どうも、こんにちは。タナカナコです。
生まれつきの不機嫌顔ですが、本日は不機嫌なわけではなく”不安を感じている顔”なのです。
なぜ不安なのかって??
ことのはじまりは、先日のNOMOOO編集部会議にて。
編集部の男性陣が、こんな会話を始めました。
NOMOOOメンズ1:「恵比寿に、”出会える”おでん屋さんがあるらしいよ」
NOMOOOメンズ2:「え、なにそれ?面白そうじゃん!取材申し込んでみようよ!」
NOMOOOメンズ1:「いいね!でも俺らが行ったら、普通に楽しんじゃうし公私混同感半端ないから、出会いとかに縁がなさそうなヤツに行ってもらいましょう!!」
そして、白羽の矢が立ったのが私。
失礼すぎない??
失礼だよね??
確かに出会いはないし、初対面の人と喋るときはオドオドしますよ。
でもさ......ガチな人見知りの私にそんな取材頼むのはやばいでしょ......。
というわけで本日は、超絶人見知りの私が恵比寿にある”出会えるおでん屋さん”のレポをして行きます!
出会えるおでん屋さん「東京おでんラブストーリー」
お店に到着。
JR恵比寿駅西口から徒歩30秒ほどのところにある「東京おでんラブストーリー」。
どんなお店でも、駅近なのは嬉しいですよね。
(すでに人見知りを発揮して、泣きそうになっています)
看板横の階段を上がると・・
左横にありました。
制服が目印です。
なぜ入り口に制服が??一体どんなお店なんだ・・?
早速、お邪魔してみますね。
店内には昭和の世界が広がる
おおおおお!?!?
屋台!?屋内に屋台だと!?
そして、店内にはいたるところに昭和を感じさせる仕掛けが。
店名の「東京おでんラブストーリー」っていうのも、どことなく昭和な感じですもんね!
あの有名な、トレンディードラマみたいな感じ??
おでんダシの香りが店内いっぱいに広がっています。
うーーーん!めっちゃお腹すいた!
でも......
このお店の、どこに出会いの要素があるんでしょうか?
ひとまず、店員さんに案内された席に着席。
私が案内された席には、女性2人組のお客さんが。
あ、なるほど、1つの屋台を囲んでおでんを突きながらみんなで会話を楽しみましょう方式ね・・
いや......私くらい重度の人見知りだと、席について「さあ、お好きにおしゃべりどうぞ!」なんて言われても何にも喋れないのですが......
ま、お腹すいたし、まずはおでん食べときますか!
濃厚ダシが染み渡るおでん、つまり絶品
鍋の中から自分の好きな具を取るスタイル。
グフフ、どれにしようか迷っちゃうな~。
もち巾着、大根、はんぺんetc.....
具材1つ1つにダシがしっかり染みてて美味しい!
1口食べると、口の中でダシが染み渡ります!
サバ節とカツオダシをブレンドしたこだわりのダシは、継ぎ足しで作られているんだそう!とっても濃厚です。
これは酒が進むぞ!!
まずはビールでしょ!!
心なしか、顔が緩んできましたね(笑)
おでん伝票。こちらに食べたおでんを書くセルフ方式になっています。
食べた分はしっかりと書いてくださいね!ズルはダメですよ!!
また、おでん鍋に入っている以外に「トマト」「チーズ」「ロールキャベツ」などで食べたい具があれば、スタッフさんにオーダーするようです。
タナカは「ロールキャベツ」を追加。
ダシが染みていてしんなりしたキャベツの中には、熱々の具が!!たまりませんね~~!
ビールが進む~~。
会話なんて一切せずに、一心不乱におでんを味わっていると、なにやら丸い印が書かれている串を発見しました。
丸が3つ・・?
店員さんに聞いてみると、
「おめでとうございまーす!お好きなおでん1本サービスです!」
なんと、おでん串に丸が3つ書かれたものが出ると、好きなおでんが1本無料になるそう!
「ワーーーーーイ!おでん1本当たったぞ!!!」
と喜んでいるとスタッフさんが
「すみません、当たったおでんは別のお客様にプレゼントするんです」
と、まさかの発言。
へ??????どういうこと???
”出会える”ルール!「くじおでん」とは一体!?!?
「こちら、当店のルールになります!」と手渡されたのが、ルールの書かれたメニュー表。
ん??
くじおでん??
そう言われると、お鍋の中に入ってるおでんには、ほとんどに串が刺さっていたような......。
そう、さっきの丸が3つ書かれた串は「3等」を意味していたのです!
そして、くじが当たったら、自分じゃなくて誰かにプレゼントするのが「東京おでんラブストーリー」のルールなんです!
なるほど......そこから会話のきっかけが生まれるということか!
その他にも「ネガティブトーク禁止」「オープンマインド!!」といったルールが。
要するに、みんなで楽しみましょうってことですよね。
ということで、私は向かいに座っていたお姉さんにおでんを一本プレゼントしました!
「わあ!ありがとうございます!!!」と、喜んでくれたお姉さん方。
人見知りのタナカ、ここでようやく本日最初の会話が始まりました(笑)
なんとお姉さん方は、こちらの常連さん!タナカがもじもじしていたら
「今日はなんの取材で来ているんですか??」
「取材ならこのお店がオススメですよ!すごく腕のいいバーテンダーさんがいるの!」
などなど、仲良くお話ししてくれた上にオススメのお店情報まで......。
ぶっちゃけ泣きそうでした。
初対面の人とこんなに会話が弾むなんて......。奇跡的すぎる......。
出会えるおでん屋さんっていうから、異性との出会いを楽しむところだと思っていましたが、全然そんなことない!
