日本酒は、全国各地でそれぞれ個性のある商品が造られています。旅行に行ったときなど、ご当地の日本酒と地元名産の食事をペアリングで楽しむのはお酒好きにとってはたまらない至福の一時ですよね。各都道府県の地酒にフォーカスを当てて、その土地の特色を楽しむのも良いものです。
今回のコラムでは、滋賀県をピックアップ。滋賀県の人気の日本酒をランキング形式で10本ご紹介。また、有名酒蔵や滋賀県の日本酒の特徴まであわせて解説していきます。
滋賀県の日本酒の特徴
滋賀県と言えば琵琶湖で有名ですよね。ですが、実は滋賀県の1/2もの面積を占めているのは、東西南北を取り囲む山々なのです。
山々は雨や雪を浄化し、一年を通して綺麗で豊かな水を田畑や琵琶湖へ注いでいます。滋賀県の日本酒は同県ならではの環境が生む、豊かな水を有効活用しているのが特徴と言えるでしょう。
様々な品種の酒米
また、この山々が作り出す傾斜地は酒米の栽培にも最適です。この傾斜地なども活かし、県内の酒蔵は玉栄、山田錦、吟吹雪、滋賀渡船6号の4種を中心に、様々な酒米で日本酒を醸しています。
県内の酒蔵の数は約40。それぞれが、上記のような豊かな水や米、酵母を使い、独自性を追求したブランドを展開しています。
魅力的な日本酒の数々を、滋賀県の代表的な郷土料理「ふなずし」などと一緒に堪能してみるのはいかがでしょうか?
滋賀県の日本酒ランキングtop10
滋賀県日本酒ランキング10位:8th Ocean LINK
出典:8th Ocean LINK [ 日本酒 滋賀県 720ml ]
「8th Ocean LINK」は、フレッシュな口当たり、しっかりとした米の旨味が特徴。とろりとした、濃厚なタイプの日本酒です。
バランスが良いので食中酒として楽しむのがオススメ。冷酒で特に美味しいですが、冷やや燗、またオン・ザ・ロックでも楽しめる万能な一本です。
滋賀県日本酒ランキング9位:大治郎 山田錦 生酛 純米生酒
出典:大治郎 山田錦 生酛 純米生酒【畑酒造】 720ml 滋賀県
「大治郎 山田錦 生酛 純米生酒」は、コクのある味わいと心地良いキレが特徴。生酛ならではの力強さと酸味を楽しめる日本酒です。
芳醇なタイプですがクセは強くなく、飲み方は冷やがオススメ。より味わい深く楽しみたい方は、燗酒にして香味を膨らませるのが良いでしょう!
滋賀県日本酒ランキング8位:喜楽長 大吟醸 敬いし
「喜楽長 大吟醸 敬いし」は、しっとりとした吟醸香、繊細な甘みが特徴。喜楽長ならではの香味を楽しめる日本酒です。
米は山田錦を贅沢にも40%まで精米。そして、それらの原料を自家酵母で醸したこだわりの一本です。
滋賀県日本酒ランキング7位:松の花 にごり酒
「松の花 にごり酒」は、なめらかな口当たりが特徴。にごり酒ならではの独特の香りととろみを楽しめる、甘口タイプの日本酒です。
飲みやすい仕上がりなので、日本酒が苦手な方にもオススメ。冷やで美味しいですが、冷酒にするとより飲みやすいのでスイスイ楽しめます!
滋賀県日本酒ランキング6位:近江ねこ正宗 kin-un-neko(金運ねこ)
出典:近江ねこ正宗 純米吟醸 KIN-UN NEKO 720ml
「近江ねこ正宗 kin-un-neko」は、優しい旨味とバランスの良いキレが特徴。豊かさと商売繁盛を願う、ユニークなデザインの日本酒です。
華やか過ぎない酒質なので、シーンを選ばずに楽しめるのも嬉しいポイント。開業祝いなどにプレゼントすれば、喜ばれること間違いなしの一本です!
滋賀県日本酒ランキング5位:浪の音ええとこどり 純米酒・超辛口
出典:浪の音 ええとこどり 純米超辛口 1800ml/1.8L
「浪の音ええとこどり 純米酒・超辛口」は、しっかりとした味わいとキレが特徴。ただ辛いだけではない旨辛タイプの日本酒です。
超辛口の名に相応しい、喉越しでキレる酒質は見事の一言。冷やならそのキレを素直に楽しめ、燗にすれば旨味の主張が増すので味わい深く楽しめます!
