毎年秋になると世間を賑わせているボージョレ・ヌーヴォー。
今年こそは買ってみたいけれど、たくさん種類があって何を選べばいいのかわからない…という方も多いのでは?
今回はワインソムリエが直伝する、ボージョレ・ヌーヴォーの選び方とおすすめ銘柄をご紹介します!
ボージョレ・ヌーヴォーはどうやって選べばいい?
まずは、ボージョレ・ヌーヴォを選ぶときに役立つ知識と、選ぶときの注意点をおさえておきましょう。
ボージョレ・ヌーヴォーにもランクがあるの?
ワインの多くは格付けがされています。もちろんボージョレ・ヌーヴォーも例外ではありません。
通常のボージョレ・ヌーヴォーの上には、「ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー」というランクがあります。これは、ボージョレ・ヌーヴォーの産地であるフランス・ブルゴーニュ地方のボージョレ地区の96の村の中でも、特に優れた39の村で収穫された質の高いブドウから造られたものが該当します。
価格はややお高くなりますが、贈答品などにはピッタリです。
選ぶときの注意点
ボージョレ・ヌーヴォーを選ぶときに注意したいのが価格です。安い方がありがたいのも確かではありますが、ボージョレ・ヌーヴォーの場合、1,000円を切るようなものは、保管状態や輸送するときの状態が適正であったか少々疑問に思います。
もちろんそのような価格帯の中には美味しいものもあるかもしれませんが、失敗したくないという方は1,000円以上のものを選んだ方が無難なのではないでしょうか。
ボージョレ・ヌーヴォー人気の銘柄は?
ボージョレ・ヌーヴォー初心者の方は、まずは人気の銘柄をチェックしておきましょう!
売上ナンバー1の「ジョルジュ・デュブッフ」
出典:【世界中で愛される定番ボジョレー ヌーヴォー】 ジョルジュ デュブッフ ボジョレー ヌーヴォー 2018 750ml [フランス/赤/ライトボディ/750ml]
「ボージョレの帝王」とも呼ばれるジョルジュ・デュブッフ。日本におけるボージョレ・ヌーヴォーのブームの火付け役となった存在です。
ボージョレ・ヌーヴォーの売上ナンバー1を誇るだけでなく数多くの賞も受賞しており、その実績は確かなもの。
まずは王道から試してみるのはいかがでしょうか?
名門中の名門、「アルベール・ビショー」
出典:アルベール・ビショー ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー2018 750ml
1831年に創立された歴史あるブルゴーニュの名門の造り手です。
2004年には世界最高の赤ワインの生産者に贈られる『レッド・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー』を受賞し、2011年には白ワインでも『ホワイト・ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー』を受賞するという実力派。
もちろんボージョレ・ヌーヴォーの味にも間違いはありません。
その他のおすすめは?
美味しいオススメのボージョレ・ヌーヴォーはまだまだあります!
ブルゴーニュの巨匠、「ルイ・ジャド」
出典:【J】 ボージョレー ヌーヴォー 新酒 航空便 2018 (ヴィラージュ プリムール) ((B0JLBN18)) 750ml ノンフィルター ルイ ジャド 赤【辛口】
1859年に創設された、多くの自社畑を持つブルゴーニュ屈指の生産者。
ワインでテロワール(その土地の気候風土など、土地の個性)を表現することに重きを置き、近年では有機農法などの伝統的な手法を積極的に取り入れています。
「ルイ・ジャドを語らずして、ブルゴーニュを語れず」と言われるほど、ブルゴーニュを代表する生産者です。
注目の造り手、「ドミニク・ローラン」
出典:ドミニク・ローラン ボージョレー・ィラージュ・ヌーヴォー・キュヴェスペシャル (木箱入) [2018] 750ml
洋菓子職人からワインの醸造家に転身したという、異例の経歴を持つドミニク・ローラン。優れた醸造家のもとで修行し、1988年に創業を開始しました。
樹齢50年以上の古木(ヴィエイユ・ヴィーニュ)から獲れたブドウを使い、自作の樽で醸造するなど、独自のこだわりを持っています。彼が手掛けるワインはまるで魔法のようだ、ということから「ドミニク・マジック」という言葉も生まれたほど。
ワイン評論家であるロバート・パーカー氏からも、生産者の最高評価である5つ星を獲得し、今ではブルゴーニュの5本の指に入るほどの実力派となりました。
まとめ
オススメのボージョレ・ヌーヴォーの銘柄を紹介しましたが、試してみたいものはありましたでしょうか?
今回ご紹介した銘柄の中には、2,000円前後で買える比較的リーズナブルなものもあるので、ぜひ購入を検討してみてくださいね!
皆さんがお気に入りの1本に出逢えることをお祈りしています!
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