呑兵衛の皆さんならご存知かもしれませんが、皆さんが今晩飲むかもしれない、そのウーロンハイやレモンサワー等のサワーに使用されている焼酎のほとんどが甲類焼酎です。140種類というバリエーションが実現できるのも、クセのないピュアな味わいの甲類焼酎だからこそ成せる技。
そこで、無限大の可能性を秘めた甲類焼酎の魅力を探るべく、今呑みに行けるアイドル・呑みドル愛子ちゃんと一緒に、東京・千駄木にある140種類のサワーが味わえる個性派居酒屋「兆治(ちょうじ)」に潜入取材をしてきました!
個性派居酒屋「兆治」の魅力に迫る!
その数140種類以上!種類豊富なサワーのラインナップ
「来てくれたお客さんに楽しんでもらいたい」と数々のメニューを生み出し、今やサワーのメニューは140種類以上にも及ぶそう。しかも、今もなお新メニューを開発中ということで、遊び心に余念がありません。店主の碇谷(いかりや)さんは、日々、甲類焼酎に合いそうな割材を見つけてはメニューに加えているのだとか。ちなみに、サワーは全品400円均一という明瞭会計。
甲類焼酎だからこそできる技!
「甲類焼酎」とは、無色透明でクセのないピュアな味わいが特徴の焼酎のこと。対して、芋焼酎や麦焼酎などの乙類焼酎は、原料の香りや風味を残しているのが特徴。乙類焼酎に比べ、クセがないお酒だからこそ、割材となる素材の味を活かし、無限大の組み合わせを楽しめるのが甲類焼酎の最大の魅力なのです。しかもこの甲類焼酎、実は、糖質ゼロ・脂質ゼロ・低カロリーで、翌日の酔いざめがよいという嬉しい効果もあるんです!
ユニークなネーミングの真相
140種類というサワーの種類の豊富さもさることながら、好奇心を掻き立てるネーミングセンスがなんともイカしています。そのネーミングは、「緑茶サワー」とシンプルなものから、「キムチサワー」や「味噌サワー」とちょっと注文するのに勇気がいりそうなものまで、幅広いラインナップが兆治の売り。もちろん、ここですべての真実を明かすわけにはいくまい。その真相は実際に注文してからのお愉しみ!
いざ個性派居酒屋「兆治」に潜入!
「兆治」は東京メトロ千代田線「千駄木駅」より徒歩2分。ローソン横の路地を曲がると、特徴的な看板が見えてきます。店名の由来は、高倉健さん主演の映画「居酒屋兆治」から拝借したのだとか。
お店に入ると、壁一杯に張り巡らされたおびただしい数の短冊が...。これ、すべてサワーのメニューらいしいです...。
もちろん、お料理のメニューもあります。呑兵衛が喜びそうなラインナップ!
早速、気になるメニューを物色し始める愛子ちゃん。140種類もあると、どれを注文すればいいか迷ってしまいますね...。
緑茶サワー
とりあえず、まずはシンプルな緑茶サワーからいただくことにしました。
緑茶サワーはやっぱり安定の味!「兆治」のサワーは少し焼酎が濃い目で飲みごたえがあります。
コーンポタージュサワー
続いて、コーンポタージュサワーを注文してみたのですが、コーンポタージュの缶と甲類焼酎の入ったグラスがそのままでてきました。どうやらサワーのタネを隠すつもりはないようです。笑
なんとな~く味の想像は出来ますが、恐る恐る飲み始める愛子ちゃん。「コーンポタージュを薄めた感じだけど、意外といけます。」と。
こちらは「たまたまソーセージ」。玉子と魚肉ソーセージを炒めたシンプルなお料理です。決していやらしい意味ではありませんからね!
味噌サワー
続いてはこちらのサワー。
サワーをかき混ぜていると、あることに気がついた様子。
ん?ワカメ?...そう、こちらは味噌サワー!焼酎の味噌汁割りと言い換えてもいいでしょう。
匂いを確かめた後、ゴクリと一口飲んで「冷めた味噌汁の味がします。」と苦笑い。
徐々にハードルが上がるなか、茨城県出身の碇谷さん一押しのおつまみ納豆天ぷらが登場。
味噌サワーを飲んだ後に納豆天ぷらを食べると、なんだか朝食を食べている気分になりますね。笑
キムチサワー
キムチサワーのインパクトがヤバすぎ!キムチがありのままの状態でグラスの上に乗っています!
