こんにちは。高井つき奈です。
高井 つき奈
1995年7月6日生まれ。元アイドルで現在はフリーランスにて活動中。趣味は飲み歩き、アイドル鑑賞。活動情報は随時Twitterにて掲載中。
Instagram http://i.instagram.com/tsukinatakai/
Twitter https://mobile.twitter.com/tsukina76

先日、nomooo編集部さんに取材していただき、ライターデビューすることになりました!
前回の記事でお酒が好きというトークが弾んだこともあり、今回から”焼酎”について学ぶ連載をはじめます!呑むのは好きだけど、まだ知らないことばかり。しっかり基礎から学んでいきます。
600種類以上の焼酎を揃える「しょうちゅうざんまい」
お邪魔したのは池袋にある「しょうちゅうざんまい」さん。焼酎が飲み放題で楽しめる夢のようなお店です
店内には焼酎がズラリ!1時間1500円でお店にある焼酎のほとんどが飲み放題。
セルフでどんどん飲み比べできちゃうんです。お店の色んなところが気になってキョロキョロしちゃいます。天井にもラベルが貼ってあるのも楽しい!あらゆる種類の焼酎が並んでいて、その数600種類以上。3階建のお店で、フロアごとでなんとなく焼酎の種類を分かれているんですって。
1階はスタンディングで、芋、麦、米焼酎と変わり種を中心にラインナップしています。2階は座敷!
実家みたいにゆっくりできそうです…。置いてある焼酎の種類は泡盛、黒糖焼酎が中心。
座敷奥のケースに入っているのが、全て焼酎…。すごすぎます!
3階はテーブル席で、広めのベランダつき。暖かい季節は開放的な気分が楽しめそうです。置いてある焼酎の種類はランダムとのこと。
焼酎ってなに?
さて、問題は何を飲むか。こんなにいっぱいあると、どれを選んでいいか…。そもそも芋焼酎、麦焼酎ってあるけど、どう違うんだろう。
しょうちゅうざんまい 店長 玲(れい)さんに解説をしてもらいました!
▲しょうちゅうざんまい 店長 玲さん


店長
高井さん、焼酎初心者なら私にご相談ください!店長の玲(23歳)です!
高井
店長さん!よろしくお願いします。焼酎を基礎から学びたいんです。

店長
お任せください!実はこのお店、オーナーに任されて私一人で切り盛りしているんです。お客さんにも、よく焼酎のことを聞かれるので慣れてますよ。

高井
頼もしい!そしてめっちゃ歳も若い~!!そもそも焼酎って?

高井
焼酎って沢山の種類がありますけど......そもそもどんなお酒なんですか?
店長
ざっくりいうと、日本版のウイスキーみたいな感じですかね。ウィスキーやウォッカと同じ蒸留酒です。
原料になる芋や米、麦なんかを発酵させて作った「醸造酒」を蒸留させて作ります。蒸留は理科の実験なんかでやったことがあると思うんですが、一度蒸発させて冷やす工程です。

店長
あと、焼酎は大きく分けて甲類と乙類の2種類で分類されます。製法が違うのですが、この2つで結構味わいが違うんです。
甲類はクセが少なくサワーなど割ものを作るときに向いています。逆に乙類は「本格焼酎」という別名の通り、原料や麹の風味をそのまま生かした味わい。
うちのお店にある焼酎はほとんどが乙類ですね。

店長
甲類が乙類かは、ボトルに必ず記載されています。最近の焼酎は初心者にも優しくて、ラベルに原料やどんな麹を使っているかが書いてあるので味の参考にもなるんですよ!


高井
やっぱり、原料によって味が大きく違いが出ますか?
店長
そうですね。そのあたりも詳しく説明しましょう!焼酎は原料で味が変わるの?


店長
一番メジャーな原料でいうと、芋・米・麦ですね。居酒屋さんに行くと、いも焼酎と麦焼酎は大抵あるんじゃないかな。一概には言えませんがこんなイメージですね。
麦焼酎・・・香ばしさがあり、クセも少なく飲みやすい
芋焼酎・・・使用する芋の種類によるが、甘みがあり独特の香りが特徴
米焼酎・・・シンプルでフルーティな味わい。日本酒好きにもおすすめ
他にも変わり種で、そば、栗、トウモロコシ、にんじんを原料にした焼酎なんかもあります!
原料に麹が加わって、大体の焼酎の味が決まります。

高井
麹によっても違いがあるんですか?