同性、異性関係なく「一期一会」を楽しむ素晴らしい場所だったんですね!!
おでんのお店だけど、オススメのメニューは〇〇
人見知りのタナカでも問題なく会話が楽しめるということで、常連のお姉様に
「ここのお店の一押しメニューってなんですか?」
と聞くと
「蕎麦です!!!」
と同時に答えてくれました。
あれ?おでんじゃないんだ(笑)
「もちろんおでんも美味しいんだけど、蕎麦がとにかく最高なの!蕎麦職人歴27年のスタッフが手打ちで作ってるから本格的だよ!」
とのこと。
これは蕎麦も食べるしかない!!!
どのメニューも魅力的でめちゃめちゃ迷います。
どの蕎麦を食べようか悩んでいると......
「蕎麦食べたいの?5等当たったから好きな蕎麦食べな!」
なんと、隣のお兄さんが声をかけてくれました!!!
(モザイクによって犯罪者風になっていますが、めちゃめちゃ優しいおふたりです)
「ま、マジで~~~!!!?」
ちなみに5等は、「自腹で誰かに何かプレゼント」。
5等の使い道が「蕎麦」って......粋すぎるでしょ、お兄さん!(笑)めっちゃ優しいやんけ!!
というわけで、「ざる蕎麦(800円)」をいただきました。
ん~これは初めて食べる味!
食感はツルっとした細麺なんだけど、しっかりコシがあって食べごたえがあります!しつこくなくて、シメにもちょうどいいスッキリさ。
こちらが大ベテラン蕎麦職人の織田さん。とてもチャーミングで、可愛らしい方でした。
美味しいお蕎麦をありがとうございます!!
激辛!とうからし酒をいただく
蕎麦を食べて、すっかりご満悦のタナカ。お酒の力もあってか、会話も弾みます。
メニューを見て、ずっと気になってた4等の「とうがらし酒」と「にんにく酒」について聞いてみることにしました。
「そういえば、4等のとうがらし酒とにんにく酒ってなんですか?」
この発言を聞いて、ニヤリと笑うお隣のお兄さん方。
お兄さん:「タナカさん、とうからし酒が飲みたいの?よし、じゃぁ俺が4等でご馳走してあげるよ!」
と言って4等を狙うお兄さん。
店長曰く、「当たりくじはウインナーが多めだよ」とのこと。
ウインナーを大量に取っていました(笑)
そして、見事に4等ゲット!ありがとうございます!!!
「とうからし酒」の見た目はこんな感じ。なかなかパンチのある色ですね......。
お姉様方も、とうからし酒が気になるとのことなので、一緒にいただきました!
勢いよくゴクリ。
「うおおおおおお~~~!めっちゃ辛い!!!!やばい!!!喉があああああああ!!!!!!」
想像していたのよりも100倍辛いです。
辛いのがお好きな方はぜひお試しください(笑)
ただし、イッキのみは厳禁です!!!(死にます)
おもしろ店長にお話を聞いてみた
お店の作りからシステムまで、全てがユニークな「東京おでんラブストーリー」。
店長さんにお話しを聞こうとしたら、なにやら厨房に下がって準備を始めました......。
何してるんだ・・?
ヒゲを三つ編みしていたようです......(笑)
店長さん:「昔の人って、おでんの屋台が出会いの場だったんですよ。『あちらの方からサービスです』なんて突然おでんがプレゼントされて、それがきっかけで仲良くなったり。そんな出会いを今の若者にも味わってほしいなと思って、当店のルールにも加えました。
うちの客層は本当にバラバラで、20代前半の方から60代の方まで幅広くいらっしゃいます。ちなみに、カップルで来る常連さんもいて、単純に知らない人と会話を楽しみたいという方も結構いるんですよ!男女関係なく、ひとりひとりが屋台を通じて楽しんでいってくださったら嬉しいですね!」
確かに、私も今日来るまでは”出会い”というワードにビビっていましたが、いざお店に入ってみるとあたたかい雰囲気とお店独自のルールで普通に楽しめちゃいました!
まさか出逢いの場で、女性の方ともお話しできるとは思ってなかったし!なんだか新鮮でしたね!
「東京おでんラブストーリー」は人見知りでも会話が弾む、”出会える”おでん屋さんだった!
ナチュラルに会話が弾んでしまう「東京おでんラブストーリー」。人見知りの私でも楽しめる、本当に楽しい”出会える”おでん屋さんでした!
正直、ここまで自然に隣の方と話せると思わなかった!(笑)
男女の出会いの場としてはもちろん、同性同士の飲み仲間を探すのにもピッタリ。
「お酒が好きだけど、飲みに行く友達が少ないんだよね....」って方にオススメですよ!!!
ホクホクのおでんは、これからの季節が本番。
秋冬に向けて、ぜひ「東京おでんラブストーリー」に足を運んでみてください!
(ご協力してくださったお姉さん・お兄さん、ありがとうございました!!!)
概要
店舗名 | 東京おでんラブストーリー |
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所在地 | 東京都渋谷区恵比寿南1‐7-8 ニューライフ恵比寿202 |
アクセス | 恵比寿駅西口100m 徒歩1分 |
TEL | 03-5708-5237 |
URL | https://tokyoodenlovestory.owst.jp/ |
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