店舗名 | Upright Brewing Tasting Room |
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住所 | 240 N Broadway, Portland, OR 97227 |
営業時間 | 火曜~金曜 4:30PM~9:00PM 土曜・日曜 2:00PM~9:00PM |
電話番号 | 非公開 |
公式HP | http://www.uprightbrewing.com/ |
こんにちは!「クラフトビール天国」ポートランド在住の東リカです。
今回は、秋も深まるこの季節にもぴったりな“隠れ家的なクラフトビール”のお店に行って来ました。
地下深く、醸造所内にあるテイスティングルーム
今回お邪魔した「アップライト・ブリューイング(Upright Brewing)」は、フランスやベルギーの伝統的なスタイルをパシフィック・ノースウェスト(アメリカ北西部)風にアレンジしたビール造りで知られる、近年注目のブルワリーです。
こちらのテイスティングルームは、ビールの美味しさはもちろん「看板がなくて場所が分かりにくい。しかも醸造所の中にある」と聞いて以来、ずっと気になっていたのです。
お店が入っているのは、ロイド・ディストリクトの1階がカフェのビルの中。建物の奥の方にある矢印に沿って、階段を降りていくと…
もう1フロア下へ…
ようやく到着したかと思いきや、ドアの向こうはまた階段…
「本当にここかな?」という不安感と、「なんだか面白そう!」という期待感が入り混じります。
ドアを開けるとあ、紛れもなくそこは醸造所!!!
噂通り、醸造所の中にあるテイスティングルームにたどり着きました!
秘密基地のような醸造所で作られるユニークなビールの数々に驚き
ビールは、バーカウンターでキャッシュオン形式で購入するスタイル(伝表をつけておいて、後でまとめて支払うこともできます)。
タップ数は12種類で、5oz・12oz・16oz・20ozの他、ピッチャーやグラウラー(樽生持ち帰り用の缶)など、ビールによって多少の差はあるものの、様々なサイズで注文が可能です。
せっかくなので、スタッフにオススメの4種類を5ozずつ集めた試飲セット(フライト)を作ってもらいました。
スタッフがセレクトしてくれたのは、左から樽熟成の桃入りワイルドエール「2019 Fantasia」、18ヶ月間オーク樽で酵母とバクテリアを使ってタートチェリーと共に発酵させたセゾン「Four Play」、オープン発酵で作った「Two Tone」、ジャーマンピルスナー「Engelberg Pilsner」です。
スタッフが一番のお気に入りだというのは、左から2つ目の「Four Play」。かなり癖のある複雑な味わいのビールです。
私が一番好きだったのは......。桃と迷うところですが、一番右のピルスナー「Engelberg Pilsner」。キリリとスッキリ、しっかり苦くて香り高いビールでした。
さらにフライトをもう1種類オーダー!
遅れて来た友人も、私と同じく4種類のビアフライトをオーダー。左からジャーマンラガー「Oktoberfest」、小麦のセッションビール「Little Beers」、前回と被りの「Four Play」、ワイングレープ、ピノ・ノワール入りを使った樽発酵ビール「2019 Oregon Native」。
ワイン好きにもぴったりな樽発酵ビール
ワイン好きの彼女のお気に入りは、ダントツ「2019 Oregon Native」。ビール用酵母を使わず、ピノ・ノワールを収穫したビンヤードの酵母だけで発酵しているそうです。色も赤くてキレイな本当にワインのようなビールです。
また、この中で私が気に入ったのは「Little Beers」。こちらはシトラホップが大量に使われているらしく、しっかりと苦味の効いた軽いながらも満足度の高いビールでした。
どのビールもそれぞれ個性的で、ここでしか味わえないようなものばかり。ビール好きなら飽きずに楽しめ、ビール好きじゃなくても、「これがビール?」と驚くようなビールに出会えるのではないでしょうか。
ビールと音楽とおしゃべりと......チルな雰囲気を楽しんで
このお店は、おつまみとしてポテトチップやコーンナッツがあるくらいで、しっかりとした食事は提供していません。軽いスナックをつまみに、ビールとおしゃべりを楽しむカフェのような空間と言えるかもしれませんね。
また、音楽は隠れ家的な雰囲気にぴったりなアナログレコード。レコードを返したり、変えたりする時の静けさもまた良しなのです。
ポートランドのブルワリーには珍しい地下の空間だからか、外と切り離されたとても心地良いスペースです。
一人でも気の合う仲間とでも、ゆったりとした時間が過ごせると思いますよ。