皆さんは"愛知県"の日本酒を飲んだことはありますか?
実は愛知は酒造りの歴史が長く、江戸でも愛知の日本酒は親しまれていたんですよ!
今回は、そんな愛知の代表銘柄「醸し人九平次」をピックアップ!
吟醸・大吟醸酒しか造らない蔵が生み出す名シリーズ。
少々値は張りますが、それは醸し人九平次が、こだわり抜かれた逸品という証明でもあります
あなたもきっと、知れば知るほど好きになる!
そんな醸し人九平次の歴史や代表アイテム、口コミなども含め紹介していきます。
フランスにも渡った日本酒ブランド「醸し人九平次」とは
熟した果実味のもと、気品、優しさ、懐かしさを感じてもらえる日本酒を目指し、造られている醸し人九平次。
"お米の品種で飲み比べて頂きたい"と考えられており、ラインナップは、お米の品種、精米歩合から構成されています。
並ぶのは、山田錦、雄町、マノビといった、酒造好適米。
マノビに関しては、フランス産米であり、この後記す「萬乗醸造(ばんじょうじょうぞう)」の渡仏した理由、想いを感じることができます。
醸し人九平次は冷やし過ぎず、12℃程~飲むのもおすすめ。また熟成による、開栓後の味の変化を楽しむのも乙でしょう。
酒器にワイングラスを使用すれば、醸し人九平次の幾重にも広がる香りを最大限に引きだし、至福のひと時を演出してくれますよ!
醸し人九平次の蔵元「萬乗醸造」
略歴
1647年 | 創業 |
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1960年 | 会社設立 |
1997年 | 「醸し人九平次」発表、販売開始。 |
2002年 | 全商品、吟醸以上となる。 |
2006年 | パリにある3ツ星レストランにてワインリストに採用となる。 輸出の開始。 |
2009年 | 全商品、純米吟醸もしくは純米大吟醸となる。 |
2010年 | 黒田庄にて自社スタッフによる山田錦の栽培開始。 |
2013年 | スタッフを長期研修のためフランスへ派遣。 |
2014年 | 赤磐にて自社スタッフによる雄町の栽培開始。 |
2015年 | 農業生産法人「アグリ九平治」を設立。黒田庄にて自社田を取得。 |
2015年 | フランス、ブルゴーニュ地方、モレ・サン・ドニ村にてワイン醸造所を取得。フランス現地法人 SARL KUHEIJI-FRANCE を設立。 |
1997年、大量生産のスタイルから手造り農家的な仕事に戻し、生まれたのがこの「醸し人九平次」。
09年から、吟醸、大吟醸酒しか造らない酒蔵として、今なをこのこだわりを貫き通しています。
10年には、山田錦の自家栽培を開始し、11年には自社栽培米のみで醸した「黒田庄に生まれて、」を商品化。
15年には圃場を取得するなど、米へのこだわりもとどまることを知りません。
2006年から始まったフランスへの挑戦。
13年スタッフを現地に派遣、15年にはフランスでワイン醸造所を取得するなど、飽くなき挑戦は現在も続いています。
まだまだ、目に見えて示せることがある。こんなもんじゃない。日本酒はこんなもんじゃないんだ。
この強い信念のもと、萬乗醸造の歴史は紡がれていくことでしょう。
醸し人九平次の代表的アイテム
醸し人九平次 純米大吟醸 雄町(おまち)
酒造好適米"雄町"を使用した日本酒。
パワフルな味わとキレの良さが特徴です。
大きめのワイングラスで楽しめば、ミネラル感が強調された味わいを楽しめます。
コハダの握りや、ローストビーフなどの旨みが強い料理にもしっかり応えてくれるのでオススメです!
醸し人九平次 純米大吟醸 山田錦50% EAU DU DESI(希望の水)
口に含むと広がる蜂蜜の様な甘みと、そのあとを追って広がる柔らかな酸味が特徴。
幾重にも広がるフルーティーな香りと、味のバランスは絶妙です。
ワインの様な、しかしワインでは出せない味わいに仕上がっています。
桜肉のカルパッチョや、ウニの握りなどとのマリアージュがおすすめ。
醸し人九平次 純米大吟醸 human(ヒューマン)
フルーティーな香り、濃密な甘さが特徴。
とろりとした舌触りは、徐々にさらりとしたものに変わり、そのまま軽快なキレを演出します。
飲み疲れを感じさせず、長時間に渡って味わえる日本酒。
ハモやイカ、貝類などの海鮮系と相性が良いです。
醸し人九平次 純米大吟醸 別誂(べつあつらえ)
醸し人九平次シリーズのフラグシップがこちら"別誂"。
果実の様なフルーティーな香り、ホワイトチョコの様な甘みと、ほのかな渋みが特徴です。
透明感がありながらも、クリーミーでリッチな舌触り。
乳製品やクリームを使った料理と良く合います。
その他にも、鯖やフォアグラ、お吸い物などの出汁など、幅広い相性を見せる同商品。
次は何をペアリングするか、ついついそんなことを考えてしまう逸品です。
こだわりの日本酒「醸し人九平次」を味わう
以上、"こだわりの日本酒"「醸し人九平次」の魅力について紹介しました。
甘口フルーティー。こだわり抜かれた数々は、日本だけでなくフランスをはじめ、世界を魅了することでしょう。
少し値が張る商品が多いですが、それ以上の価値があることは言うまでもありません。
自分用から、パーティーやプレゼントにまで!
場が華やぐこと間違いなしの逸品「醸し人九平次」を、ぜひ味わってくださいね!