とどまるところを知らないレモンサワーブーム。ここ数年でコンビニやスーパーで購入できる缶のレモンサワーも格段に進化しています。
そんな中で、宝酒造が発売する寶「極上レモンサワー」シリーズから、レモンサワーの名店「素揚げや」が監修する寶「極上レモンサワー<味がかわる!?レモンサワー>」が発売!凍結系レモンサワーの元祖を築いたマスターと「極上レモンサワー」開発担当者に、商品にかける想いと誕生秘話を伺います。
名店のレモンサワーが自宅で飲める!
宝酒造の寶「極上レモンサワー<味がかわる!?レモンサワー>」は、4月6日より全国の7&iグループで先行発売されます。「素揚げや」の名物ドリンク「最強レモンサワー」の杯数を重ねるごとに深みが増す味わいを再現した商品です。
乾杯から対談がスタート!
積もる話もあるでしょう、ということで「素揚げや」のレモンサワーで乾杯!なごやかに対談がスタートします。
<プロフィール>
素揚げや マスター 宮﨑明さん
凍結系レモンサワーの元祖ともいわれる「元祖最強レモンサワー」の考案者。数々のメディアに取り上げられる。「レモンサワーフェスティバル2019 IN 東京」で行われた「キングオブレモンサワー決定戦」でキングに輝く。
(左から)
宝酒造 商品部 蒸留酒グループ ソフトアルコール課 成重さん
宝酒造 蒸留技術部 ソフトアルコール課 松山さん
(※部署、肩書きなどは取材当時のものです。)
今回の寶「極上レモンサワー<味がかわる!?レモンサワー>」の担当者。
数々の缶チューハイの開発を手がける。
はじまりは「レモンサワーフェスティバル2019 IN 東京」で目にした行列
宝酒造 商品部 蒸留酒グループ ソフトアルコール課 成重さん (以下、成重):なぜ、素揚げやさんが監修を?って聞かれると思うんですが、大盛況だった「レモンサワーフェスティバル2019 IN 東京」で目にした行列がはじまりです。2日の開催期間中、人が途絶えることがなかったんですよ。
来場者による人気投票「キングオブレモンサワー決定戦」で、素揚げやさんはグランプリを受賞されたんですよね。
素揚げや マスター 宮﨑明さん(以下、宮﨑):あの2日間で2,000杯以上売れました。ノンストップでレモンサワーを作り続けて、気づいたらグランプリ受賞でしたね。
宝酒造 蒸留技術部 ソフトアルコール課 松山さん(以下、松山):会場で実際に飲んでみたら、本当に美味しかったんです。個人的にも好みな味わいだったので、やられたという感覚でしたね。
成重:なかなか缶チューハイをお店が監修することってないと思うのですが、ぜひ商品化させてほしい!ということで、すぐに企画が動き出しました。
本当に味が再現できるのか?という「不安」。
宮﨑:お話をもらったとき、光栄だ!という喜びと、本当にうちの味が再現できるのか?という不安が同時に湧きあがりました。
でも、店でいつも使っているのは宝焼酎。再現できるとしたら、宝酒造さんしかいないじゃないですか。
何杯も飲みたくなる「素揚げや」の「最強レモンサワー」の秘訣
レモンサワーと鳥の素揚げの写真
宮﨑:「最強レモンサワー」は2013年にうちの店がオープンするとき、名物「鷄の素揚げ」の相棒として生まれました。何杯も飲めて、お店の象徴になるドリンクを研究した末の自信作です。
宮﨑:凍らせた国産レモンと焼酎、秘密のエキスに炭酸水で仕上げていて、氷を入れないから時間が経っても薄まらず、むしろレモンが溶けて味わいが濃くなっていく。さらに2杯目、3杯目をここに継ぎ足して飲むごとに、レモンの香りや味わいが増します。
成重:革新的なレモンサワーで、他に出しているお店がなかったんですよね。素揚げやさんの“凍らせたレモンを入れる”レモンサワーを真似するお店が続出して、レモンサワーブームの火付け役にもなったと聞いています。
宮﨑:だから、お二人にお願いしたのは1つだけです。この味わいが奥深くなる様子を1缶で表現してほしい!って。
