みなさんこんにちは。
世界には5大ウイスキーがあると言われています。スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズです。国産のウイスキーというとあまり馴染みが無いように感じますが、実はジャパニーズウイスキーは世界中からとても評価されており、2014年には『ウイスキーバイブル』が選ぶ世界最高のウイスキーに、サントリーの「山崎シングルモルト・シェリーカスク2013」が選ばれました。今回は、世界中で人気の「山崎」について紹介していきます。
ジャパニーズウイスキー、「山崎」ってどんなお酒?
「山崎」の味わい
「山崎」の特徴は、甘くしっかりとした深みのある香味です。この味わいは、何度もヴァッティング(モルトウイスキーのブレンド)をするなど改良が重ねられてきた結果、生まれたものです。様々な美味しさが喧嘩をせずに調和したことが「山崎」の個性となり、「山崎」はまさにジャパニーズウイスキーの代表となりました。
ジャパニーズウイスキーの原点「鳥井信治郎」
日本で初めての蒸溜所が「山崎蒸溜所」であり、それをつくったのが鳥井信治郎です。鳥井は、1929年に日本初の本格国産ウイスキー「白札」発売しましたが、これは日本人には受け入れられませんでした。しかし、鳥井はここで諦めずに改良を重ねたことで「角瓶」を生み出し、これが大人気となりました。その後も鳥井やその次男である佐治敬三がヒット商品えを生み出し続け、国産ウイスキーの文化を築いていきました。
ジャパニーズウイスキーの聖地「山崎蒸溜所」について
山崎蒸溜所は、日本で最初にできた蒸溜所です。周りは緑がいっぱいの山々に囲まれ、気候・風土・水のすべてがウイスキーづくりに適した理想の場所となっています。山崎蒸溜所は、日本最古のモルトウイスキー蒸溜所であり、ジャパニーズウイスキーを語る上で欠かせない場所となっています。
熟成年数によって味わいが変わる「山崎」
山崎 12年
山崎 18年
シェリー樽で18年熟成した原酒によって、苦味と甘さがうまく絡み合い重層的な味わいがつくり出されています。
山崎 25年
長期熟成シェリー樽原酒でつくられている、スーパープレミアムウイスキーです。年間生産本数が限られているため、この長期熟成によって生まれる重厚な味わいは、なかなか体験することができません。
まとめ
理想とするウイスキーになかなか辿り着かない中、試行錯誤を重ね、ようやく生まれた「山崎」。その味わいは国内のみならず世界中で評価されています。
せっかく日本に「山崎蒸溜所」というウイスキーの聖地があるのだから、一度は実際に行ってみて、ウイスキーづくりの現場を感じてみたいですね。しかし、直接蒸溜所に行く時間が無い人もいると思います。そのような人は、お家でじっくり「山崎」を味わってみてはいかがでしょうか。