故郷の思い出として、強くインパクトに残るような酒造りを目指している「浜千鳥」。
酒蔵がある岩手県釜石市のコンビニには必ずといっていいほど浜千鳥が常備されていて、地元で知らない人はいないほど愛されているお酒なんだそう。
ここでは、「浜千鳥」の魅力について徹底解説していきます!
「浜千鳥」とは
浜千鳥は、岩手県釜石市にある浜千鳥株式会社で製造されているお酒。
口に含んだ感触はサラリとしており、キレがよく、甘みがあるのが特徴です。では、酒造はどんな思いで浜千鳥を製造しているのでしょうか?
蔵の景色を酒で表現したお酒
浜千鳥株式会社は、町のものを活かした造り、町の料理と合う酒造りを目指して作られています。
地域の環境の中で育ったお酒は、地域の山や森、都市であったら都会の喧騒などと同様に、そのお酒の存在自体が「景色」になることもあります。
土地に育てられてゆき、土地を育てるようなお酒になって、地域性を活かし自然とひとつになった酒造りを続けられる。そして、蔵独自の「景色」を表現していこうとしているのが「浜千鳥」なのです。
地元に密着して作られている
浜千鳥の仕込み水は軟水で口当たりが優しい、北上山地系仙磐山の伏流水を使用。
北上山地系仙磐山の伏流水は仙人秘水とも言われており、その繊細な味わいは浜千鳥の旨みに大きく貢献しています。
お米は酒造好適米の「山田錦」「美山錦」のほか、岩手県のオリジナル品種「結の香」「吟ぎんが」などの地元の米も使っています。
浜千鳥株式会社は、地元農家と積極的にコミュニケーションをとったり視察に行ったりなど、地域に密着した酒造りを行なっているんだそう。
上述したように、町のものを活かした酒造りを目指しているのです。
「株式会社 浜千鳥」とは
1923年、岩手県上閉伊郡釜石町にて「釜石酒造商会」として創業しました。それから約40年後の1968年に、さらにより良い水を求め酒造工場を移転。
2003年には「釜石酒造商会」から現在の「株式会社浜千鳥」に社名を変更します。
イベントも盛りだくさん
年間を通して、「浜千鳥を楽しむ会」や「酒造り体験塾」といった「浜千鳥」主催のイベントが開催されています。
「浜千鳥を楽しむ会」は、岩手の食材を使用した料理と浜千鳥の酒のハーモニーを楽しむことを目的としており、著名人のゲストを迎えて、さまざまな浜千鳥のラインナップを楽しむことができるイベント。
「酒造り体験会」は季節ごとに年に4回開催され、春の田植え、秋の稲刈り、冬の仕込と、搾りや瓶詰を体験できるのだそう。
一般人も参加できるオープンなイベント企画がたくさんあるので、浜千鳥についてもっと知りたいという方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
浜千鳥おすすめアイテム
浜千鳥 純米大吟醸 1,800ml
'99モンドセレクションにてゴールドメダルを受賞した、浜千鳥の純米大吟醸です!
浜千鳥の技術を結集した、手作りの一品。
甘みとさっぱりとした旨みのバランスが良く、おだやかな吟醸香が上品に感じられます。
浜千鳥 純米大吟醸 吟ぎんが仕込み 720ml
【画像の出典】浜千鳥 純米大吟醸 吟ぎんが仕込み 720ml
2014年のロンドン・サケ・チャレンジで金賞を受賞した、オール岩手な日本酒です。
香りは落ち着いていますが、口に含むと鼻の中を華やかな香りが広がります。
キレのある旨みと口当たりのイイすっきりとした飲み口が特徴な一品です。
[浜千鳥 純米大吟醸 吟ぎんが仕込み]はこちらで購入できます
浜千鳥 特別純米酒 無濾過火入 1.8L
【画像の出典】浜千鳥 特別純米酒 無濾過火入 1.8L
2018年9月に発売されたばかりのラベルです。
春に絞った特別純米酒を濾過のまま火入れして冷蔵貯蔵した、秋限定のお酒。
フルーティな香りと優しい甘みと酸味のハーモニーがたまらない逸品です。
さまざまな飲み方で楽しむことができ、涼冷えや冷や、ぬる燗でおいしく飲むことができます。
[浜千鳥 特別純米酒 無濾過火入]はこちらで購入できます
まとめ
自然の恵みの近くで造られた「浜千鳥」。
口当たりはさらりとキレのある甘さが特徴で、非常に飲みやすい逸品となっています。
おいしい和食と一緒に、思い出にのこる食卓を浜千鳥と一緒につくりませんか?