日本酒業界において何かと注目される福島県。
そんな福島の名酒として、圧倒的な実力とともに名を馳せているのが「寫楽(しゃらく)」です。
日本酒好きなら、まずは飲んでおくべき銘柄。上品な見た目、バランスの良い香味はギフトにもピッタリです。
ということで今回は、そんな「寫楽」の魅力に迫ります!
「寫楽」とは?
全国新酒鑑評会の都道府県別金賞一位。これを2013年から3年連続で達成した名酒が「寫楽(しゃらく)」です。
醸すのは福島県会津若松市の「宮泉銘醸」ですが、元は同郷の東山酒造が廃業することとなり、それをきっかけに平成19年から、この「寫楽」という銘柄を引き継いで醸しているのです。
前述した品評会での受賞が裏付ける、圧倒的なクオリティーで福島の名酒として轟く「寫楽」。上品で華やかな香り、米の旨みが効いた、骨太でしっかりとした味わいが主な特徴です。
システムエンジニアから酒蔵を継いだ経緯を持つ"宮森義弘"さんが追求した、日本酒の可能性。食事とともに楽しまれてきた、日本酒の歴史を体現したような、万能食中酒タイプなので、日々の食事にしっかり寄り添ってくれますよ!
ちなみに通年販売の「寫楽」の他、1月~12月それぞれに「限定販売の寫楽」があります。1年を通して、季節の変化とともに楽しむことができますね!
「宮泉銘醸」とは?
「宮泉銘醸(みやいずみめいじょう)」は、福島県会津若松市に構える蔵。日本酒の他に、本格焼酎の製造を行なっています。
日本酒蔵の中では若く、その歴史はまだ60年程です。逆に言えば、歴史ではなく確かな技術力で人気を博している、実力蔵と呼べるでしょう。
代表銘柄は「冩樂」「會津宮泉」「玄武」。
どの銘柄も使用米にこだわられており、大きく分けると「会津・福島県産」か「県外の名産地」の米で日本酒造りが行われています。
会津は、冬は寒さが厳しく夏は暑さが厳しい寒暖差が激しい土地ですが、その寒さが雑菌による日本酒造りの妨害を防いでいます。また、気温が25度以上の日は年間100日程度で、夏~秋の暑さがお酒の熟成に深みを与えています。
厳しくも恵まれた自然の中で、こだわりと技術、情熱を持って日本酒を生み出し続けているのが「宮泉銘醸」なのです。
「寫楽」シリーズ
寫楽 純米酒
「寫楽」の定番商品。初めて飲む方は、まずはこちらからお楽しみください!
果実系の香り、程よい米の旨み、スッキリとした切れ口が特徴。総じてバランスの良い純米酒と言えるでしょう。
冷や(常温)で飲むと実力を一番発揮するタイプ。和食や洋食などどんな料理とも合うので、食中酒として利用するのがオススメです。
寫楽 純米吟醸
前述した純米と比べると、より香りと味を濃くしたような一本が「寫楽 純米吟醸」です。
立ち香は穏やかですが、口に含むと果実系の香りが華やかに広がります。寫楽らしい米の旨みもギュッと詰まっているので、しっかりしたお酒が好きな方にオススメ!
冷酒で飲むと濃い香味がスーッと喉を通ります。少し物足りなかったら、グラスを手で温めてください。同商品の持つ、香りと旨みがより広がってくれますよ!
まとめ
「宮泉銘醸」は歴史こそ浅いものの、代表銘柄「寫楽」の実力は品評会での受賞歴を見れば一目瞭然です。
今回は紹介しきれませんでしたが、季節限定品をはじめ様々なタイプの「寫楽」があります。
ぜひ、それぞれの「寫楽」を飲み比べて、自分好みの一本を見つけてくださいね!