歴史の街「京都」。日本を代表する街であるこのエリアでは、当然国酒「日本酒」の歴史も深く、一説によれば日本で最初に、日本酒造りを始めたとも言われているほどなんです。
今回は、そんな京都の人気日本酒の中から、オススメの銘柄ランキングTOP10をご紹介。歴史が詰まったような、味わい深い銘酒が勢揃いしましたよ!
※こちらの日本酒ランキングは、Googleのキーワード検索回数による注目度、複数の大手通販サイトにおける人気ランキング、nomoooの自社サイト内における検索の多さなど、複数の基準値をもとに独自に選定しているものになります。
10位「玉川 自然仕込 山廃純米酒 無濾過生原酒」
「玉川 自然仕込 山廃純米酒 無濾過生原酒」は、京丹後市に蔵を構える、木下酒造が醸す日本酒です。
蔵に住み着いている、微生物のみで仕込んだ「自然仕込」が特徴。
濾過・加水をしていない、無濾過生原酒タイプなので、自然仕込みの味わいをそのまま楽しむことができます。
乳酸系の甘酸っぱい風味も感じることができ、伝統的な味わいの日本酒が多い京都で異彩を放っています。
骨太な仕上がりでありながら、スッキリとした飲み心地は日本酒好きからも高い評価を得ているんです。
今回ご紹介したのは「玉川の定番」といわれている山廃シリーズ。
但馬産の北錦で仕込む王道の他に、「白ラべル」や「玄米品種違い」といった季節限定品も登場します。
中でも「玉川 自然仕込 山廃純米酒 無濾過生原酒」は山廃の純米酒らしく、米の旨みをしっかりと楽しむことができるので、特に日本酒ツウの方にオススメです。
9位「澤屋まつもと 守破離 五百万石」
「澤屋まつもと 守破離 五百万石」は、京都市に蔵を構える、松本酒造が醸す日本酒です。
澤屋まつもとの伝統を"守り"その後守りを"破り"他で学んだことを実践。最後に"守"と"破"を大切に、そこから"離れて"到達した新境地がこのお酒です。
守破離スピリッツを大切に生み出された同商品は、吟醸造りと瓶燗火入れにより、炭酸ガスが閉じ込められているのです。
炭酸ガスのシュワシュワとした刺激、優しい米の旨味、柔らかな酸味によって全体的にキレイで透明感のある仕上がりになっています。
今までのまつもととは一線を画すような味わいは、まさに「守破離」。
餃子、枝豆などのビールと合わせたくなるようなおつまみとの相性も良く、新しい日本酒の一面を垣間見ることもできます。
まつもと好きも、そうじゃない方も注目の一品です。
8位「玉乃光 純米大吟醸備前雄町100%」
「玉乃光 純米大吟醸備前雄町100%」は、京都市に蔵を構える、玉乃光酒造が醸す日本酒です。
「よい酒づくりは、よい米づくりから」という信念をもつ玉乃光酒造は、酒米生産地の農家と共に、良質の酒米づくりに取り組んでいます。
また、丹念に育てられた酒米は業者に委託せず、自社工場で丁寧に磨きをかけているんだとか。
そんな米に強いこだわりを持つ玉乃光酒造が醸す同商品は、酒米の元祖と言われる、岡山県産「雄町」を100%使用。
磨きはもちろん自社工場で、酒米を半分にまで磨き上げ、雑味のないクリアな味わいを実現させています。
このような丁寧な仕事によって、雄町の持つふっくらと厚みのある味わいと、スッキリとしたなめらかさを引き出しているのです。
酸味と旨味のバランスが絶妙。さらに香り高いフルーティな吟醸香は、気品高く飲み心地の良さをサポートしています。
味わい深い、いつまでも飲んでいられるような仕上がりになっていますよ!
和食だけでなく、イタリアンやフレンチとの相性も良いので、白ワインのような感覚で料理とのペアリングをお楽しみください。
7位「富翁 純米吟醸 祇園小町」
「富翁 純米吟醸 祇園小町」は、京都市に蔵を構える、北川本家が醸す日本酒です。
昔から、「伏見の酒は女酒」といわれており、柔らかで優しい口当たりの日本酒が特徴的です。
これは伏見の仕込み水がミネラル分の少ない軟水であることに由来しています。
同商品は、そんな柔らかな仕込水の特徴を生かせる酒米を選定し、仕込みもおだやかに行ったそう。
優しさにこだわり抜いて醸した日本酒は、ほんのり香る吟醸香が心地よく、口に含むと中辛口の味わいが柔らかく広がる仕上がりとなっています。
京都・祇園の舞妓さんが思い浮かぶような“はんなり”とした優雅な味わいから「祇園小町」という名が付けられたんだとか。
また、主張が強すぎず、包み込むような日本酒であるため、シーンや料理を選ばないオールラウンダーな日本酒としても人気となっています。
純米吟醸好きには是非飲んでいただきたい一本。
6位「稼ぎ頭 純米酒」
「稼ぎ頭 純米酒」は、京都市に蔵を構える、増田徳兵衛商店が醸す日本酒です。
増田徳兵衛酒造は20017年で340周年を迎えた、京都伏見で最古の蔵元。
ワインのようなしなやかなボディでありながら、純米酒らしく、米本来のなめらかな丸みが特徴。
それに加え、スッキリとした酸味も印象的で、まるで果実を頬張った時のような爽やかさがあります。
2つの特徴が調和した風味は、食前酒としてもおすすめ。
低アルコールなので、お酒にあまり強くないという方もおいしく楽しめます。
また、「稼ぎ頭」という縁起の良い名前は、宴会の席でも人気なんだとか。
しぼりたてのよりフレッシュな味わいを楽しみたいときには5~8℃に冷やして、ワイングラスで味わってみてくださいね。
5位「山田錦 大吟醸 匠」
「山田錦 大吟醸 匠」は、京都市に蔵を構える、京姫酒造が醸す日本酒です。
原材料にこだわりを持っており、酒米の王様である山田錦を100%使用しています。
それにより生まれる、コク深い味わいが最大の特徴。
香りは穏やかで、奥ゆかしいようなイメージです。
甘みとコクのバランスが良いので、女性からの人気も高いそうですよ。
温度帯は冷やで飲むのが良し。
常温で飲むと、少し風味が膨らみ、同商品の特徴をより顕著に楽しめます。
なんとこちらの日本酒、ワイングラスでおいしい日本酒アワードで金賞を受賞しています。
ワイングラスで飲むと、気品ある香りをより感じることができますよ!
