ワインについて勉強中の碓井玲奈!今回はワインの開け方を学びます。
こんにちは!碓井玲奈です。
碓井 玲菜(うすい れいな)
モデル・女優として活躍中。NTV「anone」笠木有紗役、TBS「花のち晴れ~花男NextSeason~」日比谷栞役を演じ話題を集めた。2019年初夏公開映画「今日も嫌がらせ弁当」に美怜役で出演。コスメに詳しく、メディアで韓国通として取り上げられる一面も。両親とワインを嗜む20歳。
昨年はワインの資格試験に向けて、たくさん勉強したけど残念ながら不合格。最近はお酒のことを少しづつ学んでいます!
初心者にもわかるようにワインの知識を学ぶ本企画!第二弾は基礎中の基礎「ワインの開け方」について学びます。
住所非公開!会員制バー付きレンタルワインセラー『Exclusive Wine Cellars & Bar KEYAKI』
今回撮影にご協力いただいたのは、バーが付いたレンタルワインセラー『Exclusive Wine Cellars & Bar KEYAKI』。住所非公開の会員制で、地下へ降りる入口も隠れ家っぽい!
店内はしっとりと落ち着いた大人の雰囲気がします。『Exclusive Wine Cellars & Bar KEYAKI』は、ワインを預かってもらえるレンタルセラーとワインを最高の状態で楽しめるバーが一つになったお店です。
こちらがそのワインセラー!1枠を月額で貸し出していて、高級ワインがたくさん並んでいます!ワインとお客様をつなげる“ワインコミュニケーション”をコンセプトに、トップソムリエがワインの仕入れや管理もサポートしてくれるのだそう。
初のレンタルセラーで緊張!!ワインの上級者だらけのお店なら、皆さんご自宅でもよく飲まれるんでしょうね?
私、ワインの開け方すら怪しいです。コルクワイン開けるのって難しくありません…?
ワインの開栓について学ぶぞ!
支配人であり、ソムリエの西さんにプロの技術を学ぶ!
Exclusive Wine Cellars & Bar KEYAKI 支配人・西 勇輔
JSA認定ソムリエ、WSET、ウィスキーエキスパートなど、資格に裏付けられたお酒に関する様々な深い見識を持つ。フードアナリスト協会の認定講師も務め、食情報の専門家として食を通じたコミュニケーションの魅力を最大限に伝えてくれる。
西:「いらっしゃいませ。ワイン好きであれば、ワインを正しく美しく開栓したいものですよね!自宅でも優雅にワインを飲めるようになるためにも、今日は正しい開栓方法を勉強していきましょう。」
碓井:「お願いします!」
スクリューキャップとコルクの違い
碓井:「素朴な疑問なのですが、コルクワインとスクリューワインって違いがあるんですか?何となくですけど......スクリューキャップのワインの方が安いイメージがあります。」
西さん:「まず蓋の特徴について知りましょうか。コルクは、300年以上前からワインボトルの蓋に使用されている素材で、その特徴は“わずかに空気を通す”という点です。そのため、購入後のワインを保管して長期間瓶内での熟成を楽しみたい場合はこちらを選ぶと良いです。
一方、スクリューキャップは密閉制が高く、早飲みのワインに向いていると言われています。日本でもこのタイプが増えてますね。ニュージーランドやオーストラリアでは90%のシェアを占めているんですよ。」
西さん:「ただ、スクリューキャップのシェアが増えて、一概にコルクが熟成、スクリューキャップが早飲みとは言えなくなってきています。もし、見分けるとするなら、キャップではなくボトル底のくぼみをみるのが良いでしょう。
くぼみが深い方が“オリ”も楽しめる熟成タイプ、浅いのはオリがあまり発生しない早飲みタイプであることが多いんです。」
碓井:「注ぐ時に手を添えるためのくぼみだと思ってました!!」
西さん:「そういう方も多いですね。笑 基本の知識はここまでとして、実際にやってみましょうか。」
実際に開栓してみよう
スクリューキャップの場合
西さん:「まずはスクリューキャップから。左手でキャップ部分を持って、右手全体でボトル下部を覆うようにします。」
西さん:「そして、右手をひねる。あまりキャップを持っている左手を動かさないほうが綺麗に見えます。これだけです!」
碓井:「なるほど。」
碓井玲奈!実践します。
碓井:「早速、やってみます!いつも適当にあけているけど、きれいな所作って意識すると難しいですね。」
碓井:「サマになってますか?スクリューキャップの開栓は難なくクリアです!」
コルクの場合
西さん:「問題はコルクですよね?」
碓井:「そうです!いつもなんとなくで開けているので…。」
西さん:「ソムリエの試験って、実践形式でワインの注文を受けてから開栓、テイスティング…のテストなんかもやるんですよ。それを基準にすると、開栓は2、30秒で行うのが目標です。」
碓井:「そんなスピーディにできなきゃいけないんですか!すごい!!」
1.キャップシールを外す
ソムリエ:「まず、ソムリエナイフを使ってキャップシールを切ります。ボトルの膨らみの下にしっかり刃を当てて、ぐるりと1周させましょう。ナイフを短く持ち、ボトルに対して刃を45度の角度で当てるのがポイント。」
碓井:「膨らみの下が正解だったんだ。」
ソムリエ:「マナー違反というわけではないのですが、ここが日本ソムリエ協会で推奨されている位置なんです。ボトルを一周させたら、ナイフを逆にして反対周り。最後に切れていないところに刃を当てて、全部に切れ込みが入ったら、キャップシールの下に刃先を入れて持ち上げます。」
碓井:「上手い人がやると切り口が全然ギザギザじゃない......。とっても綺麗れす!」
2.スクリューを差し込む
ソムリエ:「スクリューを差し込む工程は、ワイン開栓時のポイントとして意外と大切な部分です。これができていないと、どうやっても失敗してしまいます。」
碓井:「なるほど......この時点で全てが決まってしまうんですね......。」
ソムリエ:「こんな感じで人差し指をガイドラインがわりに添え、コルクのど真ん中に差して、回しいれましょう。」
テコの原理でコルクを少し引き上げる
西さん:「ひとまわし分くらい残したまま、フックをボトル口にかけてレバーを引き上げます。テコの原理を利用しながら、垂直に持ち上げるのがコツ。力んで斜めに力がかかってしまうとコルクが折れてしまいます。」
西さん:「ここでも人差し指をガイドラインにして、親指を添えて…引き上げる!」
コルクを引き抜く
西さん:「コルクがこれくらい持ち上がったら、さらにスクリューを回し入れてコルクを引き抜きます。スクリューを回し入れるときは、コルクを貫通させないように注意してください。」
ソムリエ:「引き抜いたコルクからスクリューを回しとれば完成です。」
碓井:「なんかカッコいい!!」
ソムリエ:「基本的に背筋を伸ばして脇を締めるとスマートに見えるので、少し意識してみるといいかもしれませんね。さっそく実践してみましょう!!」
いざ実践!