松山:それを聞いて「どうしよう!!」って思いました。そんなの作ったことがありませんから。
成重:普段、“いかに味わいが均一な商品をお届けするか”を考えているので、逆の発想なんですよね。最初の打ち合わせで、「相当難しい」って、お伝えしたのを覚えています。
宮﨑:そこから、本社のある京都から何度も通ってもらったんですよね。
商品開発の3つのこだわり
こだわりその1:1缶で味わいが変わる仕掛け
松山:注目したポイントは、時間が経つと味わいが変化する点です。ドレッシングのように沈殿して上と下で味が変わる味が変わる仕掛けにできないかというアイデアが持ち上がりました。
実際に缶を振らずに10分ほど置いていただき、2つのコップに注いで見ていただくとわかりやすいのですが、見た目から違います。味わいも上の層がスッキリしていて、下の層がレモン感があって濃厚。
水と油で分離させているわけではありませんが、このような仕掛けを作るために独自の素材を作り、「味が変わっていく」という最難関をクリアしました。
成重:実は缶のデザインにもこだわっていて、イラストのレモンサワーをグラデーションにしたり、あえて”振らないでお召し上がりください”とは書かないで、2回にわけてレモンサワーを楽しむ注ぎ方をイラストで指南したり。新しいレモンサワーの飲み方を楽しんでほしい一心でした。
こだわりその2:レモン感、甘さ、キレの三拍子が揃った味わい
松山:味わいのバランスを再現するのも苦心しました。ほのかに甘いけど飲み疲れず、それでいてドライ過ぎない後口のキレを両立するには細かな調整が必要で。
宮﨑:ここをうまく再現してくれたのは嬉しかった!お酒を飲むシーンって、リフレッシュタイムとか癒しの意味合いも含まれていて、ほのかな甘みって結構重要だと思っているんです。最後まで調整した甲斐がありましたね。
成重:宮﨑さんには、大量の試作品を飲み比べていただきましたよね。味わい、香り、時間による味の変化と、ここまで多層構造のレモンサワーになるとは思いもしませんでした。
こだわりその3:宝酒造だから再現できるレモンの味わいの奥深さ
宮﨑:そんなことをおっしゃいますが、その味わいを支えているのは寶「レモンサワー用焼酎」ですよ。この焼酎で柑橘系のサワーを作ると、香りや味わいが開いてふくよかになる。
松山:ふふふ、そういっていただけて嬉しいです。商品にも主に同じ焼酎を使用しながら、他の焼酎も加えて微調整しました。弊社の焼酎を使っていただいていたからこそ、ここまで再現率が上がったんですね。
宮﨑:完成したレモンサワーは最高の出来。「美味しい」の一言に尽きます。これで「素揚げや」の「最強レモンサワー」をお店に来られない人にも飲んでもらえる!と思ったくらい。
松山:色んな方にレモンサワーをプシュッと楽しんでもらいたいですね。ゆっくり味わってほしいです。
成重:こうしてお話していると、やっぱりレモンサワーって無限の可能性がありますよね。レモンサワーフェスティバルでも、宝酒造としてベースの焼酎やレモンで、レシピの違う100種類を提供して、その多様性にお客様は驚かれていましたが、それだけでは終わらない。
松山:お客様の好みも多様化していますよね。缶のレモンサワーでも、高果汁のものからドライなものまで様々な味わいが揃っています。開発者としては腕の見せどころ。皆さんのご要望に応えて、美味しい商品をお届けすることでレモンサワーの世界を広げていきたいですね。
宮﨑:夢がありますね。レモンサワーには僕の人生がつまっているし、これからの未来にも続いていると思っています。今後は日本以外でもレモンサワーを飲んでもらうのが目標だな。
レモンサワー談義が良き肴となり、さらにレモンサワーがすすむ……。素揚げやのマスターと宝焼酎の企画・開発担当者の汗と涙の結晶がついに完成!
今回「素揚げや」が監修した、寶「極上レモンサワー<味がかわる!?レモンサワー>」は4月6日から全国の7&iグループで先行発売!!
ぜひご自宅でお楽しみください。