みなさん、ビール飲んでますか?今回ご紹介するのは、愛知県蒲郡市にあるHYAPPA BREWSのビール。そして、そのビールをアメリカンスタイルの料理とともに楽しめる岡崎市のパブレストラン「Izakaya Ja Nai!!」です。
ビールで地域に貢献を!挑戦を続ける「HYAPPA BREWS」
愛知県岡崎市でパブレストラン「Izakaya Ja Nai!!」を経営するアメリカ人、Craig Morreyさんが、「普通のビールじゃなく、価値観のあるもの、こだわりのビールをつくりたい」と設立したのが「HYAPPA BREWS(ひゃっぱぶりゅーす)」。岡崎市の隣、蒲郡市に醸造所はあります。
出典:Pixabay
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パブを経営しながら地域に貢献したいと考えてきたクレッグさんは、地元藤川町のむらさき麦をつかったビールづくりにも取り組んでいます。2015年には「麦からつくるクラフトビアづくり」というプロジェクトをスタート。むらさき麦の種をまき、麦ふみ、収穫、ビールづくりまでを体験できるイベントに多くのビアファンが訪れています。
遊び心いっぱい!ネーミングも楽しいHYAPPAのビール
HYAPPA BREWSのビアラインナップを見ると、「肝さび」「家康B」「ミソまじめ」など、ユニークなネーミングが並びます。「家康B」はビールのスタイルであるESB(エクストラ・スペシャル・ビター)を文字ったもの。「『いえやすびー』と『いーえすびー』って似てるでしょ?オヤジの言葉遊びです」と笑うクレッグさん。岡崎の名物である八丁味噌を使ったビールに「ミソまじめ」と命名したり、ネーミングには遊び心がいっぱい!
家康の「苦い」思いが詰まってる?「家康B」
HYAPPA BREWSの本拠地岡崎市は徳川家康の生誕地。「家康B」のラベルには、家康が三方原の戦いで武田信玄に敗れた際、その思いを忘れまじと自ら絵師に描かせた「しかみ像」が。穏やかなホップの香りとモルトの旨みのむこうに、霊芝の苦味がくっきりと浮かび上がります。
ちなみになぜ霊芝かというと、徳川家康は健康維持のために霊芝を服用していたからなのだとか。ラベルの「しかみ像」のように「うーん、苦い」と顔をしかめながら飲む。前述の「家康B」の名前の由来とあわせると、なんともストーリー性あふれるビールです。
ロースト香とほのかな甘みにうっとり!「リロイスタウト」
暖炉の前で読書をしながら飲みたいビールがこの「リロイスタウト」。コーヒーのようなロースト香、はちみつのほのかな甘み。昼下がりのカフェで、お砂糖をほんの少し落としたブラックコーヒーをいただいているような気分になります。バニラアイスとの相性がよさそう。
やさしい眼差しで、ユーモアたっぷりにインタビューに応えてくれたクレッグさん。今後は、岡崎をもっと知ってもらうための活動や、歴史的建造物を守る取り組みなど、ビールを通しての地域づくりにますます力を入れていきたいと語ってくれました。
できたてビールを楽しもう!居酒屋のようで「Izakaya Ja Nai!!」
HYAPPA BREWSのビールをできたてで飲むなら、愛知県岡崎市、名鉄東岡崎駅から徒歩2分のところにある「Izakaya Ja Nai!!(イザカヤジャナイ)!」で。
ブルワーのクレッグさんが14年前から経営するこのパブレストランでは、HYAPPA BREWSの6種類のビールとともにアメリカンスタイルのお料理を楽しむことができます。
おすすめは、釜で焼いた本格的シカゴスタイルのピッツァ。高さ5センチもあろうかという分厚い生地を切り分けると、中からチーズがとろり。「城壁は崩れた!いざ!」とばかりに口へ入れると、トマトソースや具材のジューシーな香りがあふれ、脳内は幸せホルモンに満たされます。ビールでごくりと喉をうるおし、またひと口。このサイクル、永遠に続けたい…。
「ビールはソーシャル・ビバレッジ。みんなでわいわい楽しむものだから、味や香りが…と難しいことを考えず、美味しい、おもしろいと感じてもらえたら」とクレッグさん。愛知県を訪れるなら、岡崎市のホットなビアスポット「Izakaya Ja Nai!!」で、楽しいビール時間を!
店名 | Izakaya Ja Nai!! |
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住所 | 〒444-0867 愛知県 岡崎市明大寺本町4-69-1 |
営業時間 | 日~木 17:00~0:00、金・土 17:00~2:00 |
URL | https://www.facebook.com/Izakaya-Ja-Nai-164456413562/timeline/ |