滋賀県日本酒ランキング4位:香の泉 一番しずく
出典:香の泉 しぼりたてそのまま一番しずく [ 日本酒 720mL ]
「香の泉 一番しずく」は、ほのかな香りと甘さ、しっかりとした味わいが特徴。氷温貯蔵により実現した、搾りたての新酒独特の香りを、そのまま瓶詰めしたような日本酒です。
原酒ならではの力強さがあるので、オン・ザ・ロックにして楽しむのがオススメ。ですが、酒自体の味がくどいという訳でもなく、嫌な後味もないので、シンプルに冷酒や冷やでも美味しく楽しめます!
滋賀県日本酒ランキング3位:喜楽長 純米大吟醸 愛おし
出典:喜楽長 純米大吟醸 愛おし 1800ml 滋賀県 日本酒
「喜楽長 純米大吟醸 愛おし」は、味わいの深い麹が生み出す旨味と甘みが特徴。奥行きのある味わいから、親が子を思う深い愛情を感じられるような、造り手の気持ちが伝わる日本酒です。
低温貯酒ならではの、柔らかな酸味がまとめる香味のバランスは見事の一言。安定した酒質は、様々なシーンで活躍すること間違いなしです。
滋賀県日本酒ランキング2位:松の花 藤樹
出典:松の花 大吟醸 藤樹 [ 日本酒 滋賀県 720ml ] [ギフトBox入り]
「松の花 藤樹」は、心地良い吟醸香と、喉越しの良い淡麗な風味が特徴。平成十九年全国新酒鑑評会で金賞を受賞した、川島酒造の自慢の日本酒です。
上品な仕上がりなので、あっさりとした料理が好相性。温度帯は冷酒~冷やで楽しむのがオススメです。
滋賀県日本酒ランキング1位:近江ねこ正宗 HACHIWARE 純米酒
出典:近江ねこ正宗 純米酒 HACHIWARE [ 日本酒 滋賀県 720ml ]
「近江ねこ正宗 HACHIWARE 純米酒」は、コクのある深い味わいが特徴。純米ならではの良さを楽しめる日本酒です。
"とにかく猫が好きで、とにかく日本酒が好き。猫が一番かわいいと思っていて、日本酒が一番おいしいと思っている。"そんな猫好きな蔵元が造った、猫好き注目の一本です。
滋賀県の酒蔵ランキングtop5
滋賀県酒蔵ランキング5位:浪乃音酒造
「浪乃音酒造」は、文化二年(1805年)に創業した大津市の酒蔵です。
琵琶湖のほとりで、長男は釜屋、次男は杜氏、三男は麹屋として、三兄弟がそれぞれの家族も揃って一つになり酒造りを実施。小さな酒蔵として丹精込めて造り上げる「浪乃音」は、多くの人を惹きつけています。
滋賀県酒蔵ランキング4位:竹内酒造
「竹内酒造」は、明治五年(1872年)に創業した湖南市の酒蔵です。
江戸時代から宿場町として栄え、近江・石部の伝統と歴史、そして酒文化を大切に、職人達の高い技術力で「香の泉」「唯々」を製造。過去を重んじながらも、24時間受け付け・全国配送が可能なオンラインショップを運営するなど、現代に寄り添ったサービスを展開しています。
滋賀県酒蔵ランキング3位:喜多酒造
「喜多酒造」は、文政三年(1820年)に設立した東近江市の酒蔵です。
鈴鹿山脈の柔らかな水、冬の寒さ、酵母、これらの自然の営みを敬い、子を思うような気持ちで酒造りを実施。"たおやか"な酒質を目指し"味わい深い麹"で「喜楽長」を生み出しています。
滋賀県酒蔵ランキング2位:川島酒造
「川島酒造」は、慶応元年(1865年)に創業した高島市の酒蔵です。
地元の契約農家が栽培した山田錦や、滋賀県の酒米"玉栄"、そして平成の名水百選に選ばれた"針江の生水"を使用して酒造りを実施。"びわ湖源流の郷 西近江の地酒"として「松の花」を醸しています。
滋賀県酒蔵ランキング1位:近江酒造
「近江酒造」は、大正六年(1917年)に設立した東近江市の酒蔵です。
豊富な鈴鹿山系の伏流水、酒米が入手できるところ、気候風土的に冬は寒冷であるところなどを、徹底的に調査して辿り着いた場所で酒造りを実施。"志賀の地で大いに盛んとなれ"という願いを込めた代表銘柄「志賀盛」や、ランキングで紹介した「近江ねこ正宗」などを世に送り出しています。
個性豊かな滋賀県の日本酒を楽しもう!
お気に入りの1本は見つかったでしょうか?
味だけではなく、洋風テイストなものや、かわいいラベルの商品などバラエティー豊かなラインナップの日本酒が並びましたね!
今回の記事で、各都道府県の地酒に興味を持った方はぜひ色々な日本酒を試してみてくださいね。