心ゆくまでいろいろな種類のお酒を試してみたい……そう思ったことはありませんか? 筆者は学生時代に欧州を旅行した際に、ベルギーのビールのおいしさに衝撃を受けました。25年ほど前なので、「ベルギービール」の存在がそれほど知れ渡っていなかった時代かもしれません。日本で販売されているビールとは違う味わいに、「こんなビールの世界があるのか!」と驚きの連続だったのが今でも昨日のことのように思い浮かびます。
今はベルギービール専門店もありますし、日本国内にも地ビールがたくさんありますので、好きなだけ飲み比べができるようになりました。でも、ベルギービールも地ビールも結構お高いので、なかなか飲み比べはできないですよね。ビールに限らず、いろいろな種類のお酒を試して「自分にとっての最高の味」を探したいという人には、なかなかのハードルになってしまいます。
そんな“お酒探求派”に紹介したいのが、今回取材した「原価BAR」です。原価BARのコンセプトは「お酒を気兼ねなく何杯でも楽しんで欲しいという思いから生まれた、新しいタイプの飲食店」とのこと。1600円(五反田店の場合。「原価BAR 赤坂見附」は1800円、「原価BAR GINZA」は2500円)の入場料を支払うだけで、店内のメニューはすべて原価で楽しめるというシステムになっています。
入場料1600円というと決して安くはないように思えますが、五反田店(2階)のドリンクメニューはこちら!
スーパードライが180円!
筆者は基本的にビールを中心に飲むのですが、アサヒ・スーパードライが180円、コロナ エキストラが260円! 「酒屋価格で飲める」という感じですね。ちなみに原価BARは注文ごとに現金で支払う「キャッシュオン」スタイルのお店で、その都度カウンターで注文して支払いをします。テーブルにお金を入れておくためのグラスが置いてあるので、友達とフードを割り勘で頼みたいという場合は、そこにプールして支払うというやり方もオススメです。
ドリンクメニューで衝撃的なのがこちらです。
ブラックニッカをベースにした氷点下の「フリージングハイボール」は通常80円なのですが(これでも十分に安いですよね)、17時から19時までのハッピーアワーはなんと10円! 10杯飲んでも100円です。
「飲み過ぎにご注意下さい。スタッフが販売を中止させて頂く場合がございます。」とあるので、安いからといって無茶な飲み方は厳禁ですが、筆者のようにグイグイ飲んでしまう人にとっては「飲めば飲むほどお得」といった感じです。
フォアグラはマストですよ!
さて、フードメニューの一部はこちら。
ローストビーフ 500円、3種のジャンボソーセージ 330円というのも魅力的ですが、「フォアグラ 550円」というのがひときわ目を引きます。
フレンチレストランで数千円以上のコースを頼まないとなかなかお目にかかれないフォアグラを550円で食べられるというのはかなりの魅力。原価BARを訪れたら、レバーが苦手な人以外はマストなメニューですね。
五反田店 3階には日本の地ビールも多数そろえています
取材日は時間帯が早いこともあり、3階のお店はオープンしていませんでしたが、この日は特別に3階で扱っている地ビールを提供していただきました。ありがたい!
こちらは日本の地ビールを多数扱っている五反田店の3階。ただし曜日や時間帯によってはオープンしていないこともあるそうです
ウイスキーも多数そろえているので、出合いがあるかも
さて、では五反田店の2階のメニューに戻りましょう。
原価BARではビールやウイスキーのほかにもブランデーやスピリッツ、カクテル類を多数そろえています。そのどれもが酒屋価格。ハッピーアワーに行ってフリージングハイボールをたくさんいただくのもいいですが、リーズナブルなフードを食べながら、酒屋価格で知らないお酒にチャレンジできるというのは大きな魅力なのではないでしょうか。それまで知らなかったいいお酒、一生付き合っていきたいと思えるお酒に出合えるかもしれませんよ。
店名 | 原価バー (原価BAR) |
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住所 | 東京都品川区西五反田2-5-8 野津ビル 2F |
アクセス | 小田急線南新宿駅から徒歩4分、JR山手線代々木駅から徒歩6分 |
電話番号 | 03-6417-9909 |
定休日 | 無休 |
食べログ | https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13123551/ |