テキーラといえば、洋酒の中でもかなり強いお酒として認識されていますよね?ワインやウィスキーに比べ、飲んだことのある人も少ないのではないでしょうか。
しかし、それはテキーラに対して「一気飲み」「パリピの飲み物」というイメージがあるからなんです。
今回紹介する「ドンフリオ」も、一気飲みとは程遠いテキーラ。テキーラ界の中でもパイオニアとして語られるお酒の1つなんです!
ドンフリオについて
テキーラの中にはアガヴェという材料を100%使った、「プレミアムテキーラ」と言われる本格派のテキーラがあります。
「ドンフリオ」はプレミアムテキーラの中でも代表的なブランドとして広く知られており、海外セレブや日本でとても人気が高いんです。
まずはドンフリオの魅力を紹介していきます!
◆日本でもメキシコでも人気のテキーラの王様
実はこの「ドンフリオ」、テキーラファンであれば知らない人はいないほど有名なお酒なのです。
その人気の理由は味にあります。
テキーラは「アガヴェ」という、アロエに近い植物を原料にして作られています。ドンフリオでは最高級のアガヴェを丁寧に蒸溜、苦味やエグ味を抜きつつ、素材の甘味と旨みを活かし、スムースな味わいに仕上げているんです。
特にドンフリオで使われるアガヴェは鉄分と糖分が豊富。そのため、自然な甘さを堪能することができるんです。
また地元・メキシコでもその上品な味わいは大人気。まさしくドン(=首領)の名にふさわしいテキーラですね!
◆カクテルとストレートのどちらでも使用可能
ドンフリオはストレートやロックなど、さまざまな飲み方で楽しむことができるのも魅力の一つ。メキシコ流に塩やライムを食べながらテキーラを飲み干すのもよいでしょう。
その他にもコーラと混ぜてメキシカンコークにしたりなど、カクテルにして飲んでもおいしくいただけます。
ドンフリオの歴史
◆ドンフリオを作った「フリオ・ゴンザレス」
ドンフリオを作ったのは「フリオ・ゴンザレス」というメキシコ人。
彼は1942年に若干17歳という若さで蒸溜所を設立。当時粗悪な品も多かったテキーラの業界で、高品質でまろやかなテキーラを作り上げていきました。
この努力の結果、テキーラは一気に飲み干すだけでなくストレートやロックで飲んでも美味しいのだ、ということが知られるようになったそうです。
◆ドンフリオが育てたテキーラのイメージ
ドンフリオの興隆もあり、最近の海外でテキーラは高級感ある飲み物として扱われるようになっています。
特にハリウッドセレブからの人気は高く、「ジョージ・クルーニー」や「クリスト・イーストウッド」といった有名俳優もよくテキーラを飲んでいるんだとか!
特にジョージ・クルーニーは自分でテキーラをプロデュースするほどの愛好家。その愛飲振りがうかがえますね。
ドンフリオのラインナップ
このドンフリオには熟成期間などでいくつかブランドがわかれています。2018年から発売されたモデルもあるので、ぜひ試してみてくださいね。
◆ドンフリオ レポサド
一つ目が「ドンフリオ・レポサド」。8ヶ月の熟成期間を置いており、柔らかなドライフルーツやナッツのような香りに、なめらかな口当たりが特徴的です。
◆ドンフリオ1942
2年から2年半の熟成期間を経て作られた「ドンフリオ1942」。アカヴェの豊かな甘い香りの他、バニラとバターと砂糖を熱して作るトフィーというお菓子のような風味がします。大きめのグラスに注いで、じっくり味わりながら飲んでみてください。
◆ドンフリオ ブランコ
今年の6月5日から発売されたばかりの「ドンフリオ ブランコ」。ドンフリオらしいまろやかさと、新鮮なシトラス香の爽やかな味わいが楽しめます。
まとめ
テキーラにおける代表的な存在であるドンフリオ。
口当たりも良く、これまでテキーラを飲んだことがない人にもオススメできるお酒です。どうしても口に合わなければカクテルのベースとしても使えるので、好みの味にアレンジしながら美味しくいただけそうですね。
近くの酒屋などで見つけたら、ぜひ試してみてください!