最近じわじわと人気が上がってきているプレミアムテキーラ。
NOMOOOでも、テキーラを取り上げた記事が増えてきてその注目度の高さが伺えますよね。
さて、今回ご紹介するテキーラは「ドン・アルバロ」。
ブランコ?アネホ?
テキーラの分類をしっかり理解しよう
まずは、「ドン・アルバロ」をご紹介する前にテキーラの分類についてお話ししたいと思います。
まず原料の使用割合によって、2つのカテゴリーに分類されます。
ひとつは「100% De Agave」という、アガベを100%使用したもの(プレミアムテキーラと呼ばれているのもこれです)。
もうひとつは「Mixtos」という、アガベを51%以上を使用し、他に砂糖やブドウ糖などで人工的に甘みをつけたものを指します。
アガベとは、多肉植物の一種でアロエのような見た目の大きな植物です。
同じ多肉植物で、メキシコのイメージが強いサボテンがテキーラの原料だと間違えて覚えてしまっている方も多いですが、全くの別物です!!
また、アガベにも様々な品種がありますが、テキーラに使用しているのは「アガベ・アスール・テキラーナ」、英名だと「ブルーアガベ」という品種のみです。
また、貯蔵熟成があるかないか、熟成期間によってもさらに主に3つのタイプに分類されています。
①ブランコ
蒸溜後、熟成しないで瓶詰めしたものは「ブランコ Blanco」と呼ばれています。
これは「白」を意味していて、見た目が無色透明なことからきています。
シルバー、プラタ、ホワイトなどと呼ばれることもありますが、ブランコと同義だと思ってしまって大丈夫です。
ブランコはアガベ由来のハーブのような香りが特徴的で、フレッシュさ溢れる味わいが楽しめます。
クセもあまりないので、カクテルベースとしてもよく使われています。
ちなみに蒸留後60日以内の熟成ならブランコと名乗ることができますよ。
②レポサド
2ヵ月以上、1年以内の樽で熟成させたテキーラを「レポサド」と言います。
レポサドは「休ませた(Rasted」という意味。
色合いは薄い黄色で、短期間ではありますが熟成をさせているため樽由来の甘みを感じることができます。
ブランコよりは少し落ち着いた味わいです。
③アネホ
オークの樽で1年以上の貯蔵熟成さてたテキーラが「アネホ」です。
熟成させるのは600ml以下の樽を使用しなければいけない、という規定も定められています。
アネホは基本的に高級テキーラであることが多く、安くても3000円、その中でも高いものだと1万円を超えるものまであります。
1年以上熟成させているため、アガベの味わいよりも、樽由来香りが強く出ていることが特徴的です。
香味はウイスキーにも似ている部分があり、飲み方もゆっくりと時間をかけて楽しむことが一般的とされています。
その他にもブランコと樽醸造したものをブレンドした「ホーベン」やオークの小樽で3年以上貯蔵熟成させた「エクストラ・アネホ」というものもあります。
「ドン・アルバロ」ってなに?
「ドン・アルバロ」は「ブエン・アミーゴ」とともにワインの名門一家に生まれたアルバロ・チェト氏によって造られたオーガニックテキーラです。
「ドン・アルバロ」は「ブエン・アミーゴ」と名前は違いますが、同じ原料・同じ製法で作られていて、違いはドン・アルバロはブランコとアネホである点、ブエン・アミーゴはレポサドのみである点です。
どちらも有機農法で育てたブルーアガベを使用している、原料にこだわったプレミアムテキーラなんです。
ドン・アルバロの味わい
今回はドン・アルバロの味わいをブランコとアネホに分けてご紹介します。
⚫︎ドン・アルバロ ブランコ
こちらがドン・アルバロのブランコです。
自家栽培のオーガニックアガベを100%使用し、自然発酵でゆっくりと72時間かけて作られています。
特徴は豊かなハーブ香。
この独特の香りはオーガニックでしか表せないものです。
さらに天然のアガベの甘みもしっかりと感じることができるほか、クセの少ないすっきりとした味わいが特徴的です。
⚫︎ドン・アルバロ アネホ
こちらがドン・アルバロのアネホです。
アメリカンオーク新樽とバーボン樽で3年以上熟成させています。
3年以上熟成させていますが、エクストラアネホの称号は持たないという、なんとも贅沢な1本。
同商品は、アメリカンオークが生み出すバニラ香だけでなく、新樽とバーボン樽も使用することで、渋みやと苦味といった少し大人な味わいも醸し出しています。
豊かな香味のテキーラとして、世界的にも評価の高いものになっています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
じっくりと丁寧に作ったテキーラは、私たちが想像しているテキーラのイメージを大きく覆してくれます。
ぜひ、まだ知らない新しいテキーラに出会ってみてくださいね。