みなさんは日本酒をどんな飲み方で楽しむのが好きですか?
冷や?お燗?
どちらも美味しいですよね!!
でも......日本酒の魅力はそれだけにとどまらないんです!!!!
筆者がおすすめしたい飲み方が、「日本酒のソーダ割り」。
ということで今回は、暖かくなってくる時期に特におすすめしたい、日本酒のソーダ割りをご紹介します。
日本酒をソーダで割るのは邪道?
日本酒をソーダで割るなんて邪道だ!
という声も聞こえてきそうですが、個人的にはアリだと思います。
なぜなら焼酎も、ワインも、ウイスキーもソーダで割る飲み方が一般的に知られていますよね。
むしろなぜ日本酒はこの文化が広がっていないのか不思議な感じもします。
お酒はおいしく飲むことが1番大切!おいしく飲むために、ソーダ割りにしてもいいはず!!
それにソーダ割りにはおいしくの飲めるだけでなく、いろいろなメリットがあるのです。
ソーダ割りにするメリット
なぜ、スパークリング日本酒なども登場する中であえてソーダで割るのか。
実はいくつかの理由があります。
・度数を下げることができる
日本酒は基本的にアルコール度数が15%前後と少々高いという特徴がありますよね。
しかし、ソーダで割ることで度数を8%前後まで下げることが可能です。
「あまりお酒が強くない......」、という方でも飲みやすくなるのです。
・酸化の進んだ日本酒を有効活用できる
日本酒を開栓してからしばらく時間がたってしまうと酸化が進み、日本酒の風味が変化して、そのまま飲んでもおいしく感じられなくなってしまうことが多々あります。
酸化しておいしくなくなってしまったけど、まだ残っているし捨てるのはもったいない…そんな時はぜひソーダ割りにしてみましょう!
多少味が変わっていても、あまり気にならなくなります。
レモンやライムを加えることで、さらにおいしく楽しめますよ!
・食事に合わせやすくなる
日本酒は料理との相性も考える必要があり、少し難しいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、ソーダで割ることで日本酒をさっぱり味わうことができるようになります。
食事の邪魔をしないのでペアリングを考える必要もなくなり、どんな料理とも合わせて楽しめますよ。
・爽快な飲み口になる
日本酒は冬、というイメージがあるのも、濃厚な口当たりでさっぱりしたものを欲する夏場には合わないように感じるからではないでしょうか。
しかしこれもソーダ割りで解決!
炭酸の効果もあり、すっきりと爽快な飲み口になります。
おいしい日本酒のソーダ割りの作り方
ここでは、筆者がおすすめするおいしい日本酒ソーダ割りの作り方をご紹介します。
①グラスにたっぷりと氷を入れる
まずはグラスにたっぷりと氷を加えて、マドラーでかき混ぜます。こうすることで、グラスがよく冷え氷が溶けにくくなる効果を生み出すのです。
マドラーでかき混ぜると、氷が少々溶けて水が出てきますのでマドラーで抑えながら余分な水分を捨てましょう。
②日本酒をグラスの半分程度注ぎ、ステアする
次に日本酒をグラスの半分程度注ぎ、マドラーで3~4回程度軽くステア。
日本酒をよく冷やしましょう。
③炭酸水を加えて軽くステア
炭酸水を注いだら、炭酸が抜けないように軽く1~2回程度ステア。
縦にゆっくり混ぜるようにすると炭酸が抜けにくくなります。
ソーダ割りのポイントは「割合」にあり!!
日本酒でソーダ割りを作るときはハイボールなどを作る感覚で割ってしまうと味が薄くなりすぎてしまいます。
そのため日本酒と炭酸水が1:1くらいになる分量が基本とされています。あとは自分の好みに合わせて日本酒の量を調整してみてくださいね。
また、レモンやライムなどの柑橘類を少し絞ってみるのもGOOD!フレッシュな酸味が加わり、より爽快感のある味わいに仕上がります。
生果がない場合は市販のレモン果汁やジュースなどを加えてもOKです。
ソーダ割りにおすすめの日本酒とは?
日本酒のソーダ割りには無濾過や原酒タイプの日本酒がベター。
もともと濃厚な味わいのものが多いので、炭酸で割っても薄まった感じがなく、風味を立てることができます。
また、よりスッキリとした味わいを好む方は辛口を、爽やかで甘めの味わいを好む方はフルーティーなタイプの日本酒を選ぶと、自分の理想の味に近づけることができます。
ですがこれらはあくまでも目安なので、自分で「割ったらおいしそう!」と感じたもので試してみることをオススメします。
日本酒ソーダ割りでスッキリした飲み口を楽しもう
「日本酒をソーダで割るなんて邪道だ!」と思っている方にこそ、試していただきたいおいしい飲み方。
アルコール度数を抑えたり、料理との相性を高めてくれたりする日本酒ソーダ割りを、ぜひ自宅でも味わってみてくださいね。