自宅で手軽に炭酸水をつくることができる「炭酸水メーカー」。
業務用の炭酸水メーカーは以前から存在していましたが、手軽につくれる家庭用炭酸水メーカーはここ数年でかなりの進化を遂げシェアを広げていますよね。
強炭酸がつくれるものや、ジュースやお酒に直接炭酸を注入できる機種もあるので、炭酸水以外にも使い方の幅が広がっています。
今回は、炭酸水メーカーを購入する際のメリットはもちろん、デメリットまで含めて様々な機種をご紹介するので、購入を迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
炭酸水メーカーの種類
炭酸水メーカーは大きく分けて2種類あり、それぞれつくり方が違います。
使う頻度や炭酸水の使い方によって選ぶのがおすすめです。
カートリッジ式
ガスカートリッジを専用ボトルにセットして炭酸水をつくる方法です。
カートリッジは1回の使い切りタイプのものも多いので、たまに炭酸水を使う方におすすめ。また、持ち運び可能なタイプが多いのでキャンプやBBQなどのアウトドアでも楽しめます。
シリンダー式
ボンベ型のガスシリンダーをセットするタイプです。専用ボトルをセットしてボタンを押すだけで、簡単に炭酸水がつくれます。
カートリッジ式より炭酸の濃度調節などの自由度が高く、強炭酸水なども簡単に作ることができます。
炭酸水メーカーのメリット
日常的に炭酸水を飲む・使う方は、1本単位で購入するよりもたくさんのメリットがあります。
種類によってもそれぞれ強みが違うので、購入前しっかりと確かめて自分にあった炭酸水メーカーを購入しましょう。
共通するメリット
購入するより断然お得
大きなメリットとして、普段購入するより値段がお得になることが挙げられます。
500mlのペットボトルの炭酸水は、1本あたりおおよそ80~140円ほどだと思います。
炭酸水メーカなら機種によっては500mlあたり約20円ほどでつくれてしまう機種も存在するので、普段から炭酸水を飲む方や美容などに使う方にとっては、非常にコストパフォーマンスが高いのです。
冷蔵庫を圧迫しない
炭酸水などのペットボトルは、置き場所に困ります。
特に毎日ハイボールなどを飲む方は、炭酸水のストック場所に困った経験があると思います。
また、炭酸水を冷やすために冷蔵庫のスペースも空けなきゃいけないので、想像以上にかさばります。
しかし、炭酸水メーカーを使えばいつでもできたてで美味しい炭酸水をつくることができるので、買い溜めする必要もありませんし、結果的に保管場所に困ることもありません。
ゴミが少ない
ペットボトルや瓶のゴミが出ないので非常にエコですし、捨てる手間が省けるのも大きなメリットの1つです。
カートリッジ式のメリット
持ち運びができる
電源不要なものがほとんどなので、アウトドアでも大活躍します!
BBQパーティーなど、外で炭酸水を使う人にとっては、とても便利なメリットです。
カートリッジの処分が楽
自治体の方針にもよりますが、基本的に燃えないごみとして処分することができます。
メーカーへ返却しなくても処分可能なのでとても便利です。
本体価格が比較的安い
安いモデルで、およそ3000円から本体が購入できるため初期費用を抑えたい方におすすめです。
シリンダー式のメリット
炭酸の濃さが調節できる
カートリッジタイプと違い、使い切りではないため炭酸の濃さの調節が自由自在です。
強炭酸水をつくるなら、シリンダー式の方が良いでしょう。
シリンダー1本で大量の炭酸水が作れる
カートリッジ式に比べて、炭酸水をつくれる量がシリンダー式の場合かなり多いです。
普段から炭酸水を使っている方はシリンダー式の方がおすすめです。
炭酸水をつくるコストが安い
カートリッジは炭酸水をつくる度に交換が必要なのに比べて、500mlあたりの単価はシリンダー式の方が安いです。
炭酸水メーカーのデメリット
炭酸水メーカーにはデメリットも少々存在しています。
種類によってもそれぞれ違うので、しっかりデメリットも把握して自分に合った炭酸水メーカーを使いましょう。
共通するデメリット
初期費用がかかる
最初に機種の初期費用がかかります。
その中でもカートリッジ式はまだ安いので、初期費用を抑えたい方であればカートリッジの方をおすすめします。
置く場所は必要
買い溜めしたペットボトルほどではないですが、どうしても置く場所は必要になってきます。事前に購入を検討している商品の寸法を調べて置くと設置もスムーズですよ。
カートリッジ式のデメリット
ランニングコストは高い
シリンダー式に比べて専用ボトル1本分でカートリッジを消費するので、どうしてもランニングコストは高くなってしまいます。
コンスタントに炭酸水をつくりたい方はシリンダー式をおすすめします。
炭酸の濃さの調節はできない
カートリッジは使い切りのタイプなので弱炭酸や強炭酸はつくることができません。
1度にたくさんの炭酸水はつくれない
1本ごとにカートリッジを交換しなければならないので、量をつくるにはシリンダー式の方が向いています。
シリンダー式のデメリット
初期費用が高い
カートリッジ式の場合より、本体の価格は高めです。
ガスシリンダーの返却は購入先やメーカー指定業者に
ガスシリンダーを廃棄する際、自分での廃棄はできません。
メーカーの指定業者か、新しいガスシリンダーを購入する際に交換という流れになります。
おすすめ炭酸水メーカー10選
どのような使い方をするかによっておすすめの炭酸水メーカーの種類は変わります。
その特徴と一緒におすすめの炭酸水メーカーをご紹介します。
カートリッジ式おすすめ炭酸水メーカー
ソーダスパークルスターターキット イージーモデル SSK002
水の場合は1000ml、ジュースやワインの場合は650mlの容量で炭酸の注入が可能なカートリッジ式炭酸水メーカーです。
カラーバリエーションも3種類あるので持ち運びも考えて配色を選ぶのも楽しいですね!
