みなさんこんにちは!
みなさんは樽から注がれるビールを見たことはありますか??
全部同じに見えるビールの「樽」ですが、実は「カスク」と「ケグ」の2種類あるんです。
今回はこの「カスク」と「ケグ」の違いとそれぞれの特徴、そして筆者オススメのビールが楽しめるお店もご紹介しちゃいます!!
カスクとケグはこんなに違う!!
冒頭でもご紹介しましたが、カスクもケグも「樽」のことを指しています。
実はこの2つ、いくつかの違いがあります。まずは1つずつ、詳しく見ていきましょう!!
⚫︎ケグ
ケグはビールで最も使われているステンレス製の樽です。
注ぎ口は樽の頭の部分にあり、炭酸ガスの圧力を利用して注ぎます。
ケグは樽生ビールの他にも炭酸飲料や樽生ハイボールなどにも使われているんですよ。
ビールを造る釜や貯蔵しておくタンクもケグと同じくステンレス製なので、樽生ビールは瓶ビールよりもビールが受けるストレスが少ないと言われています。
また、一般的に瓶のビールよりも炭酸が柔らかいことが多いそう。
加えてケグのビールはタンクから空気に触れることなく詰めることが可能なため、酸化することなく新鮮なビールである可能性が高いですよ!!
ちなみにこんなユニークな商品もあります。詳しくはこちら。
⚫︎カスク
カスクはワインやウイスキーなどでよく見かける木製の樽のこと。
ですが、素材は木だけでなくステンレスのことや紙製のものもあるようです。
(紙製のカスクで、大容量のワインも「カスクワイン」と呼ばれているそうですよ!)
注ぎ口は樽の横の部分にあり、重力を利用して注いでいます。
ビールでこのカスクを用いる場合、中身のビールは「リアルエール」と呼ばれています。
最近ではリアルエールそのものを「カスク」と呼ぶ場合もありますよ。
リアルエールってなんだ!?
リアルエールとは、イギリス発祥の伝統的な製法を受け継いで造られているビールのことです。
そのため、スタイルは1種類に決まっているわけではありません。
“エール”という名前通り、上面発酵のエールビールです。
1次発酵までは通常のビールと同じ製法ですが、違いが出てくるのはここから。
リアルエールは「無ろ過」・「非加熱」のまま、タンクではなくカスクに移して2次発酵させます。
お店で樽からグラスに注がれるその瞬間まで、発酵が続いているんですよ。
そんなリアルエールは“生きているビール”なんて呼ばれることもあります。
さらに、通常のビールと大きく異なる点がもう1つあります。
それはカスク内で発酵して発生した炭酸ガスは外に逃げるようになっていているということ。
つまり、リアルエールはほぼ“無炭酸”なんです!!
炭酸はビールに爽快感を与えますが、ビール本来の香りや味わいを感じにくくしてしまうというマイナス面も持っています。
リアルエールの場合はほとんど炭酸を感じないので、ビール本来の味をダイレクトに感じることができるんですよ!!
まとめ
いかがだったでしょうか。
同じ「樽」ではありますが、ケグ・カスクには明確な違いがあるんですね!!
今回はカスクのリアルエールに注目しましたが、自宅でワイワイ楽しむなら、NOMOOO編集部もお世話になったハイネケンの「ドラフト ケグ」もオススメです。
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それぞれの楽しみ方で、ぜひ充実したビールライフを過ごしてみてくださいね!!