ウイスキー好きの皆さん、こんにちは。
みなさんは、「グレンドロナック」という銘柄のウイスキーをご存知でしょうか?
「グレンドロナック」は、シングルモルトのロールスロイスとまで謳われている「マッカラン」と、度々並び評される程の名ウイスキーです。
ぜひこの記事を呼んで、「グレンドロナック」の魅力の虜になってください。
「グレンドロナック」とは?
https://www.instagram.com/p/B2Tpja6gxUr/
古典的なハイランドモルトとして人気の「グレンドロナック」はフルボディで濃厚なハウススタイルが魅力。
グレンドロナックの製造方法は、1996年まで伝統的な製法のフロアモルティングを行い、ポットスチルは石炭の直火炊を採用していました。
創業当時の生産方法を守り続けていたことからも伺える、クラフトマンシップを大切にしているウイスキーなのです!
現在ではシングルモルトのラインナップに力が入れられ、熟成には全てシェリー樽を使用。シェリー樽熟成のエキスパートが造るシングルモルトとして知られています。
味わいは勿論、シェリー樽による甘く果実感のある風味と、ドライでナッティな香りによる芳醇なフレーバーが特徴です。
同じシェリー系のシングルモルトには、マッカランやグレンファークラスなどが並びますが、それらと比べるとややライト。飲みやすさすら感じさせる、根強い人気を博す名ウイスキーです。
「グレンドロナック蒸留所」とは?
「グレンドロナック蒸留所」は1826年に創業。ハイランドとスペイサイドの境界線上に位置するところに建てられました。
それ故に「グレンドロナック蒸留所」のウイスキーは、スペイサイドモルトとして扱われることもありますが、ハイランドモルトと分類するのが一般的。
蒸留所があるのは周りが豊かな緑に囲まれた、とてものどかな田園地帯。3㎞程北にはデヴェロン川が流れ、谷間に美しく佇んでいます。
ゲール語で「黒いちごの谷」の意味をもつのは、こういった豊かな自然環境が由来しているのです。
建造したのは、この地方の地主"ジェームズ・アラディス(アラダイス)"氏。その後、オーナーは次々と変わりますが、2008年に現在のベンリアック・ディスティラリー社の所有に落ち着きました。
この背景には、蒸留所の火災による焼失や買収といった、決して順風満帆とは言えない経営状況があります。創業当時から人気の蒸留所ではありましたが、一筋縄で現在まで続いてきた訳ではないのです。
2008年からは、全てのウイスキーをシェリー樽100%にするなど、シングルモルトのラインナップを強化。現代、シェリー樽熟成のエキスパートとして知られているのは、こういった絶え間ない味わいへの追求があるからかもしれませんね。
「グレンドロナック」シリーズ
グレンドロナック12年
ハイランドモルトの入門編。まずは飲んで欲しいグレンドロナックです。
フルーティさとビターのバランスが良く、香りはいかにもシェリーといった定番の味わい。赤みがかった色が綺麗な一本です。
ストレートで本来の味わいを確かめた後、少し水で割って飲むのがオススメ。
グレンドロナック 18年
グレンドロナックにハマったら「グレンドロナック 18年」を是非。少し価格が上がりましたが、その分リッチな味わいを楽しめます。
蜂蜜やレーズンを思わせる香り、コーヒーやチョコレート、スパイシーさも感じさせる味わい。総じて、複雑なフレーバーと長い余韻が特徴上品な一本です。
普段使いには少々リッチですが、プレミアムアイテムとしてはコスパ的にもオススメ。
グレンドロナック 21年
グレンドロナックにどハマりしたなら、この「グレンドロナック 21年」を楽しみましょう。シェリー樽熟成のエキスパート、その技が詰まった一本です。
2種のシェリー樽由来の甘味が絶妙に絡み合った仕上がり。それでいてしつこくなく、程良いシェリー感に抑えられています。
上品な香りと芳醇な味わい。非常に完成度の高い、フルボディのハイランドモルトです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
シングルモルトスコッチは、産地により更に分類されますが、もしまだハイランドのものを飲んでいなければ「グレンドロナック」を楽しんでみてください。
確かなクオリティーの「グレンドロナック」なら、必ずハイランドの基準になるはずです。一つひとつ、色んなウイスキーを飲んで、より自分の好きな一本を見つけていってくださいね!