鎌倉きたら、みんな何してるの?
大仏みて、海行って、クレープとか食べてるんでしょ。
そんなスタンダードな鎌倉散策に
喝!!!
酒飲みは黙って「腰越駅」
江ノ島の隣駅、腰越駅に来ています。
私が期待してきたのは、「夏の思い出」でも「しらす」でもありません。
(もちろんそれを求めてくるときもあるけど)
実は......
めっちゃ酒が進む、おまけに海も堪能できる穴場がありまして!!
鎌倉はここのために来ていると言っても過言ではないほど、ナイスなお店なのです。
腰越漁港直営のフライ屋さん「朝どれフライ」
腰越駅から徒歩5分ほどの場所にある「朝どれフライ」。腰越漁港直営で、とれたての魚をフライにしています。
イートインスペースがあり、地元民で賑わう店内。
13時開のため、ランチ代わりに訪れるお客さんも多いようです。
とれたて、揚げたて!本日のお魚フライ
カウンターのホワイトボードに書いているのが、本日のメニューがあります。販売しているフライは、ここに書かれた3~4種類のみ。
どれも腰越漁港の定置網にかかった、とれたての魚ばかりです。
<この日のメニュー>
・アジ 400円
・サバ 400円
・いわしの天ぷら(10本入) 300円
その日によってラインナップが変わり、季節によっては「カマス」やブリの子供「ワカシ」が並ぶこともあるんだそう。
注文はノートに名前と数字を書き込む方式。
休日のオープン直後は行列ができ、このシステムでないとさばくことができないのだそうです。
早々に売り切れてしまうメニューもあるため、お目当のフライが食べたい方はオープン直後に訪ねた方がいいかも。
今回はレアな大判の「アジ」と「サバ」(各500円※大判のため別価格)があったので、1枚ずつと、「いわしの天ぷら(10本入)」を注文します。
左が「朝どれフライ」の責任者、山口朝子(のりこ)さん、右がスタッフさん。
漁港のお姉さんはパワフルでお綺麗です。
地元民らしいお客さんとの会話が楽しそうで、港町っていいなと思ったり。

「ちょっと待っててね」と山口さん。
フライは注文があってから揚げはじめるので、いつでも揚げたて。
お酒の持ち込みOK!フライを待ちながら1杯
さて、待ってる間に
プシュ!!

イートインスペースは飲み物持ち込み自由。コンビニで買っておいたお酒を飲みながら、ゆっくりと待ちます。
買い忘れや呑みすぎてもう1杯なんて場合も、ご心配なく。向かいの釣具屋さんでも、ビールとチューハイが数種類販売されていますよ!
ジャンプヒーロー並みの最高フライが集結
「ふくいさん」と呼ばれてカウンターへ向かうと、そこには立派なフライが山盛りになった皿が。
でかい!!!
大判とはいえ、このスケール。ビール缶との縮尺がおかしくなってる感じがします。
手の大きさとそんなに変わらないんじゃなかろうか、たぶん安室奈美恵の顔よりでかい。
食べる前から美味しいのは知ってるから言うけど、これってフライ界のヒーローが集結しているんですよ。たぶん、ジャンプヒーロー並みに愛されるやつら。
テーブルには、醤油・ソース・マヨネーズ・からしなど、フライを食べるための調味料が一通り揃っています。大きなボトルはおろしポン酢。
まずは「アジ」の半身におろしポン酢をかけて、いただきます。
ここのおろしポン酢、”普通のおろしポン酢”らしいのですが、ちょっと甘くて美味しいんですよね。
あきらかに家でやるのとは違う味。
どれだけウマいかって、隣の席に座っていた子供がおろポンだけ舐めてたくらいです。
サクッサクの衣にふわふわの身。
私はこのお店で初めて、アジが口の中でほどける感覚を体験しました。
「サバ」のフライは、ソースとからしをつけて。
甘辛くすればツマミ要素濃いめになって、お酒も進みます。
鯖は身がしまっていて、噛むほどに旨みがギュッと滲みます。
途中で、おろしポン酢をかけたり、マヨネーズを足したりしながら、フライを存分に堪能。

「イワシの天ぷら」もてんこ盛り。かなり大ぶりなイワシも混ざっています。
山口さんに「いわしは、マヨネーズに七味がオススメ」と教えてもらって、それに従うことに。
いいつまみだな~。
バリバリ食べ進めてしまう……、山口さんもいけるクチなのかな?
あ、アジシオをかけて食べるのも、通っぽくてアリ。
お腹がふくれてきたら、残りは持ち帰り用のパックに詰めてもらいます。
お箸もソースもつけてもらえるホスピタリティ。
最初から持ち帰りにして外で食べるのもいいのですが、揚げたてが段違いに美味しくて、途中から外呑みというスタイルを推しています。
テイクアウトでフライと海をつまみに一杯
袋を片手に周辺を散策。
晴れていれば、腰越漁港周辺のベンチでボーッとするか、線路沿いの道を歩くのが気持ちいい。
今回は、某バスケットボール漫画の聖地になっている鎌倉高校前駅に向かってみます。
夏だな~。
おもむろにレモンチューハイ。
取材中にきたゲリラ豪雨......一体なんだったんだろうってくらい晴れてる。
雨の影響で海が濁っているけど、一瞬で快晴に。
空と海にいわしの天ぷらが映えるとは...。
お前はすごいぞ、うまいぞ~!うまい。
私は海を見にきたんだな、と気づく。
これからも波の音を聞いてゆっくりしたいと思ったなら「朝どれフライ」にまっすぐ向かうと思う。
店舗詳細
店舗名 | 腰越漁業協同組合直売所 |
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住所 | 神奈川県鎌倉市腰越2-9-1 |
電話番号 | なし |
営業時間 | 13:00~17:00 |
定休日 | 水・金曜日 |
HP | https://sea.ap.teacup.com/koshigoe/ |