コーンポタージュサワー、味噌サワーと嫌がることなくチャレンジしてきた愛子ちゃんにとっては、もう怖いものなし。
しかし、怖いもの知らずの愛子ちゃんもつい「辛いっ」...とこの表情!笑
こちらはしめサバ。さすが呑みドル愛子ちゃん。呑兵衛の酒の肴のチョイスをわかっています。
しめサバのこの塩っ辛さがたまりません!お酒も進みます!
おっぱいサワー
そして、最初からずっと気になっていたアレを注文。
これが甲類焼酎を牛乳で割ったおっぱいサワー!おもむろに胸のあたりにおっぱいサワーを当て、この笑顔!男心をくすぐられます!
先ほどのキムチサワーの辛さを牛乳が綺麗に洗い流してくれます。なんだかホッとする味でした。
お酒だけじゃなくおつまみも進みます!こちらはたたみいわし。つまむにはちょうどいいです!
白米サワー
ここまでくれば大体の傾向がわかってます。白米サワーならご飯が上に乗っかっているんだろ!...と思いきや、残念ハズレでした。
白米サワーの正体は、白米ではなく「ミキ」と呼ばれるお米が原料のドリンクです。沖縄の物産店で購入したのだとか。味わいの表現が難しいですが、例えるなら、大福の周りに振りかけられた粉のような味...です。笑
フルーツみつ豆サワー
こちらは碇谷さんオススメのフルーツみつ豆サワー。フルーティーな甘みが女性に人気のメニューです!見た目も鮮やか!
「お酒なのに、なんだかデザートを食べているみたい。」とフルーツを美味しそうに食べます。
ここで揚げ物の定番、アジフライも届きました。揚げたてが一番美味しい!でも、おつまみに合わせるなら甘口のサワーでない方がよさそう...。
そば茶サワー
ということでもう一杯!最後はそば茶サワーで〆ます。やっぱり甘くないサワーの方がおつまみには良く合う!
その他のサワー
その他にも色々と注文していたので、一挙公開!左から「金(ゴールド)サワー」「たんかんミックスサワー」「すっきりオレンジサワー」。どれも甘くないスッキリとした味わいで、おつまみがついつい進んでしまいました!
最後に店内を散策。お手洗いの方へ進むと、ここにも短冊の数々が。
トイレの中にもポエムが書かれた短冊が壁一面にびっしり!思いついた時にコツコツ書き溜めていたらこうなってしまったらしい...。
ポエムをじっと見つめて、読み込んでいる愛子ちゃん。
「おい、小さくまとまんなよ」「お前もな」...どこかのCMで聞いたことのあるフレーズですが、思わずクスっとしてしまいます。笑
トイレの扉には落書き帳が。公衆トイレによく落書きするやついるよな~と思いながら、ここにもお茶目な碇谷さんの遊び心が行き渡っています。
最後に、仲良くなった店主の碇谷さんと別れの挨拶をして家路につきました。
140種類のサワーの真相
そういえば、サワーの名前の由来は?と碇谷さんに質問したところ、「普段は教えないんだけどね」と加えてから、色々と教えてくれました。例えば、「上戸彩サワー」なら、甲類焼酎のオロナミンC割りで、「AKB48サワー」なら、甲類焼酎の缶コーヒー割りなんだとか。どうやら、ユニークなネーミングはCMのイメージから来ているようです。
そして、140種類というメニューの豊富さの真相は、市販されているものを割材にしているからでした。どうりでサワーが今でも増え続けているわけだ...。
おわりに
どんな割材でもちゃんと気持ちよく酔わせてくれるなんて、さすがは甲類焼酎。クセのないピュアな味わいだからこそできる、甲類焼酎の無限大の可能性はまだまだ広がりそうです。
おつまみも色々いただきましたが、やっぱりおつまみに合わせるなら甘くないサワーの方が良く合います。もちろん食べ過ぎてはダメですが、カロリーを気にせずお酒を楽しむことができるのも、糖質ゼロ・脂質ゼロ・低カロリーの甲類焼酎ならではの魅力ですね。
碇谷さんのお茶目な性格と、来てくれたお客さんに喜んでもらうための気遣いが、なんとも居心地をよくしてくれる「兆治」。好奇心旺盛な方は、色んな甲類焼酎の飲み方を体感しに、ぜひ「兆治」に行ってみてはいかがでしょうか?
店名 | 兆治 |
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住所 | 東京都文京区千駄木3-31-15 |
電話番号 | 03-3823-6962 |
営業時間 | 19:00~翌7:00 |
定休日 | 無休 |
食べログURL | http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131106/13023729/ |