碓井:「キャップシールを……!!この時点で難しいです。」
西さん:「ナイフを少し折り曲げて、ワインのボトルに沿わせて見てください。」
碓井:「ぐるっと何周かさせて……」
碓井:「とれた~!!!!」
西さん:「スクリューを回し入れて、垂直にコルクを引き抜いてください。」
碓井:「えっ!垂直を意識ししてレバーを動かすのが無理です。」
西さん:「もしかすると、ちょっと力が足りないのかもしれませんね。レバーを持つ手を逆にして、下から持ち上げるようにしてみましょう。」
碓井:「あ!これなら、さっきよりも力が入りそう。」
西さん:「少しコルクが持ち上がったら、まっすぐコルクを引き抜きます。」
碓井:「結構力が必要なんですね!」
西さん:「最後は両手で覆うようにしてコルクを抜き去ります。」
碓井:「いい感じに成功!!キャップシールを切るのも、コルクを抜くのも、すごく苦戦したけど、なんとかなりました!」
意外に難しい!?スパークリングワインの正しい開け方
ソムリエ:「それでは、難易度の高いスパークリングワイン(シャンパン)の開栓にも挑戦してみましょうか。」
碓井:「え、スパークリングワインってそんなに難しいんですか?ワインより全然簡単な気がしていたのですが......。」
ソムリエ:「ええ、実は正式に開けようとすると意外に難しいんですよ。よくスパークリングワインやシャンパンの栓を抜く時、ポン!って音がしますよね。」
碓井:「はい!!あの音を聞くとなんかリッチな気分になります(笑)」
西さん:「あれ、実はマナー違反なんです。」
碓井:「え~~~~!?!?!?そうなんですか?」
西さん:「もちろん、みんなでワイワイ楽しむパーティーの時などは、そういう派手な開け方で盛り上がるのいいかもしれません。でも、スタッフがサーブする際の正式なマナーとしては、なるべく音を立てずに開栓するものとされているんです。」
碓井:「全然知らなかった...。」
西さん:「まず、ワイヤーを外すします。スパークリング系は、瓶内にガスが溜まっているのでこの時点でいつコルクが暴発してもおかしくありません。いわば、ワイヤーはコルクが飛ばないための安全装置のような役割を果たしているんです。
ですから、ワイヤーを外したらコルクが飛ばないよう、しっかり指でおさえておきましょう。」
西さん:「ナプキンで覆った上から、指でコルクをしっかりホールドします。ボトルをゆっくりと回しながら、開栓する瞬間にコルクを傾けて静かに空気を抜きます。音が鳴らないようにコルクを傾けるのがなかなか難しいんです。」
碓井!今回最大の難関にチャレンジ!
碓井:「成功させたいので慎重にいきます。」
西さん:「少し緩めるだけでコルクが上がってくるのでゆっくり回して…」
ポン!!
碓井:「えっっ…!」
碓井:「えっっ…!空いちゃいました…!めっちゃ音鳴った!!!」
西さん:「意外に難しいでしょ?(笑)慣れるには、数をこなすしかないので......たくさん飲んで何回もチャレンジしてみてください!」
碓井:「はい!絶対にうまくなります!!」
失敗しちゃったけど、とりあえず空いたので乾杯!!
頑張って自分で開けたお酒の味は......格別でした!!!
まとめ
今日学んだのは、ワインの開け方!
1.スクリューキャップとコルクの違い
2.スクリューキャップのワインの開け方
3.コルクワインの開け方
4.スパークリングワインの開け方
これを身につければ、スマートにワインを開けられます。ホームパーティなんかでサラッとできると、かっこいいですよね。
みなさんもこの記事を見ながら、素敵なワインの開け方をマスターして、乾杯しちゃってください♪
店舗詳細
店舗名 | Exclusive Wine Cellars & Bar KEYAKI |
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住所 | 東京都港区西麻布(一般非公開) |
電話番号 | 03-6427-2924 |
営業時間 | 15:00~26:00(入店24時まで) ディナータイム 18:00~21:00 バータイム 21:00~26:00 |
定休日 | 日曜・祝日 |