「守破離」という言葉の意味を皆さんはご存知ですか?
「守破離」とは、考え方の一つです。
簡単に説明すると、個人がレベルアップする過程で
①型を守る。
②型を破る(自分流にアレンジする)。
③型から離れる(型という概念から自由になる)。
と言うことが守破離です。
本日は、それを体現したかのような日本酒「澤屋まつもと 守破離」をご紹介。
同商品に込められた想い、ストーリーに迫ります!
「澤屋まつもと 守破離」
「澤屋まつもと 守破離」は、京都伏見にある松本酒造が醸す日本酒。
現在は二人の兄弟が牽引しており、弟で杜氏の"松本 日出彦"氏は、以前紹介した「醸し人九平次」で有名な「萬乗醸造」で3年間修行。その後、蔵に戻り2年間の見習い期間を経て、2010年に松本酒造の杜氏となりました。
様々な経験を積んだ杜氏が醸す「澤屋まつもと 守破離」は、まさに守破離スピリッツを体現するような日本酒。
これから先もどんな守破離が生まれていくのか、とても楽しみなシリーズです。
「澤屋まつもと 守破離」を造る「松本酒造」とは?
松本酒造は、寛政3年(1791年)創業した老舗の蔵元。「東洋の奇跡」と呼ばれる、幕末~昭和初期にかけての、日本の驚異的な発展、産業を率引してきた建物や設備に贈られる、「近代化産業遺産」に認定されました(平成19年11月)。
昭和50年頃より*「杜氏」を社員として採用し、育成システムを構築。他社の先駆けとなったこの行為は、変わらぬ旨さを提供するためのアイデアでした。
伝統を大切にしつつ、より良いものにするために挑戦するその姿勢。守破離スピリッツはこの頃からあり続けているんですね!
*杜氏とは、酒造りの最高責任者。
酒造りに夢を唱え、本物の純米酒造りをうたう真摯な松本酒造。米は兵庫の山田錦・北陸の五百万石を主力とし、水には伏見桃山の伏水のみを使用しています。
こだわりの日本酒はまさに逸品。松本酒造は京都を代表する蔵元です。
「澤屋まつもと 守破離」シリーズ
澤屋まつもと 守破離 山田錦
酒米の王様、山田錦を使用することで、純米大吟醸である同商品の香味が引き立っています。
上品な酸味と幅のある旨み、心地よい余韻が特徴。味わいのボリュームは控えめに、甘み・香り・アルコール感を抑えて、酸味・旨み・良い苦味で味わいの構成が取られています。
澤屋まつもと 守破離 五百万石
山田錦と並び、酒米の二大トップとして知られている五百万石を使用することで、淡麗でスッキリした味わいに仕上げられています。
さっぱりとした飲み口、キレの良い酸味が特徴。僅かに溶け込んだCO2による、フレッシュなガス感も心地よい商品です。
澤屋まつもと 守破離 雄町
山田錦や、五百万石のルーツとして知られる雄町を使用することにより、エレガントなバランス感となっています。
軽い飲み口、酸味・旨味・良い苦味を主体にした味わいが特徴。フレッシュな食中酒としてお楽しみください。
澤屋まつもと 守破離 秋津地区山田錦
別格な最上級の山田錦である、秋津地区山田錦を使用したことにより、繊細で上品な日本酒が生まれました。
さわやかな酸味、甘みと香りを抑えたシンプルで透明感がある味わいながら、エネルギー溢れる旨みが詰まった逸品。
高価ですが、その分の価値があることは言うまでもありません。
まとめ
「澤屋まつもと 守破離」は京都を代表する日本酒。その一本一本には守破離スピリッツが込められていましたね。
仕事にも役立ちそうな守破離と言う考え方。筆者も自分を見直し、これからは守破離していこうと思います。