セット内容
1.0L PETボトル、ボトルキャップ、チャージユニット、ノズルキャップ、専用ガスカートリッジ5本、レシピ、取扱説明書、保証書兼引渡証
ツイスパソーダ スターターキット
水の場合は950ml、ジュースやお酒の場合は720mlの容量で炭酸の注入が可能なカートリッジ式炭酸水メーカーです。
ノズルが届かなくても炭酸を注入することができるので、炭酸が抜けてしまったジュースなどにも使えるのが便利です。
セット内容
ノズル1個、ボトル1個、ボトルキャップ1個、炭酸カートリッジ6個、取扱説明書 / 2年間保証書(ノズルのみ)1冊、レシピブック1冊
NTGステンレスサイホン
1000ml炭酸の注入が可能なカートリッジ式炭酸水メーカーです。
炭酸水のみの対応ですが、高級感があるステンレス素材と直接注げる形状で高い人気があります。
また、密閉性もかなり高く数日間炭酸を抜かずに保存が可能です。
セット内容
本体、軽量スリーブ抜き、ソーダバルブ2本付
SODASIPHON
1000mlの炭酸注入が可能な、カートリッジ式炭酸水メーカーです。ノズルでそのまま注ぐことができる方式の炭酸水メーカーなので、非常に便利。
つくれるのは炭酸水のみですが、比較的安価で手に入るのでおすすめです。
セット内容
付属品:カートリッジホルダー/カートリッジチャージャー2本
エスプーマ スパークリング M シルバー・FES4201 9363ak
炭酸水、スパークリングウォーターはもちろん、ムースやフルーツにも使える万能な炭酸水メーカーです。
業務用でも使われているので、汎用性はかなり高いです。
ただし、他の炭酸水メーカーに比べてゆっくりと炭酸を馴染ませるため、完成に時間がかかります。
セット内容
ストレートノズル・フラワーノズル(6切)×各1、専用洗浄ブラシ×1、取扱説明書、保証書(1年)
シリンダー式おすすめ炭酸水メーカー
ドリンクメイト マグナムグランド
炭酸水なら最大142ℓの大容量がつくることができ、1000mlあたり25円と圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。
しっかりとした強炭酸水をつくることが可能で、炭酸水以外にも様々な飲み物に使うことができるのも魅力です。
ボトルの適正容量は水なら850ml、その他の飲料の場合は350mlです。
セット内容
ドリンクメイト メーカー本体 x 1 ガスシリンダー142リットル用 x 1 ドリンクメイト 1.2リットルボトル(キャップ付き) x 1 ドリンクメイト 取扱説明書 x 1
ドリンクメイト マグナムスマート
マグナムグランドのシリーズで炭酸水のみをつくるのであればこちらがおすすめです。
グランドに比べて価格も半額なのが嬉しいポイント。
強炭酸水をつくることが可能ですが、強さはグランドの方が少し強い印象です。
最大容量は変わらず142ℓで適正容量も850mlです。
セット内容
ドリンクメイト メーカー本体 x 1 ガスシリンダー142リットル用 x 1 ドリンクメイト 1.2リットルボトル(キャップ付き) x 1 ドリンクメイト 取扱説明書 x 1
ソーダストリーム Source v3 スターターキット
使いやすい炭酸水メーカーです。
ボトルの着脱もワンタッチで可能なので、炭酸が吹きこぼれてしまうリスクも減らせます。LEDで炭酸の強弱がわかるので、視覚的にお好みの強さにコントロールすることが可能です。
スターターキットには500mlのボトルも付属。つくれるのは炭酸水のみですが、使いやすいため重宝している方も多いです。
セット内容
ソーダメーカー本体 x 1、ガスシリンダー60リットル用 x 1、専用1リットルボトル(キャップ付き) x 1、取扱説明書 x 1、ユーザーライセンス x 1、ソーダメーカー保証書 x 1
編集部で実際にソーダストリームを楽しんでいる様子はこちら
Synergy SM1005 SODA MINI スターターセット
炭酸水だけでなく、他の飲み物にも使うことができます。
付属のボトルは350mlなので他製品に比べると少なめですが、その他の飲料を350mlで作れる汎用性の高さには高い需要があります。また、非常にコンパクトなので場所に困ることも比較的少ないです。
セット内容
本体、ソーダミニ炭酸 専用ボトル
aarke Carbonator Ⅱ
スウェーデン発のおしゃれな炭酸水メーカーです。インテリアにも良さそうなデザインですが、しっかりとした強炭酸をつくることが可能です。
他の飲料を使用することについてはおすすめされていませんが、そのデザイン性などから評判が非常に良い炭酸水メーカです。ガスシリンダーは別売りになっているのでご注意ください。
セット内容
本体、ウォーターボトル
炭酸水の効果とは?
