若者の間でも“お茶割り”がキテます！酒好き2人が人気の“ネオ立飲みスタイル”の居酒屋へ潜入レポ

コロナ禍以降、お酒でのコミュニケーションがまた復活してきた感じがしませんか！？お酒好きにとっては嬉しい限りですよね。

お酒や飲食業界にも様々な流行の波がありますが、近年特に注目なのが新しいスタイルの立ち飲み業態。古くからある立ち飲みスタイルのお店ですが、最近ではまるでBARと勘違いするかのようなおしゃれな内外観、そしてまるで専門店のようなこだわりの食事・料理を楽しめるお店が増えてきています。

特に若者を中心に人気を博しているという“ネオ立ち飲みスタイル”ともいうべき、流行の居酒屋では一体どのようなお酒が楽しまれているのでしょうか？

ということで今回は、お酒好きの2人が人気の立ち飲み屋へ潜入！！各エリアで話題のお店を編集部と共に潜入取材してきました。

SNSでも大人気！人形町の名店『チュウノジョウ』

まず最初に訪れたのは、2022年に人形町にオープンした『チュウノジョウ』。「最高のちょうどいい」空間から生まれる、無意識の居心地の良さを追求した新しいスタイルのお店です。お料理は、名物の餃子を主軸に福岡の中央市場から飛行機で直送した新鮮なお刺身など、まさに酒飲みにとって“ちょうどいい”メニューのオンパレード。

店内は1Fがカウンターメインの立ち飲み席、2Fが着席できるテーブルスタイルになっています。サクッと飲みたいグループや、常連さんなどは1Fのカウンター席で楽しむことが多いので、ワイワイしながらもちょっとディープなお酒好きは集まることも多いのだとか。

「日本酒も幅広く用意していますし、ナチュラルワインもあるということで、お客様は食事に合わせていろんなお酒を楽しまれている印象ですね。ただ、1Fでサクッと飲むような方とか常連さんとか、お酒好きで色んなお店へ行っている方々って、やっぱりお茶割りを飲むことも多いですよね」と店長さん。

こちらのお店では、ウーロンハイ、ジャスミンハイなど複数のお茶割りが用意されていますが、中でも人気なのが「香ばし茶ハイ」。パックから直接水出しのような形で出す玄米緑茶なので、普通の緑茶よりも香ばしく飲みごたえがあるのが特徴です。

この日用意していただいたのは、SNSでも話題になっている「合法ハーブ餃子」、日替わりの「刺し身盛り合わせ」、1日10食限定の「生アジフライ」の3つ。

紫蘇に甘辛の韓国ダレを合わせた「合法ハーブ餃子」や、生でも食べれるほど新鮮なアジを特製のタルタルでいただく「生アジフライ」など味がしっかりしている料理とお茶割りの相性は抜群。和食おつまみの定番「お刺し身の盛り合わせ」も、文句なしにお茶割りがピッタリですね！

酒好き2人が飲みながら酒場談義！どうして立ち飲み居酒屋が若者の間で人気なの！？

さっそく「香ばし茶ハイ」で乾杯するお二人！！普段からお茶割りをよく飲むということで、お食事をしながらお話を伺いました。

-2人は普段からお酒をよく飲まれるんですか？

りな：私は、1人で家で飲むというよりは皆で集まってる時に飲むというか、飲みの場が好きな感じですね。誘われたら飲みに出かけたくなります（笑）

りょうた：僕は1人でも飲みますね。美術の制作を行っているので、作業をしながら飲むこともありますし。

-なるほど。立ち飲み屋はけっこう行かれますか？

りょうた：行きますね。立ち飲み屋だから行くって感覚ではないですけど、普通にふらっと入って飲むことがあります。

りな：私もそうですね。最近のお店は入りやすいし、敷居が高いって感じもしないですしね。常連さんがたくさんいるようなところでも、みんな優しくしてくれるイメージがあるから入りやすいですよ（笑）

-こちらの『チュウノジョウ』さんも、お客さんの層が広く若い方々もいらっしゃるということなんですが。なんで若い方々の間で立ち飲みスタイルが流行っているんですかね？

りょうた：なんですかねぇ。やっぱり、気軽に飲めるっていうのが一番にあるとは思います。あとは、隣で飲んでる人とコミュニケーションが取れるっているのも若者にとっては新鮮なのかもしれませんね。特に、コロナ禍で飲み会を知らないまま大学を卒業、就職した人たちもいるじゃないですか。そういう若者にとっては、立ち飲みでのコミュニケーションってすごく楽しいんじゃないかな？

りな：そうだねぇ、あとは立ち飲み屋のレベルがすごく高くなっているのも1つの理由だと思う。こちらの『チュウノジョウ』さんも、料理すごく美味しいじゃないですか！「本当に立ち飲みで出すクオリティなの！？」ってくらい美味しい上に、あまり周囲に気を遣わず1杯飲んでさっと出れるスタイルが若い子にウケているのかもね。

