お酒が飲めない方でも、飲んでるような気分を楽しめるのがノンアルコールカクテルの良いところ。中でも、シャーリーテンプルは日本で最も人気のあるノンアルコールカクテルの1つです。
シンプルな材料だけで作れるため、自宅でも簡単に楽しめるのがポイント!この記事では「シャーリーテンプル」の特徴や美味しい作り方、名前の由来や歴史に加えて、その他のノンアルコールカクテルについてまで詳しくご紹介していきます。
「シャーリーテンプル」とは
シャーリーテンプルは、ノンアルコールのカクテルです。お酒が苦手な人でも気軽に飲めるますし、飲み過ぎた日に酔い醒ましのために飲む最後の1杯にもピッタリです。
シャーリーテンプルってどんなお酒?
シャーリーテンプルは、女性に人気のかわいらしい見た目のカクテルです。色はオレンジや黄色などポップな印象で、グラスは丸いかわいいデザインのものに注がれたり、ストレートでシャープな印象のグラスに注がれたりと、お店によって違います。
シャーリーテンプルの味の特徴
通常のカクテルですとジンやウォッカなどがベースとして使われていますが、シャーリーテンプルはジンジャーエールがベースになっています。
ノンアルコールですが、炭酸の刺激がありまるで本格的なカクテルを飲んでいる雰囲気を楽しめるのが大きな特徴です。
シャーリーテンプルの名前の由来
シャーリーテンプルは、1930年代に人気を博したアメリカの子役からつけられました。当時、ハリウッドで大活躍した名子役で、熱狂的なファンが世代を問わずいたのだそう。
現在でもパッケージに使われているメンソレータムのイメージガールがシャーリーテンプルです。彼女をイメージして、「子供でも飲めるカクテル」をテーマに考案されたのです。
シャーリーテンプルの歴史について
名子役・シャーリーテンプルが活躍した1930年代のアメリカは、禁酒法が解除され、以前のように一般市民でもオープンにお酒を楽しめるようになった時代でした。
さまざまな家庭でホームパーティーが開かれるようになり、カクテルを飲めない未成年や子供のためのカクテルが誕生したのです。
シャーリーテンプルのカクテル言葉
アルコールが含まれているカクテルと同じように、ノンアルコール・カクテルにもカクテル言葉はあります。
シャーリーテンプルのカクテル言葉は「用心深い」です。
BARにデートで行っても、酔わないようにノンアルコール・カクテルを注文する堅実な女性にピッタリですね。
シャーリテンプルのカロリーとは
シャーリーテンプルはシロップを加えて好みの甘さにして飲むので、カロリーが心配ですよね?シャーリーテンプルのカロリーは、ロンググラスに入っているものだと約140kcalです。
カロリーが高いと思うかもしれませんが、カクテルの平均カロリーは170kcalともいわれています。もともとカクテルはカロリーが高いので、シャーリーテンプルはそこまで高カロリーなカクテルではないのです。
専門家の一言メモ
シャーリーテンプルと同じ、約140kcalの飲み物はコカ・コーラです。コカ・コーラと同じ炭酸飲料がベースになっていて、甘みが強いので同等のカロリーがあります。
シャーリーテンプルはこう飲む!美味しい飲み方解説
お酒が飲めない人でもBARなどのアルコールを楽しむ空間に居心地よくいられるために、ノンアルコール・カクテルはあります。
もし、お酒が飲める人がシャーリーテンプルを味わいたい場合は、アルコール入りのシャーリーテンプルをオーダーしましょう。日本ではアルコール入りのシャーリーテンプルは、関西地方で楽しまれている特有のカクテルです。
専門家の一言メモ
地域によっては、両方用意しているお店もあります。ノンアルコールのつもりでシャーリーテンプルを注文して、アルコール入りのものが出てきてしまわないように、注文の際に「アルコール入りですか?」と確認しましょう。
美味しいシャーリーテンプルの作り方・レシピ
レシピ
・ジンジャーエール 130ml
・グレナデンシロップ(ザクロのシロップ) 20ml
・氷
・カットレモン 1カット
材料をロンググラスに入れて、BARスプーンやマドラーでかき混ぜます。最後にカットレモンを入れましょう。
シャーリーテンプルの作り方
シャーリーテンプルのように、材料と氷をグラスに入れてから混ぜることを「ビルド」といいます。材料を混ぜてから氷を入れるのがステア、材料と氷を入れて一緒に混ぜるのがビルドです。シェイカーが必要ないので、手軽につくれるのが嬉しいですね!