店長
そうですね。同じ原料でも使う麹によって、どっしり奥深くなったり、キリッとキレが出たりします。種類としてが白麹・黒麹・黄麹の3つ。黄麹はもともと日本酒に使われていたのですが、最近取り入れる蔵が増えています。ちょっと日本酒っぽいフルーティな香りになるんですよね。白麹・・・原材料の風味を活かしつつ、スッキリ軽快な味わいに
黒麹・・・しっかりとしたコクと旨味
黄麹・・・もともと日本酒用の麹、フルーティで華やかな香りに

高井
原料の違いだけかと思ってました!!こうなると自分好みの焼酎を探すのが難しそうですね。

店長
初めてのお客様には、普段なにを飲まれるか聞くことが多いですね。お客様が普段からウィスキーを飲むなら麦焼酎、日本酒を飲むなら米焼酎っていう感じで、普段馴染みのあるお酒と同じ原料が使われている焼酎をおすすめしています。
同じ原料でも、それぞれ香りも味わいも全然違うので、うちの店でちょっとずつ飲み比べて探すのもいいと思います。これだけ揃ってれば好きな味が見つかると思うので!
オススメの飲み方でテイスティング!

高井
原料によって、オススメの飲み方ってあるんですか?


店長
一概には言えませんし、そのままの味を楽しむならロックがいいと思うんですが、初心者にはハードル高いですよね?なので、最近は炭酸割りを推してますね!!
炭酸が弾けて香りが際立つし、アルコール感も強すぎず飲みやすいです。実際に飲んでみましょうか。



店長
まずは一番飲みやすい麦焼酎から!「中々」は麹が白麹のスタンダードなタイプ。麦の香りもやわらかくて、飲みやすいと思います。


高井
あ、ほんとだ!ふわっと香るのがいいですね。やっぱりいつもの居酒屋で飲む酎ハイとは全然違いますね。ちょっと香ばしくて、上品…。ウイスキー好きなので、好きかも。


店長
次は芋焼酎!いも焼酎の中でも、かなり有名な「三岳」です。屋久島の中にある「三岳酒造」で作られています。麹は白麹。最初のイモっぽい香りはありますが、インパクトが強すぎず初心者にもおすすめ。ちなみに芋焼酎は黒麹で作ると、重ためでキレのある感じに仕上がっているものが多いですね。


高井
わ!当たり前だけど、すっごく芋の香りがしますね。ロックだと少し抵抗があるけど、炭酸だとイケますね。

店長
最後は米焼酎!「よろしく千萬あるべし」は日本酒で有名な八海山が作っているんです。米、清酒粕、で作られていて、麹も黄麹なので原料がほぼ日本酒と一緒。日本酒好きに飲んでもらうならコレって感じですね。


高井
香りが日本酒っぽいですね!でも、焼酎っぽい。甘みとやわらかさが程よくて、女の子も呑めそうですし…、飲みすぎちゃいますね。本当にどれも違って、びっくりしました。飲み比べ楽しいです!


店長
実は高井さんには、まだまだ飲んでもらいたいお酒がありまして……。変わり種の原料を使った焼酎はどうでしょう?

高井
え!気になります。飲んでみたいです!!変わり種の焼酎もテイスティング!


店長
そばを使った「帰山」。そば焼酎は割とメジャーな方ですよね。原料はそばと米麹のみ!あえて香りや味わいは解説しないので、ちょっと飲んでみてください。

高井
そばの香りがすごい。鼻の奥で広がる感じですね。


店長
癖も強めで、ちょっと大人の味です。炭酸割りはもちろん、お湯割にしても美味しいですよ。

店長
「珍(めずらし)」という焼酎。これ、なにが入っているか、飲んで当ててみてください。

高井
ん~~~~~~!わかんない!でも甘くて、ふわっと最後の方に何かは香っているんですけど。


店長
正解は、にんじんです!難しいですよね。

高井
3口目くらいに、あ!にんじんかって思うくらいの控えめさ。主張しすぎず、後から少し香るくらいがちょうどいいですね。


店長
そしてこれが、日本一美味しい海苔で作ったと言われる「有明の海」。なんと、超レアな海苔焼酎です。味は…飲んだらわかります。
高井
海苔??あの海の?

高井
ええ!!!!すごい磯の香りです。もう飲む前から香ってたんですけど、飲んだらすごい


店長
すごいですよね。お茶割りにしても美味しいんですよ。海苔とお茶で、お茶漬け的な感覚ですかね?(笑)
焼酎は原料によって味わいが大きく違う!
たくさんの焼酎を飲み比べて、勉強になりました。
今日覚えたのはこの3つ!
・焼酎とは?
・原料の違い
・麹の違い
炭酸割りすご~く飲みやすかったので、また新しい焼酎で試してみたいな。皆さんも焼酎飲み放題の「しょうちゅうざんまい」に行ってみてくださいね!