが際立つかも!
2位:デカイパー クレーム ド カシス ノワール ド ブルゴーニュ
フランスで150年以上の歴史を持つデカイバー社がリリースするカシスリキュール「デカイパー クレーム ド カシス ノワール ド ブルゴーニュ」。豊かなカシスを感じつつも、すっきりとした飲みやすさがあり、カクテルベースとして使いやすい1本です。
フランス産のカシスを100%使用していて、中でもノワール・ド・ブルゴーニュ種を中心に作られているので、果実味豊かな味わいと色鮮やかな色調が魅力的。
1位:サントリー ルジェ クレーム ド カシス
1位でご紹介するのは、カシスリキュールの王道「ルジェ」。ルジェカシスは1841年からつくられている、カシスリキュールの元祖とも言えるリキュールです。
厳選された良質のカシスを使い、保存料や添加物を一切加えずに作られた一本。国内での圧倒的なシェアを誇っていて、カシスを使ったすべてのカクテルに幅広く対応できるユーティリティな一本です。
ご家庭に一本おくなら、まずはこのスタンダードなルジェをおいてみてはいかがでしょうか。
カクテル、お肉料理のソース、デザートにも!
飲み物から食事、デザートまで幅広く使えるカシスリキュール。ご家庭に一本あるだけでいつもの日常をちょっとだけ豊かにしてくれます。このランキングを参考に是非、お好みの一本を探してみてください。