炭酸水は飲用はもちろん、様々な使い方があります。
ここでは、炭酸水メーカーがあるからこそできる飲用以外の炭酸水の使い方をご紹介します。
美容にも!洗顔に使う
メジャーな方法なので知っている方も多いと思いますが、炭酸水で洗顔するとひきしめ効果によって化粧水のような効果があります。
また、炭酸の発泡性によって肌の汚れを浮き出す効果もあるので、肌質をキープするのに効果的です。
ごはんを炊く
炭酸水でご飯を炊くと、ふっくらしたごはんになるのでおすすめです。
市販の炭酸水ではなかなかできない贅沢は、炭酸水メーカーならでは。
自炊される方は、ぜひ1度試してみてくださいね。
お肉を柔らかくする
タンパク質を柔らかくする効果がある炭酸水。調理前のお肉に漬けておくだけで、お肉が非常に柔らかく美味しく仕上がります。
同じく煮物などにも応用できる使い方です。
ぬめり、生臭さを取り除く
魚やタコなどのぬめり、臭みは炭酸水で洗うことで取れやすくなります。料理酒や塩水で洗うより匂いが移らないのでおすすめです。
炭酸水で洗った後は水でしっかり洗い流してくださいね。
拭き掃除に
洗顔と同じく、汚れを浮き上がらせる効果のある炭酸水は掃除にも使えます。炭酸水を軽く絞った布で拭いたり、つけ置きすることで汚れが浮き出たところを拭き取りましょう。
洗剤が使いにくい電子レンジや冷蔵庫の掃除も楽にできますよ。
炭酸水をつくるときの注意点
コストパフォーマンスもよく、手軽な炭酸水メーカーですが、せっかくなら届いたらすぐに使ってみたいですよね。
すぐに使って失敗しないためにも、炭酸水メーカーを使う際の簡単な注意点をご紹介します。
ボトルの満タンまで水を入れない
容量いっぱいに水などの液体を入れてしまうと炭酸がうまく注入されなかったり、とり外したときに溢れてしまったりといったトラブルが多いです。
しっかりと記載されている量を守って使いましょう。
水とその他の飲料で記載されている容量が違うので、その点も注意しましょう。
ガスシリンダーは指定されたものを使用する
メーカーによっては別のガスシリンダーでも対応しているものもありますが、メーカー推奨品以外のものを使うと、接続部分からガスが漏れてしまいうまく炭酸水が作れない場合があります。
記載容量は「通常の炭酸水の場合」
強炭酸をつくる場合は想定より多量の炭酸ガスを消費します。なので、記載されているよりもつくれる炭酸水の量は少なくなると考えましょう。
逆に、弱炭酸の場合は記載より多く炭酸水をつくることができます。
使う水はなるべく冷やす
炭酸は、液体が冷たいほど注入されやすいため、強炭酸をつくりたい時はなるべく冷えた材料を使うことをおすすめします。
まとめ
炭酸水メーカーを使うと、飲料以外でも様々な使い方が可能なので生活が一変します。
特にハイボールなどはお店のようなクオリティでつくることが可能なので、こだわる方にはぜひ試していただきたいなと思っています。
様々なメーカーから多種多様な製品が販売されているので、特徴をしっかり把握して自分に合ったお気に入りの1台を見つけてみてくださいね。