「デトックス」とは、日々の生活の中で私たちの体内に溜まった有害な毒物を排出させることを言います。
その排出を促すとされているのがデトックスウォーター。
オシャレ女子の必須アイテムで自分には縁遠いなぁなんて思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は飲兵衛さんに嬉しい効果もあることがわかっているんです。
デトックスウォーターとは?
デトックスウォーターは、フルーツや野菜、ハーブなどを飲料水に入れて作るドリンクのこと。
「フルーツウォーター」とも呼ばれています。
なにか特別なことをするわけでもなく、野菜やフルーツをただ水に入れて数時間置いておくだけで作ることができるので、時間があまりない方でも大丈夫!
フルーツや野菜の風味が水に移り、オリジナルのフレーバーウォーターを楽しめるほか、食材の栄養素が溶け出して身体にもいいと言われているんです。
おいしい上にフルーツや野菜の栄養素も吸収できるなんて一石二鳥ですよね。
それではデトックスウォーターの効果を細かくみていきましょう。
デトックスウォーターの効果
デトックスウォーターには様々な効果があるとされています。
というのも、調理してしまうと失われやすいビタミンやカリウムは水に溶けると言われているので、デトックスウォーターにすることで効率よく体内に入れることができるんだそう。
効果はいろいろと期待できそうですが、今回はその中でも有名なものをピックアップします。
●むくみ予防
キュウリやスイカ、キウイフルーツやメロンなど、カリウムを多く含む野菜やフルーツを入れることで効果を発揮すると言われています。
お酒を飲んだ後に“むくみ”が気になる、という方はぜひカリウムの含有量の高い野菜やフルーツを選んでみてくださいね。
●風邪予防・疲労回復・二日酔い改善
イチゴや柑橘類、バナナなど、ビタミン類を多く含む野菜やフルーツを入れることで、風邪予防や疲労回復、さらに二日酔いの改善にも効果があると言われています。
中でもビタミンB1はアルコールをアセトアルデヒドに分解する時、ビタミンCはアセトアルデヒドを分解する時に消費する他、ビタミンEはアルコール成分の代謝促進効果があるとされているので、積極的に取り入れていきたいですね。
●アンチエイジング
シソやセロリ、ブドウやリンゴなど、フラボノイド系抗酸化物質が多い野菜やフルーツを入れることでアンチエイジング効果が期待できるともいわれています。
女性にとっては特に嬉しい効果なのではないでしょうか。
デトックスウォーターの作り方と注意点
●レシピ
必要なものはミネラルウォーターと野菜やフルーツ、ボトルの3つ。
作り方は、ボトルにミネラルウォーターを入れ、そこにカットしたフルーツを加え、冷蔵庫に入れて放置するだけで完成!
これをレシピといっていいのでしょうか?(笑)
注意点としては、キュウリやセロリのような香りの弱いものを使用するときは6時間程度の長めの時間、逆にベリーや柑橘類などの香りが強いものを使用するときには2時間程度の短めの時間といったように浸ける時間を食材に合わせて変える程度です。
●注意点
デトックスウォーターを作るうえで注意する点が3つほどあります。
まず1つ目は「農薬」。
使用する野菜やフルーツの表面には散布された農薬が残っている可能性があります。
使用する際は無農薬のものを選んだり、皮を剥くなどして安全に使用しましょう。
2つ目は「過剰な期待をしない」ことです。
デトックスウォーターには様々な効果が期待されてはいますが、過剰に期待することは禁物。
デトックスウォーターだけで生活習慣が改善されたりするというわけではないので、補助的な意味合いで取り入れていくのが良いと思います。
3つ目は「衛生管理」です。
自宅で造ったものはもちろん保存料などが含まれていないのであまり長い期間はもちません。
このあと保存期間や保存方法を詳しくご紹介していきます。
保存期間と保存方法
作ったデトックスウォーターはなるべく早く、遅くとも24時間以内には飲み切るようにしましょう。
果実酒のように長期保存できるものではないので日持ちはしません。
特に夏場は雑菌が繁殖しやすい状況になるのでより一層注意が必要です。
また、自家製のデトックスウォーターは保存料なども入っていないので常温で置いておくとフルーツが痛んだり、水が腐ったりするリスクも上がってしまいます。
冷蔵庫で保存したり、保冷効果のあるボトルを使用したりしてなるべく雑菌が繁殖しない環境におくように心がけることも大切です。
まとめ
デトックスウォーターはオシャレなだけでなく、二日酔いやむくみの軽減など飲兵衛さんにも嬉しい効果が期待できそうですね。
自宅で簡単に作ることができるので、ぜひ試してみてください。