ビルドをしてからグラスに入れるカットレモンは、シャーリーテンプルの巻き髪をイメージしてらせん状に切り、シロップを加える時にらせん状のレモンの皮に沿って注ぐとおしゃれです。
最近は100円ショップのグッズでかんたんにらせん状カットができます。またくし形にカットしたり、輪切りにしたりしても、スタイリッシュですよ。
シャーリーテンプルの材料について
本格的なシャーリーテンプルにしたいなら、ベースになるジンジャーエールにこだわりましょう。スーパーで良く売られているコカ・コーラの「カナダ・ドライ」は甘口、アサヒ飲料ウィルキンソンの「ジンジャーエール」は辛口です。
甘口のジンジャーエールを選んで優しい味わいにするか、辛口のジンジャーエールを選んですっきりとした味わいにするか、その日の気分や、好みの味に合わせましょう。
シャーリーテンプルのアレンジレシピ
シャーリーテンプルには基本のレシピから派生したカクテルがあります。ちょっとした工夫で、見た目も味も大きく変わりますので、基本的なシャーリーテンプルに慣れたら挑戦してみましょう。
〇アルコール入りシャーリーテンプル
・クレーム ド カシス 40ml
・グレープフルーツジュース 60ml
・トニックウォーター or ソーダ 適量
グレナデンシロップの代わりに、カシスリキュールを使った1杯。
〇シャーリーテンプルブラック
・グレナデンシロップ 20ml
・コーラ 20ml
・レモンスライス
・氷 3~4個
氷をグラスに「く」の字に入れてから、他の材料を注いでビルドします。
〇ダーティーシャーリー(アルコール入)
・グレナデンシロップ 20ml
・ジンジャーエール 130ml
・ウォッカ 50ml
・レモンスライス
・氷 3~4個
こちらも、アルコールが入った1杯。ウオッカを使用していますが、無味無臭が特徴なためそこまでお酒の刺激を感じないでしょう。氷をグラスに「く」の字に入れてから、他の材料を注いでビルドします。
専門家の一言メモ
アルコール入りシャーリーテンプルで使われているクレーム ド カシスはアルコール度数が20%で、それ以外のジュースやソーダなどで薄まっています。お酒が苦手な人でも飲みやすいです。
シャーリテンプル以外のノンアルカクテル3選
ノンアルコール・カクテルはさまざまな種類があります。ここからはシャーリーテンプル以外のノンアルコール・カクテルを紹介していきましょう。
〇カクテル名
・ジンジャーエール+レモン or ライム+シロップ=コスモミュール
・オレンジ+レモン+パイナップル=シンデレラ
・ライムジュース+シロップ+炭酸水=サマー・デ・ライト
専門家の一言メモ
他にもぶどうジュースとスライスしたりんご、シナモンスティックを入れて2時間置く「ノンアルコール・サングリア」もあります。
シャーリーテンプル以外のジンジャーエール を使ったカクテル3選
そのまま飲んでも美味しいジンジャーエールは、ノンアルコール・カクテルによく使われます。ジンジャーエールを使ったカクテルは以下の3つが有名です。
〇カクテル名
・ジンジャーエール+グレープフルーツジュース+カットライム+氷=ロシアンハート
・ライムジュース+ガムシロップ+ジンジャーエール=サラトガクーラー
・グレープフルーツジュース+クランベリージュース=バージンプリーズ
まとめ
シャーリーテンプルのようなノンアルコール・カクテルは甘いものが多いですが、使う材料によってはすっきりとした味わいにもできます。
お酒が飲めない人だけではなく、飲み過ぎた日のリフレッシュにもおすすめですよ!