アメリカはオレゴン州ポートランド、「世界のBESTビール都市」第一位に選ばれており、「ビアバーナ(ビール天国)」と呼ばれる都市です。それもそのはず、市内約70以上ものブルワリーがひしめき合っており、その多くがマイクロブルワリー。
日々多種多様なビールが造られ、飲まれているのです。そんなビール天国、ポートランドのビールを日本にいながら色々楽しめてしまう店が渋谷と原宿の間にあります。
今回は、PDX TAP ROOMをご紹介します。
外観・内観
外観
場所は、渋谷駅と明治神宮駅を繋ぐ明治通りから少し路地に入ったところ。両駅の中間くらいに位置しております。
二階に上がればもうそこはポートランド!
内観
店内はウッディでポートランド色満載!スタンディングカウンター、席付きカウンター、テーブルといった構成。
店員さんとの距離感が近く、オープン2周年ですが常連さんも多そうです。
メニュー
ポートランド国際空港の略号からつけられた店名通り、ポートランドのビールで統一。
基本的に10Tapです。この日は、翌日ポートランドのブリュワーの方を呼ぶイベントがあるため、6TAPでした。
ビールは2サイズで、1パイントで1100円、ハーフが700円の統一プライス。キャッシュオン形式となります。IBUは苦みを表しております。
料理は、どれもクラフトビールに合いそうなものばかり。ポートランドで統一しているので、アメリカンな料理が多いです。
お酒と料理
GEAR UP IPA
クラフトビアーでは苦みも香りも強いIPAが人気ですが、ポートランドでも例にもれずIPAは非常に人気。まずは、Hopworks urban brewery、略してHUBのビール、GEAR UP IPAをハープパイントで頂きます。
Hopworks urban breweryは地域社会や環境に貢献しているブルワリーです。そんなブルワリーの作るビールはやはりこだわりの味。オーガニックなモルトを使ってるとのこと。
まず、ガツンと苦みが来て、パインやグレープフルーツのフレーバーが広がって非常に心地よい気分に。後味がとてもスッキリしているので、IPAながらもスイスイ飲めてしまいます。ポートランドのブルワリーのレベルの高さが分かります。
Lompoc Pamplemousse Citrus IPA
続いてさらにIPAを頂きます。ブルワリーはLompor(ロンポック)Brewing。
香りは先ほどのGEAR UP IPAより控えめに感じます。その代わりグレープフレーツのような苦みと麦の力強さが味わえて、後引く味わい。同じポートランドのIPAでもブルワリーでここまで違うのかと気づかされました。
パタゴニアとのコラボ、Long Root ALE
GEAR UP IPAと同じHopworks Urban Breweryのビールですが、何とアウトドアブランド、パタゴニアとのコラボビール。パタゴニアは環境保護でも非常に有名な企業、勿論ただのビールにはなりません。
多年生植物であるKernza(カーンザ)を用いて作られた世界初のビールとのこと。複数年にわたって収穫できるKernzaは、農薬不要に加えて、通常の麦芽よりも少量の水で栽培可能と言われているそうです。
日本では2016年11月に発売されたそうですが、即完売となったとのこと。そんなビールのドラフトが飲めるとなればこれは注文必須!
所謂エールと比べると、味わいはスッキリとしておりますが大麦や小麦とはまた違ったコクを感じられます。確りオリジナリティとクオリティの高さを見せつけてくれました。
Passionfruit Sour Ale
Sour Ale(サワーエール)とは端的に言うと酸味のあるビール。アメリカではIPAの次に流行るのがSour Aleではと言われるほど、ブームの兆しを見せているのですが、まだまだ日本では見かけません。ところがPDX TapRoomには確りとSour Aleが!ということで、こちらも注文。
ブルワリーはBreakside Brewery。パッションフルーツを使ったビールのようです。
おお、これはレモンサワービールみたいだ。一重にSour Aleといってもコクがあるタイプや爽やかなタイプがありますが、こちらは爽やかの極み。苦みはほぼ感じずに、爽快感のある酸味。そしてパッションフルーツの名の通り、フルーティな華やかな香りもついています。これは飲めば飲むほど癖になる!
所謂普通のビールのような揚げ物に合わせるよりは、案外、白身や貝類の刺身なんかでも合わせてもいいかもしれません。個人的には和食との親和性の高さを感じました。
ベーコンブルーチーズトッツ
コロコロと一口サイズのマッシュポテトフライに、カリッカリのベーコンにブルーチーズ。ビールに合わないわけがありません。セロリやトマトが爽やかなアクセントになっています。
スライダーバーガー
クラフトビアとハンバーガーってベストマッチの一つだと思うんです。こちらはミニバーガー2個ですが、本格的。
100%ビーフパティ、トマト、レタスのシンプルな構成が肉の味わいをより感じさせます。小さめサイズでも確かな満足感です。当然、ビールは進みます!
まとめ
ポートランドのビールに拘りぬいたPDX TapRoomさん。同じ地域でも多種多様なビールがあることに驚きっぱなしでした。個人的にはビールの流行最先端を味わえるんじゃないかと思いました。
醸造責任者の方を読んでのトークイベントなども開催されているようですのでツイッターなども要チェックですよ!
ちなみに、2周年ということで、カレンダーを頂きました。とてもお洒落で素敵なカレンダー、ありがとうございます。
店舗概要
店舗名 | ピーディーエックス タップルーム (PDX TAPROOM) |
---|---|
TEL | 03-6450-5455 |
住所 | 東京都渋谷区神宮前5-30-2 2F |
営業時間 | [月~金] 11:30~14:00 (L.O) 17:00~23:00 (L.O. 22:00) [土・日・祝] [月~金] 15:00~23:00(L.O.料理22:00、ドリンク22:30) [土・日・祝] 12:00~23:00(L.O.料理22:00、ドリンク22:30) |
定休日 | 不定休 | HP | http://www.pdxtap.com/ |
お酒の情報サイト「NOMOOO(ノモー)」は「今日の飲みたいを見つける」をコンセプトに、お酒に関する情報を更新しています。