ビールにも、様々な種類があります。
海外からの輸入ビールはもちろん、近年のクラフトビールブームで日本国内にも様々なブリュワリーが誕生し、クラフトビールを飲む機会も増えました。エールビールやヴァイツェンビールなど、華やかなフレーバーと飲みやすさを持つこれらのビールは、それまでの
ビール=苦い
というイメージを覆したのではないでしょうか?
でも、今日は「苦くなければビールじゃない!」という方のための、とっておきのビール・IPAをご紹介します。
IPAってなに?
IPAは、“インディア・ペール・エール”の略称です。
“エール”という名前の通り、フルーティーな味わいが特徴の上面発酵されたエールビールの一種で、“苦さ”をぎゅっと濃縮したようなパンチのある味わいが特徴です。
私たちが普段よく飲む国内の大手ビールメーカーで作られているラガービールは、さらっと飲めてシンプルな味わいが特徴の下面発酵タイプのビールなので、そんなラガービールの苦さとはまた違った一癖ある苦さが生まれています。
IPA誕生秘話
このように、IPAは強いホップの香りと苦味が特徴のビールです。
これは、18世紀末にイギリスからインドへの長い長い輸送用に、アルコール度数を高くし、腐敗防止のためにホップを大量に入れたことでできたと言われています。
そのため、一口飲むと、一般的なペールエールよりも華やかでありながらドライな辛口、インパクトのある味わいを感じるのです。
おススメのIPA
インドの青鬼
国内・長野県のブリュワリー・ヤッホーブルーイングのIPAです。コンビニで手軽に買えるのが嬉しい「よなよなエール」を愛飲されている方も多いのではないでしょうか?
こちらのIPAは、強いモルトのフレーバーが特徴です。一度飲むとクセになる、IPAが初めての方には、ぜひ一度飲んでいただきたい一杯です。
パンク IPAビール
ブリュードッグ ブルワリーは、エールビールの本場・イギリスのスコットランドに2007年に誕生した小さなブリュワリーです。
スコットランド産モルトとニュージーランド産ホップから生まれた、ホップ感がたっぷりの一杯です。口当たりはやわらかですが、後から強い苦みが口中に広がります。個性派ビールがお好きな方におススメです。
IPAを飲んでみよう!
いかがだったでしょうか?
様々なビールが手軽に購入できたり、国内のブリュワリー直入の生クラフトビールが飲めるビアバーも増えてきたように感じます。
中でもIPAは、通好みのビール。
ビールの苦さがお好きな方は、ぜひIPAも飲んでみて下さいね!