夕方になると、続々と飲んべえが集結する街・神田。
そんな飲んべえの街に、京都で話題のお店「お酒の美術館」が2018年11月1日(木)にオープンしました!
昼から飲めるバー「お酒の美術館」が東京に初進出
「お酒の美術館」は、大正建築の洋館を再利用した本店(三条烏丸)をはじめ、京都を中心に4店舗を展開するスタンディングバー。ウイスキー・ブランデー・ワインなど、世界中のお酒が1杯500円、チャージ無料で味わえることから人気を集めています。
そんな人気のお店、5店舗目は満を持して東京・神田に初上陸!!酒飲みの街・神田ということもあり、うれしい15時オープン。昼から気軽にオールドボトルが飲めるお店は、なかなかありませんよね。
安くて珍しいお酒が揃っているという噂を聞きつけ、早い時間から遠路はるばるお酒好きが集まります。
アートがどーん!初心者も大歓迎のオープンな店内
店内は明るく、女性1人でも入りやすい雰囲気です。
お店に入ると真っ先に目につく壁のダイナミックなアートは、京都のロックな壁画絵師・木村英輝さんの作品。プレオープンのイベントとして、ライブペイントを行ったのだそう。
色んな人に来店してほしいという思いから、今後も楽しい企画を準備しているのだとか。
カウンター下の「オールドボトル」は手にとって眺めて
棚にはたくさんのお酒が並んでいて、眺めているだけでワクワクしてきます。カウンター奥のみならず、カウンター下にもオールドボトルがずらり!店内にあるお酒は、全て実際にボトルを触りながら選ぶことができます。
懐かしの銘柄から超レアなお酒までが揃うラインナップに、しゃがんだまま自分の世界に浸ってしまうマニアなお客様もいるのだそう。
カウンター上の樽は、人気のオリジナルのウイスキー2種類。左の「先斗町(1杯 500円/税込)」はスコッチのブレンド、右の「レトロ(1杯 500円/税込)」はジャパニーズウイスキーのブレンドです。
入門編は私より先に生まれたサントリー「角」
「最初は定番のサントリーの角にしてはいかがですか」
何を注文して良いかわからず、店長さんにオススメを聞くと、オールドボトル初心者の私でも飲みやすい「サントリー 角 特級ラベル(500円/税込)」をオススメしてくれました。
“角”は、普段ハイボールで飲んでいるから、違いもわかりやすいかも。
ウイスキーの飲み方はストレート・ロック・水割り・ハイボール・ジンジャーハイボールの5種類から選べます。
”ツウの方はストレートで味わう”、と聞いたので......今回はストレートにチャレンジしてみました!
口に含むとふんわりと香り、ほんのり甘い。想像を上回る奥深い味わいに、思わず「おぉ…」と声が漏れます。
実はこの“角”、 一般に流通していない“特級ラベル”がついた年代物。私たちが居酒屋で飲んでいる“角”とは一味違うんです。
このラベルがつけられていたのは1990年以前なので、少なくとも28年以上前に生産されたものということになります。
“特級”は昔の酒税制度で使われていた表示で、原酒の含有量が最も高く、いくつかある等級の中でも最上級のランク。
「ウイスキーの色合いも濃いでしょう?」
「この時代はバブルだったので、原料も良いものが使われているんですよ」
店員さんは初心者にもわかりやすい楽しみ方を指南してくれ、お酒にまつわる様々な知識を教えてくれます。
会話が弾んでいくうちに、レアなボトルをどんどん見せてくれました。こうして会話が盛り上がっていると、自ずと輪が広がりお客様同士で仲良くなることも多いのだそう。
超レアなお酒もいくつかご紹介!
メインのラインナップは全て500円ですが、”もっとお高いお酒”もあると聞き見せてもらうことに。
ジャパニーズウイスキーの代表格「サントリー山崎 12年 特級ラベル(1杯 5,000円/税込)」。
こちらのお酒、1杯でお値段なんと…5,000円。
気軽に入れるお店でこの銘柄に出会うことは、滅多にない超レアなウイスキー。
他のお店だと、もっと高くつく逸品です。
海外でも評価される幻のウイスキー「軽井沢」
現在ではもう製造されていない、幻の銘柄「軽井沢(1杯 5,000円/税込)」。
軽井沢の蔦に覆われた世界的にも珍しい蒸留所で生産されたウイスキー。近年では“ジャパニーズ ウイスキー”として、海外からも注目を浴びているのだとか。
どれをとっても、1本のボトルにストーリーが詰まっていて、面白いなぁ!
気になったお酒は”一期一会”で注文すべし!
「上の棚にあるのは、通の方でも知らない珍しい銘柄が多いんです。」と語る店長さん。
上の棚は非常に珍しい銘柄ばかりで、飲みきったら次は入荷しないものも多いという“穴場ゾーン”なんだそう。
「迷ったら飲んでみる。来店される方も“一期一会”の精神を大事にする方が多いですね」とおっしゃっていました。
現在はオープンして間もないため、封が空いていないボトルも多い同店。運が良ければ、歴史がつまったオールドボトルの封開けに立ち会うこともでき、何十年も前の空気を共有するロマンある瞬間を楽しめますよ!
焼酎やワインも揃い踏み
焼酎も森伊蔵や魔王等の貴重な銘柄揃い。ワインについても、綿貫店長はソムリエの資格を持っており、なんと5大シャトー等の貴重なワインも入荷してくるのだとか。
「各種カクテル(500円/税込)」を間に挟んで一休み。
話は尽きず、時間はあっという間に過ぎていきます。
気軽に立ち飲める「お酒の美術館」は、初心者もマニアも大歓迎。お酒の浅瀬に立ちながら、深いところにもどっぷりハマれる不思議なお店でした。
店舗詳細
店舗名 | お酒の美術館 神田店 |
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住所 | 〒101-0035 東京都千代田区神田紺屋町46 双川ビル 1F |
電話番号 | 03-3527-1746 |
営業時間 | 15:00~0:00 |
定休日 | なし |
食べログURL | https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13228186/ |
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