いよいよ日本の熱い熱い夏がやって来ようとしています・・・!夏と言えばやっぱり“ビール”という方も多いと思いますが、依然と比べ格段に外国のビールや日本のクラフトビールが簡単に手に入るようになってきた現在。そんな今らしい、熱い日本の夏にぴったりのセゾンビールについてご紹介します!
セゾンビールとは?
ラガービールや、エールビールなどなど、世界には様々な醸造方法で造られた様々な種類のビールが各地に存在しています。そんな中でもセゾンビールは、ビール大国・ベルギーで生まれた上面発酵で醸造されたエールビールの一つ。ベルギー南部のワロン地方が発祥の地で、昔から地元の人たちに愛されてきたビールでした。
そんなセゾンビールの歴史は、かつて農家が熱い夏の農作業中に喉の渇きを癒すために農閑期の冬の間に仕込んだことに始まります。今より衛生環境が悪かった時代には、生水は菌が発生している可能性があったためそのまま飲むことが難しく、代わりにアルコールを含んだビールが飲まれていました。このように農業の間だけの季節(シーズン)で飲まれたビールなので“セゾン”ビールと名前がついた所以なのです。
セゾンビールってどんな味?
熱い夏の労働後は、冷たいビールで喉を潤したい・・・!と思うのは国や時代に関係なく、人類共通の思いなのかと思うと、暑い夏に自然と身体がビールを欲するのは仕方ない気もしますよね。そんなセゾンビールは、冬に仕込んで夏までの数カ月間持たせる必要があったことからたっぷりホップが使われているのが特徴です。
それぞれビールを仕込んでいたという醸造方法から、セゾンビールにはアルコール度数が低いものや高いものとそれぞれですが、ハーブやスパイスを加えたりと、さまざまな工夫がなされていることも特徴です。一口飲めば、ぎゅぎゅっと凝縮されたホップの苦味とドライな酸味を感じることができるはずです。
おススメのセゾンビール
常陸野ネストビール・セゾン・ドゥ・ジャポン
ファンも種類も多い茨城県の常陸野ネストビールは、もちろんセゾンビールも作られています!常陸野ネストビールのセゾンビールは、ベルギー・スタイルのセゾンビールと日本スタイルの米麹を掛け合わせた一杯!セゾン酵母由来のさっぱりした酸味と、米麹由来のわずかな酸味が絶妙にマッチしています。セゾンビールらしいさわやかな飲み口の中に、米麹にを加えたことによるほのかな甘みがプラスされています。無ろ過で造られているため、うっすら濁っているのも常陸野ネストビールならでは。暑い夏の仕事終わりに、ちびりちびりと味わいながら、優しく疲れた身体に染み込んでいくビールです。
今年の夏はセゾンビールで決まり!
いかがだったでしょうか?
うだるような暑さは水のようにゴクゴク飲めるラガービールも良いですが、昔の人の工夫がたくさん詰め込まれたセゾンビールもきっとおいしくお召し上がりいただけるはずです!まだセゾンビールを飲まれたことのない方は、この夏こそチャレンジしてみてくださいね。