日本一、いや世界一乗降者数が多い鉄道駅。それが新宿駅です。2015年の1日平均乗降者数はなんと約342万人! そりゃー、充実しますよ。飲食店が。東西南北どの方向にいっても、酒にも食にも困ることはありません。
そして、新宿の飲食店は地下にも多くあります。北は西武新宿駅、南は新宿タカシマヤ、東は新宿三丁目駅、西は新宿中央公園や西新宿駅までつながっている新宿ダンジョンだからこそ、地上に出ずともお腹を満たせるスポットがあちこちにあります。
飲み屋もある? オフコース!
飲みスポットは多数ありますがリーズナブルに一杯流し込みたい皆々様には、新宿サブナード1丁目と2丁目の境目あたりからアクセスできる、「トラノコ」をオススメしたく。実際は新宿サブナードの店舗ではなく、地上に上がるビル内階段横にある居酒屋なのですが、お値段が衝撃的でしてねー。
焼きとんが1本70円から! ハイボールも100円から! 押しも押されぬセンベロなお店なのです。しかも昼酒OKな12時オープン。さらに事前の予約が必要ですが、17時台までは6品+2時間飲み放題のクーポン利用で1,980円!(4名以上)
ここ、ほんと新宿だよね...? 駅近の、歌舞伎町交差点の真下あたりだよね...?
これは調査の必要があります。お昼過ぎのタイミングで入ってみると、食事をしている方、ノートPCを開いて仕事しながらジョッキを傾けている方、飲み会に興じている方たちと、お客さんは思い思いに楽しんでいる様子。カウンターも大きく、一人で入っても居心地よし。これは...いい店だ!
店内を見ると、くたびれた感じはあれど、メニューの多さも売りとしているのが伝わってきます。おでんも1つ110円からとリーズナブル。おまかせ10点盛り(1,100円)などは「時々サービスで余分に入っていることも。」だそうですよ。
コトコトと煮込まれているおでんをみると、サイズも申し分ありませんね!
ではさっそく、100円ハイボールとお通し(300円)の半熟たまごがやってきました。ハイボールは想像以上にクセが感じられない、スマートな味わい。角ハイのような甘みはないもののスッキリさのレベルは高く、どんなおつまみとも合いそうです。半熟たまごは出汁の味わいがGOOD。ハイボールや焼きとんといったご奉仕品と比較すると高いかもと感じましたが、この味ならちびちびやってもよさそう。
焼きとんのおまかせ五本盛り合わせ(385円)もやってきました。タレで仕上げてもらいましたがかなりの艶っぷり。この日はシロ、バラ、ハツ、レバ、タンの組み合わせ。タレの味わいは濃いめで、ジョッキをぐいっとやりたくなってきますな! ただ一人で5本食べるとなると飽きちゃうかも?
次にやってきたのはあさりバター(399円)です。蒸しではなく、バターを溶かした出汁で煮込んだスタイル。スープの塩っ気がツマミにちょうどいい! あさりも美味しいんですよ? 小さめだけど数が多くて満足度高し。でもそれ以上に、あさりの風味が溶け込んだスープが美味い! このスープでいくらでもハイボールできそうです。両手にジョッキでもいいくらいです。
しかしメニューの数がハンパないですなー。次は○○をお願いしますといったら、今日は未入荷だってー。残念! でも、ここで僕にとって素敵な世界線へとチェンジできたからよし!
イカの沖漬け(410円)を頼んだら、来たのがルイベなんですもん! ワタも一緒に醤油漬けにして冷凍した逸品。北海道や青森の料理に強いところでしか、ルイベって食べられないんですよね。
シャリッとしたファーストバイト。だんだんと口の中で溶けていき、塩辛を思わせるイカの甘みを滋味がひろがっていく。や、これは美味いですよ。イカが好きな人にはチャレンジしていただきたい!
何人かで行くなら、キンミヤのボトル(900ml 2,000円)+ボトルセット(250円)がいいかもしれませんね。水、氷、炭酸、お湯や割物がALLお代わり自由! ということは濃くも薄くも自由自在!
多種多様なセンベロも行けるメニュー構成にうっとり。一通り飲んで外に出たら、そこは新宿サブナード。異世界感があるところも推しのポイントです!
店舗概要
店名 | 番番 (ばんばん) |
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住所 | 東京都新宿区歌舞伎町1-17-13 新宿ピックペックビル B2F |
電話番号 | 03-3208-6209 |
定休日 | 年中無休 |
営業時間 | 12:00~24:00 |
URL | https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13045128/ |