昨今のウィスキーブームには目を見張るものがありますよね!
国産ウイスキーブームの人気を牽引している「白州」は、12年物が供給不足により販売を一旦休止するなど、生産が追いつかないほど。
ロック、ストレート、ハイボールなど様々な楽しみ方ができるウイスキー。品質の良いものをしっかりと味わうためには、飲み方や作り方にもこだわりたいところ。
今回ご紹介する「ツーフィンガー」も、ウイスキーを楽しむ際に覚えておくと便利なワードです!
「ツーフィンガー」とは一体どのような意味なのでしょうか?
ツーフィンガーとはどんなもの?
ウィスキーはアルコール度数が高いお酒です。
ストレートやロックで飲む方もいますが、水割りやハイボールなど割りものを使って楽しむ飲み方も一般的。
ハイボールなどを飲む際は、主に背の高いグラスやタンブラーを使用すると思いますが、グラスごとに大きさも異なるため”注ぐウィスキーの量”を測る方法が難しくなります。一回一回、計量カップに移して測るのも非効率的ですし、面倒ですよね。
タンブラーによっては、注ぐ目安となる目印があるタイプの物もありますが、全てについているわけではありません。
指で量を計測する簡単な方法
そこで、簡便的にウィスキーの量を計かる方法として編み出されたのが、”指による計測”です。
…そう、ツーフィンガー(finger)とは指でウィスキーの量の目安を測る方法。ツー(two)なので、2本の指の分だけウィスキーを注ぐことになります。
実はこの方法、歴史がかなり古く、イギリスで1400年代あたりから用いられるようになったと言われているんです。そんなに古くからあった技術が、現代でも使われているなんて......非常に興味深いですよね!
どれくらいの濃さなの?
では、ツーフィンガー分のウィスキーを注ぐと、どの程度の濃さとなるのでしょうか?
ウィスキーはアルコール度数だいたい40%程が一般的。指1本が約3/4インチ(約1.9cm)なので、ツーフィンガーでは約3.8cmのウィスキーを注ぐ計算になりますね。
日本では、ダブルが約60mlと定義されているので、概ね度数としては340mlのタンブラーでも10%程度となります。コンビニなどで売っている缶のハイボールは、7%~9%程度なので10%だと濃い印象を持つかもしれません。しかしながら、世界的にはツーフィンガーが「標準的な濃さ」と位置づけられているそうですよ。
実際にやってみた!
では、実際にツーフィンガーによる計測をやっていきたいと思います!
今回は、トリスエキストラと炭酸水を使用して、ハイボールを作ってみました。
氷をタンブラーにたっぷり入れて、タンブラーを冷やします。
タンブラーの表面に水滴がでてきたら、ウィスキーを注ぎます。
ここで使用するのがツーフィンガーです!
ツーフィンガーは、一般的に人差し指と中指で行います。
タンブラーの底に2本の指を付けて、その高さの分だけウィスキーを注ぎましょう。
その後、ウィスキーをマドラーなどでかき混ぜます。
そして、炭酸水をグラス内に注ぎます。
ウィスキー1に対し、炭酸水を4程度注ぐのがベターです。
もし薄いと思ったら、多少炭酸水を減らすと良いでしょう。
最後に、軽くかき混ぜてレモンスライスをトッピングすれば完成です!
これで、お店で提供される物に近い味わいのハイボールの完成です!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ツーフィンガーは、先人の知恵が詰まった非常に興味深い計測方法です。
ご自宅で美味しくウイスキーを楽しむためにも、覚えておくと良いと思いますよ♪