お酒が苦手な方でも、一緒にお酒を飲んでいるような気持ちになれる見た目も華やかなノンアルコールシャンパン。スーパーやコンビニでも手に入れられる手軽さも嬉しいポイントです。
近年はノンアルコールに注目が集まっていることから、ノンアルシャンパンも盛り上がりをみせています。お酒が苦手な方だけではなく、健康に気を遣う方にとっても選択肢の1つとしてノンアルシャンパンを選ぶこともあるようです。
今回は、ノンアルコールシャンパンの中でもソムリエがおすすめする商品をランキング形式で10本ご紹介。さらに、ノンアルシャンパンの製法や種類に関しても徹底解説していきます。
ノンアルコールシャンパン(スパーリング)とは
実は「ノンアルコールシャンパン」という名称はありません。正しくは「ノンアルコールスパークリングワイン」になります。なぜなら、「シャンパン」と名乗るには、フランスのシャンパーニュ地方で、かつ決められた製法で造られている、という条件が必要だからです。
ワインに興味がある方はすでに知っているかと思いますが、一般的にはシャンパンとスパークリングワインの違いが分からない方が多く、「ノンアルコールシャンパン」の名前の方が浸透しているようです。
とはいえ、「ノンアルコールシャンパン」の方が、なんとなくきらびやかで高級感のある雰囲気がありますよね。今回の記事でも、より浸透している「ノンアルコールシャンパン」として扱っていきます。
ノンアルコールシャンパンを造る製法
脱アルコール製法
ぶどうを発酵させたスパークリングを「逆浸透法」という過程を経て、アルコール分を抜いていく製法が「脱アルコール製法」。
こちらは、味わいやアロマが忠実に再現されているものが多く、「本来はスパークリングワインが好きで飲むけど、やむなく飲めない」という人におすすめです。
ただ、時にはアルコール度数が「0.5%未満」と表示されている微量にアルコールが残ったタイプの商品もありますので、必ずエチケット(ラベル)の裏表示を確認しましょう!
ジュースからつくる製法
こちらは、アルコールが生成する前に発酵を止めるやり方です。ジュースからつくられる製法は、脱アルコール製法と違って度数は0%なので、ドライバーや妊婦さんにもオススメです。
また、果実味をたっぷり感じられるため、ぶどう由来の甘みを純粋にたのしめることができるのもこの製法からつくられたスパークリングワインです。
お子様にも親しみやすい味わいになっていることが多いので、クリスマスやお正月などの家族行事に一本あると良いかも知れませんね。
ノンアルシャンパン(スパークリング)の種類
ノンアルコールシャンパンには大きく分けて「白」と「ロゼ(ピンク色)」に分かれます。
どちらも甘口から辛口までありますが、脱アルコール法で造られた白のノンアルシャンパンは、辛口タイプが多く、幅広い料理とペアリングしやすいです。
また、サーモンピンクの色調で見た目もチャーミングなロゼのノンアルシャンパン。こちらは白よりも若干価格が高価ですが、ロゼのボトルを置くだけでも食卓を華やかに演出してくれます。女子会にもピッタリの一本ですね!
人気のノンアルコールシャンパンランキング
10位:成城石井 シャメイ スパークリング レッドグレープ
まずは、成城石井が発売するのノンアルシャンパン「シャメイ スパークリング レッドグレープ」をご紹介。色調は濃い赤で、ぶどうの果実味をしっかりと感じられます。
大人だけでなくお子様も楽しめるカジュアルな1本。フルーティな飲み口なので、食後にゆっくり飲むのもありかも。
9位:カプリース ノンアルコールスパークリングワイン
最先端のアルコール技術で、0%までアルコールを抜いたノンアルシャンパン「カプリース ノンアルコールスパークリングワイン」。泡立ちや風味はそのままに、味わいのコクまでもが忠実に再現されています。
ベースはシャルドネで、きりっとした飲み口なので、幅広い食事とのペアリングができるでしょう。
8位:成城石井 シャメイ スパークリング ホワイトグレープ
10位と同様、成城石井が発売するぶどう果汁をそのままに瓶詰めした、シンプルなジュースタイプ「シャメイ スパークリング ホワイトグレープ」。
果実味豊かな甘みが、口いっぱいに広がります。着色料や保存料を使用していないナチュラルな飲み口が人気。
お子様でも楽しめるので、家族連れのホームパーティには最適です!
7位:カールユング スパークリングドライ
「カールユング スパークリングドライ」は、低音真空蒸留法を採用。風味や味わいをそのままにして、アルコールを抜いたノンアルコールスパークリングです。
スッキリ爽やかな辛口なので、幅広いお料理と合わせられます。しかしながら、度数は0.5%未満という表記なので、妊婦さんやドライバーが飲むという意味では向いていません。
6位:ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン
フランスのロワールで造られるハラール認証のノンアルシャンパン「ピエール・ゼロ ブラン・ド・ブラン」。シャルドネとミュスカ、2種類のぶどうを巧みにブレンドした本格的な味わいが特徴的。
果実味をしっかりと感じられる爽やかな飲み口で、高級感があるので忘年会や新年会などの大人数での集まりにピッタリです。
5位:インヴィノ・ヴェリタス ブリュット・ブランコ
スペイン産のマカベオとアイレン、モスカテルの3種類をブレンドした1本「インヴィノ・ヴェリタス ブリュット・ブランコ」。泡立ちと口当たりがなめらかで、とってもスムースな印象。
フレッシュな果実味を感じますが、後味は爽やかです。
すっきりとした味わいなので、白身魚の料理やカルパッチョなどと合わせて楽しんでみては?
4位:オピア シャルドネスパークリング
保存料を使わずに木樽で熟成、無発酵で製造しているのが特徴の「オピア シャルドネスパークリング」。
フレッシュなリンゴや洋梨のアロマがあってと、ても華やかな印象。料理との相性も抜群で、前菜からパスタ、魚料理まで幅広くあわせることができます。
「たまには休肝日を…」と考える方はもちろん、普段の食事のお供としても最適です。
3位:デュク・ドゥ・モンターニュ
世界の名だたるホテルで採用されている実績がある、本格的な味わいのノンアルシャンパン「デュク・ドゥ・モンターニュ」。
味わいも本格派で、さっぱりした飲み口です。
食前酒や前菜と合わせていただくのが◎。ドライな辛口のシャンパンが好きな方に非常におすすめの1本です。
2位:ベルビニョー
人工甘味料や着色料といった添加物を一切使用せずに、果汁のみを原料にしたナチュラルなグレープジュース「ベルビニョー」。炭酸を加えているので、あくまでも微発泡ではありますが、イタリアのトレッビアーノ特有のフルーティなアロマがとても印象的。
シンプルなぶどうテイストを味わいたいという方におすすめの1本です。
1位:ヴィンテンス(Vintense) スパークリング・ロゼ
今回、1位に選出したのはハイクオリティのノンアルコールワインを数多く出している名門・ヴィンテンスの「ヴィンテンス(Vintense) スパークリング・ロゼ」。
白のシャルドネや赤のメルローも美味しいですが、このシャンパンロゼも格別。泡立ちもしっかりしていて、お料理の味を上手に引き立ててくれます。
色調もチャーミングなピンク色なので、食卓においてあるだけでも見た目の華やかさが一気にかわります。
ノンアルシャンパンで素敵な食卓を!
アルコールを抜く製法も年々精度が増してきて、アロマや味わいをしっかりと味わえるノンアルシャンパンが増えてきています。
ドライバーや妊婦の方はもちろん、普段から飲まれる方もたまには休肝日としてノンアルシャンパンを試してみてはいかがでしょうか?