缶ビールよりもなんとなく高級感があって、味わって飲みたくなる「瓶ビール」。
プシュッと王冠を開ける瞬間、最高に気分が高まるのは筆者だけでしょうか?
今回はそんな瓶ビールの「王冠」に関するトリビアをご紹介します!!
飲み会の時の話のネタにもなるはず…!
瓶ビールの王冠が生まれたのはいつ?~王冠の歴史に迫る~
世界初の王冠栓は19世紀末、アメリカのペインター氏によって開発されました。
それまではアメリカで開発された「機械栓」と呼ばれる針金つきの栓が主流となっており、日本にも輸入ビールとして入ってきた他、日の丸麦酒が日本で初めて機械栓のビールを導入したのだそう。
世界では広く広まった機械栓でしたが、価格がコルクよりも高く、洗浄にも手間がかかるため日本ではあまり普及しなかったそうです。
機械栓が誕生した約20年後、アメリカで研究の末に誕生したものが使い捨ての新しい栓「王冠」です。
アメリカやイギリスを中心に採用され始め、日本では1900年に東京麦酒が最初に導入しました。
しかし日本は技術も未熟で、瓶の大きさ自体も統一されていなかったため、炭酸ガスがびんと王冠栓のすきまからもれてしまうことや瓶が割れてしまうことがあったようです。
その後は従来のコルク栓や王冠栓に少し改良を加えた改良栓、王冠栓を使用していましたが、技術の向上などを受け、大正時代に入ってから王冠栓が主流になりました。
王冠栓の名前の由来
名前の由来は、その見た目から。
ひっくり返すとギザギザしているところが王冠に似ていることからこの名前がつけられました。
ちなみに英語でも瓶ビールの蓋は「Crown(王冠)」といいます。
王冠のギザギザの数は〇〇個と決まっている!?
実は王冠のギザギザの数は世界共通だって知っていますか?
王冠のギザギザは21個!
これは力学の「3点で支えると安定する」という知識を応用し、3の倍数である21を採用しています。
18では締め付けが弱く炭酸が抜けてしまい、24では締め付けが強すぎて開けにくかったため、きちんと密閉してかつ人の力で簡単に開けられる21に決定したのだそう。
日本のビールはもちろん、海外のビールも数えてみてくださいね!
飲み会の話のネタでも使えそうです。
まとめ
マニアックではありますが、瓶ビールには欠かせない存在の王冠。
ちょっとした雑学として、お酒の席での話のネタとして使ってみてくださいね!
集めた王冠でリメイクするのも楽しいかも?