飲んべえの皆さんは“湯船に浸かりながら一献”を夢見ている方も多いはず。そんな、飲んべえたち永遠の夢を叶えてくれる居酒屋が、田町駅にあるんです!!
創業90年以上の銭湯をリノベーションした居酒屋「分福」
田町駅から徒歩6分。飲食店がひしめく慶應中通り商店街、通称“けいなか”を進むとお目当ての店「分福」に到着します。
「分福」は創業90年以上、地元民に愛された銭湯「万才湯」をリノベーションした居酒屋。看板上にも当時の名残が残されていますね!
店内に入ると銭湯そのもの!浴槽がそのまま掘りごたつ式の座席になっています。
席に着くときは、ゆっくり腰を落としてお風呂に入った気分に。ちなみに万才湯だった頃は、下町式のすごく熱い湯船で有名だったそうですよ。
洗い場の鏡や、体重計など、あちらこちらに銭湯の匂いが残っていますね。席に着くまでキョロキョロと周りを見回して、触って、トリップしたような感覚を楽しみます。ちょっとした異世界に来たみたいです。
銭湯絵師の描いたペンキ絵の富士山を眺めながら一献
お店の一番奥から入口の方へ向き直ると、大きな富士山のペンキ絵が。この絵は日本で3人しかいない銭湯絵師・中島盛夫さんによるもの。リニューアルする時に描かれたのだそう。
浴槽から眺めながら飲めば、気分は極楽!ご機嫌に歌いたくなってしまいます。
「ここの絵は、昔レインボーブリッジだったんです。」と店長さん。
絵は変わってしまったけれど銭湯らしい風景が懐かしいのか、「万才湯」を経営していた大家さんも週に1回ほど訪ねて来られるそう。
大人の「牛乳瓶入りカクテル」で乾杯
銭湯といえば、コーヒー牛乳!
ということで「牛乳瓶入りカクテル」(626円/税込)は必ず頼んでおきたい鉄板ドリンク。少し甘めの味わいが、昔懐かしいノスタルジックな気分にさせてくれます。
味は、コーヒー牛乳・抹茶ミルク・苺ミルク・ゴディバミルク味の4種類。みんなで別々の種類を頼んで「プハーッ!!!!」とやるのも楽しいかも。
風呂桶×お刺身のシャッターチャンス
「*お造りの五種桶盛り」(一人前1,058円/税込)は、風呂桶にお刺身が盛られているフォトジェニックな定番メニュー。両手で桶を抱え、タイル貼りの壁をバックに写真撮影される方も多いんですって。*写真は2人前
見た目だけでわかるお魚の新鮮さに、テンションもアップ!鯛・マグロ・カンパチ・甘エビ・さわら、どれもプリップリです。ジワリと脂が溶け出すマグロは、もはや中トロの域ですよ。
「手造りさつま揚げ」(961円/税込)は隠れた人気メニュー。粗挽きのエビの食感が楽しいこだわりの一品です。
お刺身、さつま揚げに合わせて、日本酒も注文することに。
店名にちなんで仕入れたという日本酒「分福」(一合 880円/税込)は、群馬県館林の分福酒造のお酒。ほんのり甘くて、やわらかい飲み口でスイスイ飲み進めます。
浴槽のヘリにもたれかかって周りを見回せば、のぼせたみたいに赤い顔の酔っ払いたち。ノスタルジックな気分に浸れる、極楽な居酒屋でした。
店舗詳細
店舗名 | 分福 |
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住所 | 〒108-0014東京都 港区 芝 5-23-16 1F |
電話番号 | 050-5595-5559 |
営業時間 | [月~金] 11:30~14:00(LO 13:30) 17:00~24:00(LO 23:30) [土] 15:00~24:00(LO 23:30) [日・祝] 17:00~24:00(LO23:30) |
定休日 | 年中無休 |
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