『チュウノジョウ』で人気の定番料理を平らげた一行。大満足の後に、次の目的地へ向かいました。

店舗詳細

毎日通いたくなる！海老・蟹をリーズナブルに楽しめる創作居酒屋「モンキーポッド」

続いて訪れたのは、神田にある『モンキーポッド」。2023年7月オープンながら、呑兵衛界隈ではすでに噂になっている人気店です。“毎日通えるリーズナブルなお店”を目指しているという同店。他にはないような、創作料理を中心に取り揃えています。

カウンターとテーブルの着席がメインのスタイルのお店ですが、入り口付近に立ち飲み席も用意！！お昼15時から営業しているということもあり、サクッと1杯飲むために立ち飲み席を好んで利用する方もいるのだそう。

「料理・お酒ともに、なるべくリーズナブルな価格で提供したいという思いがありますので可能な限り値上げはしないで頑張りたいと思っています（笑）やはり値段的に目玉となっている300円の生レモンサワーを好んで飲む方も多いですが、長時間滞在される方なんかはお茶割りをオーダーする方も多いですね。特にダージリンハイは、他のお店にあまりないタイプのお茶割りですので、女性の方を中心に人気を集めています」と店長さん。

定番のウーロンハイ、緑茶ハイに加えて女性に人気のダージリンハイもお茶割りラインナップに入っているということで…気になりますね！

おつまみとして用意していただいたのは、「旬野菜のお浸し」「赤エビのらおちゅう漬け」「しいたけのブルゴーニュバター焼き」「ソフトシェルクラブ唐揚げ」の4種類。和風なお浸しから、フレンチの技法を取り入れたバター焼きに、中華テイストの海老、そしてエスニックな味わいの蟹料理と色んなジャンルを行き来した創作料理は圧巻！

若者がお茶割りを好んで飲む理由とは！？

海老や蟹といった高級な食材をリーズナブルに楽しめるということで2人も大興奮の様子！！こちらでも、緑茶ハイとダージリンハイで乾杯しながら、こちらでもお酒にまつわる雑談の様子をご紹介。

-さきほどの『チュウノジョウ』さんでも『モンキーポッド』さんでも1杯目からお茶割りで乾杯していますが、2人ともお茶割りがお好きなんですか？

りょうた：そうですね、お茶割りはよく飲むし好きですね！それこそ、作品の制作をしているときのお供はお茶割りのことが多い気がしますね。

りな：私は家で飲むこと自体は少ないんですが、外でみんなと飲むときとかはお茶割りを頼むことが多いかな。その場のおつまみとかに合わせて決めたいタイプなんですけど、お茶割りは比較的なんでも食事に合うじゃないですか！

-なるほど。今回レポートした2つのお店は、どちらも比較的若い人もお茶割りを飲む傾向にあるらしいんですが、まさにお2人のような方が多いんですかね！なんで若い方々に人気なんだと思います？

りょうた：なんでですかね……。僕がお茶割りを好きな理由の1つに“気持ちよく酔える”っていうのがあるんですよね。炭酸じゃないからお腹に溜まらないですし、自宅でお茶割りを作るときって甲類焼酎を好きな分量入れてお茶で割るじゃないですか？その時の気分や酔い具合によって濃くしたり、薄くしたりできる自由さが良いと思うんですよね。

りな：なるほどね。私はさっきも言ったかもしれないけど、食事との相性の良さだと思う。食べ物の邪魔をしない味わいだからこそ、合わせると美味しいっていうか…。『モンキーポッド』さんも、他にはあまりないような創作料理が中心のお店で和洋中色んな要素が入った料理だけど、お茶割りがすごく合うもんね！このダージリンハイもすごくお気に入りだな。なんか、お茶割りって“ちょうど良い”って言葉がしっくりくる気がする。

りょうた：そうだね、“ちょうど良い”って感じわかる（笑）あとは、色んなお茶で好みの味わいを探せるのも良いんじゃない？

りな：うん、そうだね！！「ダージリンハイ」って初めて飲んだけどすごく新鮮な感じで美味しいなって思った。ウーロン茶や緑茶だけじゃなくて、色んなお茶で試してみたくなったな！！

店舗詳細

立ち飲み居酒屋でも大人気！自宅でも楽しめる「お茶割り」は若者にとって“ちょうど良い”お酒だった！

人気の立ち飲み居酒屋を訪れて、酒場談義に花が咲いた2人。最近流行の“ネオ立ち飲みスタイル”が若者に人気の理由は、コロナ禍などでコミュニケーション不足だったここ数年の反動なのかもしれませんね。そして、会話の中でも多く登場した「お茶割り」は若者にとっても“ちょうど良い”お酒として認識されているようです。

今回伺った2店舗でお茶割りに使用しているのは、宝酒造の「極上宝焼酎」。樽貯蔵熟成酒を3%ブレンドすることで、芳醇でまろやかな口当たりを実現した1本。樽貯蔵熟成酒とお茶は同じ香気成分を含んでいるからこそ、引き立て合うというお茶割りにぴったりな商品です！

お茶割りは、甲類焼酎とお茶さえあれば簡単に作れる最も手軽なお酒の1つ。自宅でお茶割りを作る際は、多くの居酒屋でも愛用されている「極上宝焼酎」を選んで楽しんでみてはいかがでしょうか？