4位「伊根満開 赤米酒 古代米」
「伊根満開 赤米酒 古代米」は、与謝郡に蔵を構える、向井酒造が醸す日本酒です。
世にも珍しい赤い日本酒。
古代米である赤米を使用していることで、この鮮やかな色合いは生まれています。
画像だとかなり赤く見えますが、実際にグラスに注ぐとロゼのようなかわいらしいピンク色です。
その味わいは、まるで果実酒やロゼワインのよう。
甘みと爽やかさをしっかり感じることができる、日本酒初心者さんにもオススメできるような、そんなお酒です。
女性への贈り物にもピッタリですね。
炭酸で割ってみたり、ロックスタイルで、キンキンに冷やしても美味しいですよ!
アイスクリームにかけてもGOOD!
3位「松竹梅 純米大吟醸」
「松竹梅 純米大吟醸」は、京都市の宝酒造が醸す日本酒です。
言わずと知れた有名銘柄。
大衆酒として人気を博している同蔵の、最上級ランクの1本が同商品です。
同銘柄らしく、相手を選ばない、懐の広い味わいを残しつつ、上品な風味を楽しませてくれる仕上がり。
精米歩合45%、半分以上酒米を磨いたことにより生まれる、豊かな吟醸香は飲みやすさに直結しています。
アルコール臭さは全くなく、華やかな香りが特徴的です。
主張しすぎない、柔らかい味わいがすぅーと広がる、多くの人に愛されるような優しいお酒になっています。
ちょっと贅沢したいときにもおすすめです。
2位「松竹梅白壁蔵 澪 スパークリング清酒」
「松竹梅白壁蔵 澪 スパークリング清酒」は、京都市の*宝酒造が醸す日本酒です。
*松竹梅白壁蔵は兵庫県に蔵を構えていますが、宝酒造自体は京都に位置するので、京都の日本酒として選出しました。
スパークリング日本酒の代名詞とも言って良い存在。nomooo読者の皆さんも、1度は口にしたことがあるのではないでしょうか。
心地よい泡と微炭酸、ほどよい酸味と甘み、5%という低アルコールが特徴。
日本酒とは思えないほど飲みやすく、若い女性からも人気を誇ります。
同商品は1番ポピュラーな澪ですが、すっきりとしたリンゴのような風味でキレのある「澪DRY」や、パーティーにピッタリな緊迫入りの「澪GOLD」もおすすめです。
日本酒の概念を超えたその風味は、和洋どんな料理とも抜群の相性を発揮します。
また乾杯酒として飲めば、口の中を、食事を楽しむのに万全の状態へとリセットしてくれるでしょう。
1位「月桂冠 超特撰 鳳麟純米大吟醸」
「月桂冠 超特撰 鳳麟純米大吟醸」は、京都市の月桂冠が醸す日本酒です。
誰もが聞いたことがある、圧倒的な知名度に裏付けられる確かなクオリティ。
それはモンドセレクション5年連続最高金賞受賞という実績からも伺い知れます。
原料には酒米の2大トップ「山田錦」と「五百万石」をブレンドし、50%まで磨いて使用。
京都伏見の名水「伏水」を仕込み水として使用し、さらに低温度で約30日かけ、じっくり発酵させています。
原料・製法ともにこだわり抜いて醸した同商品は、じわじわとこみ上げてくるような上質な吟醸香と、なめらかで柔らかい味わいが特徴です。
さらに瓶やラベルなどのデザインにも一切妥協せず、高級感あふれる贈り物にぴったりな1品に仕上げたんだとか。
こんな贈り物が自宅に届いた想像をするだけでなんだか嬉しくなってしまいますよね。
月桂冠・最高ランクの1本をぜひ味わってみては?
まとめ
いかがでしたでしょうか?誰もが知る「月桂冠」「松竹梅」が、実は京都の日本酒だと知っていましたか?
それ以外にも、実力確かな銘酒が勢揃いしました。気になる品物もあったかと思います。
自分用~ギフトにまでピッタリ。この記事を参考に、あなたの日本酒ライフをより豊かにしてくださいね!