見た目がブドウジュースのような赤ワイン。
一見甘くて飲みやすそうですが、実際飲んでみると渋くて飲めなかった…なんて経験はありませんか?
それ、“デキャンタージュ”をしていないことが原因かも…!?
ということで今回は、ワインをより美味しく飲みやすくするための一手間、“デキャンタージュ”を解説していきます!!
デキャンタってなに?
みなさんはレストランなどで、ワインが大きめのガラス容器に移されているところを見たことがありますか??
あの、ガラスの容器こそ「デキャンタ」です。
そして、この「デキャンタ」にワインを移し替えることを「デキャンタージュ」と呼びます。
デキャンタージュを行う理由は大きく2つ。
1つ目はワインの底に溜まった「澱」がワイングラスの中で舞わないように取り除くため、もう1つは熟成の十分進んでいない若いワインを空気に触れさせて酸化させることで香りを開かせるためです。
特に香りを開かせる、というのが美味しくワインを飲むために欠かせないこと。
ワイン特有の渋味の原因の1つであるタンニンを和らげることで味がまろやかになる他、ワイン本来の複雑な香りを取り戻すことができるのです。
デキャンタージュが必要なワイン
①若い赤ワイン
まだ熟成しきっていない若い赤ワインに対して、デキャンタージュを行うことは有効です。
先ほども少しご説明しましたが、空気にワインを触れさせることで酸化を進めることができます。
酸味やタンニンの強いワインは、ワイン用語で“閉じている”と表現されますが、この閉じているワインを開かせることが目的です。
複雑な香りを生み出すことができますよ!
②冷やしすぎたワイン
エールビールなども同様ですが、香りのあるものを冷やしすぎてしまうと、本来の香りを感じられなくなってしまいます。
美味しいはずのワインなのに......それじゃぁすごくもったいないことですよね。
そこで、デキャンタに移し替えることでワインの温度を上げることも期待できます。
ここで注意したいのは、デキャンタに移し替えたワインはその日のうちに飲みきるということ。
酸化しすぎてしまうと、ワインが劣化して美味しく飲めなくなってしまいます。
③ボルドータイプのワイン
ボルドータイプのワインは、赤ワインの中でもデキャンタージュをすることで味わいが変化しやすいと言われています。
渋味が強く、飲みにくいワインですが、一手間加えることで、香りは強く、味わいはとてもまろやかになり、とても飲みやすくなるんですよ。
逆にブルゴーニュタイプ、特に「ピノ・ノワール」は、デキャンタージュに向いていないと言われています。
酸味が強くなりすぎて、逆に飲みにくくなってしまうんだそう。
デキャンタージュをすれば美味しくなる、というわけではなく、きちんとどのワインに使うべきなのかを見極める必要があるんですね!!
デキャンタージュのやり方
それでは、デキャンタージュが上手にできるポイントをチェックしてみましょう!
1つ目は、より空気に触れさせてワインの香りや味わいが存分に開くようにすること。もう1つは、ボトルの肩や底にたまった澱が入らないようにすることの2点です。
これらを実現するためには、とにかくゆっくりと優しく注ぐことが大切なんだとか!!
ゆっくり注ぐことで香りが広がり、余計なものが入りにくくなるんですって!
オススメのデキャンタ紹介
ここからは、自宅でデキャンタージュをする際に使えるオススメのデキャンタをご紹介します!!
高いものから安いものまであるので、好みに合ったものや利用シーンにあわせて使ってみてくださいね!!
○Bormioli Rocco ミズラ カラフェ
ありそうでなかったサイズ感がいい!!という声が多数寄せられているこちらの商品。
冷蔵庫のドアポケットにも入り、コンパクトさも魅力の1つです。
高級感という意味ではあまり期待できないかもしれませんが、自宅で気軽に使えるという点が最大のポイントです!!
ワインのデキャンタとしてだけでなく、ウォーターピッチャーニもぴったり。
お客様が遊びに来た時など、少しテーブルが華やかに見えますよ。
Bormioli Rocco (ボルミオリ・ロッコ) ミズラ カラフェ(ガラス製) 500cc ≪ デカンタ ≫ 1.84169の購入はこちら
○リーデルデキャンタ ワインシャワーギフトセット
リーデルはオーストリアの高級グラスメーカーで、その歴史はなんと250年以上!!
長く愛されているメーカーのものなので品質の高さも信用できます。
またワインをデキャンタにお花のように綺麗に注ぐことができ、見ただけでも楽しめるほか、きちんと箱に入っているのでギフトとしての利用もバッチリ!!
お酒好きの恋人や家族への贈り物としても最適ですね。
リーデルデキャンタ ワインシャワーギフトセットの購入はこちら
○グレイプヴァイン・デキャンタ
ワインボールにゆっくりとワインを当てながら注ぐと、効率よくウィンが空気に触れ、香りが開きやすくなります。
見た目もスタイリッシュでかっこいいので、テーブル日置いておくだけでも映えますよね。
またその見た目と機能性から、レストランに置かれていることもあるそうですよ。
もちろんホームパーティーでも大活躍すること間違い無し!!
多くの方の注目の元となりそですね!!
まとめ
いかがだったでしょうか。
飲みにくいワインも、少し手を加えるだけで飲みやすくなることもあるんです!
お酒好き、ワイン好きだけでなく、ワインに苦手意識がある方こそ試してみてくださいね!!
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