三重県のクラフトビールを取り巻く現状、それは優れたビールが造られているのにも関わらず、気軽にクラフトビールを楽しむところがない、ということ。地ビールの時代から20年以上の歴史を重ねて、世界最高峰のビール品評会で受賞した「伊勢角屋麦酒」をはじめ、7か所の醸造所が稼働中の三重県。ところが意外にも、県内ではクラフトビールを飲める場がなく、その認知度は評価とは真逆で決して高くないというのが現状です。
こうした「灯台下暗し」の状況に違和感と焦りをおぼえ、クラフトビールをデイリーに楽しめる身近な場所を創設し、三重県のビール文化の発展を目指すのが「Brewer’s Beer Stand 34(ブルワーズビアスタンドサーティーフォー)」。
三重県四日市市に「Brewer’s Beer Stand 34」のオープンを目指し、2018年6月11日(月) からクラウドファンディングで資金調達のプロジェクトにチャレンジしています。三重のブルワー=醸造士によるこのプロジェクト、目標金額は150万円。今回のプロジェクトで集まった資金は、ビールサーバーシステムの導入費用とします。
店の心臓部とも言うべきサーバーシステムには特にこだわり、樽24本を冷蔵保管する冷蔵庫と12本のビールタップを設置、注入スピードやヘッド(泡のコントロール)を種類に合った最適なサービングをすることでおいしいビールを提供するものに。2018年7月13日(金)にプレオープン、2週間後の7月28日(土)にグランドオープンの予定です。
店名の数字「34」は三重県四日市市の先頭の文字をアラビア数字で示したもので、地元への思いを示しており、三重県のクラフトビールに特化したビアスタンドを象徴しています。同時にゲストビールとして全国各地、世界のビールも提供し、さまざまな味わいを楽しんでもらう計画です。
おいしいビールと出会う機会をいかに提供するかが大事だと考えて生まれた本プロジェクト、「Brewer’s Beer Stand 34」の店内は明るく開放的に、カフェ感覚にデザイン。女性が一人でも気軽に立ち寄れるカジュアルな雰囲気にする予定なのだとか。
プロジェクトへの支援は3,000円から20万円まで16コース。遠方にお住まいの方のために、郵送で対応できるリターンも用意しているそうです。
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